展覧会「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」が、東京のアーティゾン美術館にて、2023年6月3日(土)から8月20日(日)まで開催される。 1960年代までの抽象絵画の展開を紹介フランティセック・クプカ 《赤い背景のエチュード》 1919年頃 石橋財団アーティゾン美術館「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」は、20世紀美術の主要な動向である抽象絵画の歴史をたどる展覧会だ。抽象絵画の発生から1960年代ごろまでの展開に着目し、フランスを中心とするヨーロッパ、アメリカ、そして日本における動向を軸に紹介する。 アンドレ・ドラン 《女の頭部》 1905年頃 石橋財団アーティゾン美術館フランスでは、19世紀中頃に写真技術が発明されたのち、印象派が誕生。以後、平和と豊かさを享受した19世