ブレイブルーパス(いわゆる東芝)対ワイルドナイツ(いわゆるパナソニック)のリーグワン・ファイナルは、時の経過を忘れさせ、心を揺さぶられる傑作となった。
ブレイブルーパス(いわゆる東芝)対ワイルドナイツ(いわゆるパナソニック)のリーグワン・ファイナルは、時の経過を忘れさせ、心を揺さぶられる傑作となった。
ラグビーW杯2023 フランス大会が始まって早1ヶ月。 秋も深い10月の第1週に、日本は予選突破をかけて南米の強豪アルゼンチンと対戦する。 おはようございます、こんにちは、こんばんは。 レビュー増田です。 予選リーグラウンドは今週が最終週だが、これまでにほとんどのプール突破の2チームが決定しているような状況で、まだ2位が確定していないプールCでも、勝ち点計算としては順位の変動がありうるが、実力差を勘案すればほとんど逆転はないという状況になっている。 そんな中、今日行われる日本 vs アルゼンチンは勝敗の帰趨が予測しづらい一戦で、最終週の試合としてはもっとも注目度と緊張感の高い試合と言える。 アルゼンチンといえば、国際リーグ、スーパーラグビーに代表のクローンチームを送り込む手法で強化を図ったチームの草分け的存在であり、参戦チームのハグアレスは参加当初こそ南半球最強リーグで苦戦していたが、
5チームの総当たりを行うラグビーワールドカップのグループリーグは長い。 すでに9月末、日本の空にはすっかり秋の涼しい空気が流れてきた。 おはようございます、こんにちは、こんばんは。 レビュー増田です。 季節を跨いで行われるラグビーW杯、みんな楽しんでいるだろうか。 プールDの第3戦、遠いフランス・トゥルーズで日本代表はサモア代表と戦う。 サモアとは前大会でも予選リーグで相対し、その時はキックで効率的に攻めた日本が勝利したが、今大会のサモアは今までとは違う。 自国に国際レベルのリーグがないために、W杯ごとに欧州やスーパーラグビー選手で急に代表が結成される彼らは、チームとしてのまとまりに欠き、規律の乱れで反則をしがちという長年の弱点があったのだが、前大会後に国際プロリーグ、スーパーラグビーに自国メンバーで構成されるモアナ・パシフィカを送り込んで、一つのチームとして組織的にプレーできる選手たちを
前回大会王者としてラグビーワールドカップで激闘を繰り広げているスプリングボクスことラグビー南アフリカ代表。大きなプレッシャーにさらされているチームにおいて、長期間に及ぶ膝の負傷から復帰を果たしたシヤ・コリシにかかる期待は大きい。そこで本稿では、今月刊行された書籍『RISE ラグビー南ア初の黒人主将 シヤ・コリシ自伝』の抜粋を通して、南アフリカを象徴する存在の波瀾万丈なラグビー人生を振り返る。今回は、2015年大会の世界に衝撃を与えた日本代表戦について本人が重い口を開く。 (文=シヤ・コリシ、訳=岩崎晋也、写真=AP/アフロ) 日本はただの数合わせでの出場ではないと証明した2015年のワールドカップはイングランドで開催され、数試合がウェールズでも行われた。予選プールには、いくつか好カードが組まれていた。トゥイッケナムではイングランドがオーストラリアを迎え撃つ。ウェンブリーではニュージーランド
残暑もようやくその勢いを失いつつある9月半ばの初秋、月曜未明のキックオフは普通だったら観戦するのを躊躇する時間帯だが、幸いにも日本は今日、3連休の最終日だ。 おはようございます、こんにちは、こんばんは。 レビュー増田です。 フランスで開幕したラグビーW杯は2週目、日本代表はラグビーの母国、イングランドと対戦する。 このイングランド、対戦成績でいうと、日本は勝てたことがない。 ただ「勝てたことがない」でいうと日本は南アフリカにもアイルランドにも勝ててなかったわけで、それがいつ「勝ったことがある」に変わるかはわからない。 実際、日本はすでに全ての国に警戒されるまで地位を上げてきており、強豪国といえど研究を重ね、策を練って当たるようになってきている。 国際的に認知されている日本の強みといえば、ボールを保持しての素早い展開であり、保持しての攻めは強豪国も手を焼くものだ。 なので、増田としては多くの
9月9日に開催国フランスとニュージーランドの対戦で幕を開けた2023年ラグビーワールドカップ。 今日が日本代表の初戦となる。 おはようございます、こんにちは、こんばんは、レビュー増田です。 みんなとまたラグビーW杯を観られて嬉しいです。 いろいろなことが大きく変わった今回のW杯、変わった点なども含めて、試合をレビューしたいと思います。 日本が所属しているプールDには、もちろん世界で強豪とされるチームが所属しているものの、直近の戦績でランキング上位国が不調だったり、ティア2国の激しい追い上げなどで、突破チームどこになるかというのは予想が難しい。 そんな中で、突破の本命と目される2チーム、イングランドとアルゼンチンが今朝対戦し、不調に喘いでいたイングランドが9本のキックでアルゼンチンを沈めて初戦を飾った。 この戦いでは勝ったイングランドも負けたアルゼンチンも勝ち点のボーナスポイントを獲得するこ
