アフガニスタンでは、イスラム主義勢力タリバンが復権して以降、国際社会からの支援が停滞するなどして、食料不足が一段と深刻化しています。本格的な冬を迎えた現地では、食料を買うため、金銭と引き換えに幼い子どもを嫁がせる親がいるなど、人々は人道危機に直面しています。 アフガニスタンでは去年8月、イスラム主義勢力タリバンが再び権力を掌握して以降、国際社会は、タリバンの統治の進め方や人権状況などを見極めたいとしていて、支援が停滞しています。 こうした中、首都カブールなど都市部では食料品の値段が上がっていて、食料を十分に手にすることが困難になっています。 特に地方では一層深刻で、西部ヘラート州にある避難民キャンプには、食べることができなくなった多くの人たちが支援を求めて身を寄せるようになっています。 しかし、国連などの支援が滞る中、食料はほとんど届かず、長引く干ばつの影響も重なって、人々の生活は日増しに