みなさんお久しぶりです。4年ぶりですね、レビュー増田です。 はじめに、いま台風が来ていますので、激しい雨風がある地域に住んでいる方は、どうかお気をつけてください。 みなさんの身体の安全や心の安寧は一番大事なことで、W杯といえど所詮スポーツのラグビーとは、較べるレベルにもないことです。 さて。 2019年の日本大会で日本代表は素晴らしい結果を残し、レビューをしていた自分もみんなと楽しめたことがとても嬉しかった。 そのあとの4年で世界があんなことになるとは思いもしていなかったけど、僕はまたW杯を見ることができるし、みんなもまた楽しめるような状況、心境であるならばいいと思っています。 今大会、前回のように逐一レビューできるかはわからないけど、みんなが観戦する際の手助けが少しでもできたら嬉しいです。 グループリーグの展望予選リーグ、日本が入ったのはプールD。 このプールはオーストラリア、ウェールズ
ラグビーワールドカップ日本大会で、スコットランド協会が台風の影響で試合の開催が危ぶまれた際、裁判を起こすことも示唆して延期を求めたことについて、国際統括団体の「ワールドラグビー」は大会規定に反する不適切な発言だったとして7万ポンド、日本円で1000万円近くの罰金を課しました。 大会の規定では1次リーグの試合が中止になった場合延期されることはなく、両チームの引き分け扱いになるとされているため、中止になると敗退が決まるスコットランドのラグビー協会は「スケジュールに柔軟性が全くないのはおかしい。弁護士の準備もしている」と裁判を起こすことも示唆して試合の延期を求めました。 この発言を問題視していた「ワールドラグビー」は7日、委員会での審議結果を発表し「日本が未曽有の大型台風の対応に当たっていた際に、大会の運営がずさんですべてのチームにとって不公平だと感じさせる不適切な発言だった」と指摘して、大会規
10月の第4週、関東はまたも台風21号から変化した温帯低気圧が大雨をもたらし、千葉では河川の氾濫が起きた。 自然災害の多い日本だが、今年の秋はそれがもたらす結果が深刻だ。 ラグビーW杯でも、予選プールの2試合が台風のリスクで中止になったが、その判断は正しかったように思う。 日本が初のノックアウトラウンドに進出したことで話題になったラグビーW杯だが、その他にもこの台風による試合中止や、ティア1の伝統国でないアジア初開催など、2019年大会は歴史に残るW杯になるだろう。 その大会に、史上初の3連覇という新たな歴史が生まれるだろうか。 それとも、ラグビーの母国がそれを阻むだろうか。 ------ 今夜、日産スタジアムではラグビーW杯の準決勝が行われる。 対戦するのは黒衣の絶対王者ニュージーランドと、白のジャージに身を包んだイングランド。 ------ 前大会、自国開催でありながら予選プール敗退と
ラグビー日本代表は今大会をベスト8で終えるも、倒れた場所でボールを拾い、前へと運ぶ歩みはつづく。ラグビーの前進のように。 Tweet Share on Tumblr カテゴリ:ラグビー 2019年10月21日07:00 日本ラグビー、カンパイです! 幸せな気持ちでいっぱいです。こう言うと選手はあまりよく思わないかもしれないですが、本当に幸せな気持ちです。ラグビーワールドカップ、日本は準々決勝の南アフリカ戦に臨み、負けました。率直に言って完敗でした。「南アフリカは強いなぁ」と思いましたし、試合途中に「負けるのだろうなぁ」と思いました。いろいろな縁が重なった自国開催の舞台でも、これほどまでに届かないものなのかと思いました。 でも、試合が終わったときの心はどう考えても「負けた」という色ではなかったのです。うなだれて、悔しさを噛み殺す時間ではなく、目に入るすべての人に「ありがとう!」と伝えたくなる
「先に我々のメンバーを見たことで、相手が作戦を変更してきても、それは私がどうこうできることではない。関係ありません」試合3日前に登録メンバーを発表した南アフリカのエラスムスHCは言った。 ------ ラグビーワールドカップは予選プール1ヶ月の激闘の後、ノックアウトラウンドが始まり、準々決勝の2試合が行われた初日は、イングランドとニュージランドがそれぞれ圧倒的な強さでオーストラリアとアイルランドを封じ込めて準決勝進出を決め、今日行われたトーナメントの反対の山、ウェールズ×フランスは激闘の末にウェールズが勝負をひっくり返し、わずか1点差で試合を制した。 ------ そして夜、準決勝の最後の椅子を巡って日本×南アフリカの対戦が行われる。 日本と南アフリカといえば、4年前のW杯を思い起こさずにはいられれない。 世界中に全く注目されない中、日本は大会の良い試運転になると目論んでいた南アフリカを撃
1週間のご無沙汰、レビュー増田(ありがたく名乗ることにした)です。 ------ これがポストされる19日は、イングランド×オーストラリア、ニュージーランド×アイルランドという非常に興味深い対戦が行われ、レビューのしがいがあることは間違い無いのだが、実は増田はこの1週間、所用で日本におらず、帰国日がまさに19日の夜になる。 なので、これらの対戦をレビューしてポストする頃には、日本×南アという大一番に皆が集中していることになるだろう。 ------ そこで、今回は番外編として、前回の日本×スコットランド戦でも触れたように、増田がマレー半島を北上しながらボーッと考えた南アや日本が取りうる選択肢や展望について触れ、プレビューとしたい。 プレビューで分析すると良いのが、「双方や一方の戦略戦術が機能せず、パッと見で凡戦や圧勝劇なったとしても、そこに遂行にまつわるドラマを感じることができる」という所だ
2019年10月13日、それはラグビーのパスのように、人から人へ、倒れながら、傷つきながらつないだ歴史がついにベスト8に到達した日。 Tweet Share on Tumblr カテゴリ:ラグビー 2019年10月14日07:00 2019年10月13日、新たな歴史が生まれた! 歴史はつながっています。一本の道のように過去から未来へと。今、この瞬間、何かが報われているのなら、それは過去からつながるすべてへの祝福であり、すべての人に等しく訪れる労いなのかもしれないと思います。そう思いたい。そうであったらいいのに。 けれど、決してそうではありません。歴史が一本の道のようになっているのは、瞬間、瞬間であり得たかもしれない無限の分岐のすべてを断ち切って、一本だけを選び取るからです。その切り落とされた分岐の先には別の形の祝福や栄光があったかもしれませんが、切り落とされた瞬間、それはなかったことになり
ラグビーW杯を主催しているワールドラグビー(WR)と大会組織委員会は大型で猛烈な台風19号の到来に備え、12日に開催される2試合を中止にすると発表した。13日の試合については、当日朝までに判断する。組織委はチケット代を全額返却する方針で、2試合中止による損失は20億円近くになるもよう。ただ、台風など悪天候を想定して入っていた保険が効き、経済的な影響はそれほどないのだという。 ラグビーW杯は日本代表の躍進もあって、大変な盛り上がりを見せている。組織委は今月4日に、販売予定総数182万枚の観戦チケットのうち180万枚がすでに売れたと発表した。第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは「大会の経済効果は組織委が試算している4300億円強からさらに上乗せされる可能性がある」と指摘する。 その順風満帆ムードに水を差したのが、この時期としては異例の破壊力を持つ台風19号だ。WRと組織委は気象情報の
ラグビーワールドカップ日本大会で、スコットランドの1次リーグ最終戦となる日本戦は、台風19号の影響を受けるおそれがあり、大会の組織委員会は、当日、13日の朝に開催の可否を判断するとしています。11日、スコットランドのラグビー協会が会見し、「延期をしても、場所を変えてもかまわないので、試合を行ってほしい」と試合を開催するよう強く訴えました。 試合は台風19号の影響を受けるおそれがあり、大会の組織委員会は、当日、13日の朝に開催の可否を判断するとしています。 大会の規定では、1次リーグで中止になった試合は延期せず、引き分け扱いとなって、両チームに勝ち点「2」が与えられます。 同じグループのアイルランドが12日のサモア戦で決勝トーナメント進出を決めた場合、スコットランドは日本戦で勝ち点「2」を得ても、1次リーグ敗退が決まります。 スコットランドラグビー協会のマーク・ドットソンCEOは11日、横浜
記者会見に臨むラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズHC(2019年10月3日撮影、資料写真)。(c)William WEST / AFP 【10月10日 AFP】ラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は10日、超大型の台風19号(アジア名:ハギビス、Hagibis)の接近に伴い、安全上の理由からW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のプール最終戦が中止になったことを受け、この台風がチームに「絶好の機会」をもたらしたと述べた。 台風が日本列島に接近する中、組織委員会は12日に予定されていたイングランド対フランス戦とニュージーランド対イタリア戦を中止するという前例のない措置を取った。 この結果、フランスと勝ち点2ずつを分け合うことになったイングランドは、プールCを首位で通過することになった。 今大会で無敗のイング
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は10日、豊田スタジアムで12日に行われる予定だったニュージーランド―イタリアなど、2試合を中止にすると発表した。この結果、決勝トーナメント進出の可能性があったイタリアは戦わずして敗退が決定。愛知・豊田市内で会見に応じたセルジョ・パリッセ主将は「こんな決定はおかしい」と訴えた。 【画像】台風問題の裏で大流行!? 「絶賛の逸品」と海外メディアが紹介した“意外なメイド・イン・ジャパン”の写真 イタリアが台風に泣いた。勝ち点10で3位からニュージーランド戦で逆転突破を狙っていたが、中止により、両チームに勝ち点2が与えられる形に。ニュージーランドは勝ち点16、すでに全日程を消化していた南アフリカは同15で1、2位が確定。イタリアは勝ち点12で戦わずして敗退が決まった。 「素晴らしいチームと試合をする機会が失われたことはつらい」と語ったパリッセは「ニュージーラン
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