(CNN) 米ワシントン州シアトルを含むキング郡の保健当局は、同郡に住む30代後半の女性が先月、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製の新型コロナウイルスワクチンを接種した後、まれな副反応とされる血栓症を起こして死亡したことを明らかにした。 発表によると、女性は8月26日に接種を受け、血小板減少をともなう血栓症(TTS)で9月7日に死亡。米疾病対策センター(CDC)が診断を確認した。CDCはこれまでに、TTSによる死亡例を全米で3件確認している。 J&Jは、接種後に起きた有害事象の報告と同社の判定結果をすべて米食品医薬品局(FDA)や欧州医薬品庁(EMA)、世界保健機関(WHO)、同社のワクチンを承認した他国の保健当局に伝達していると強調。「早期発見と効果的な治療のため、前兆や症状についての認識を高める取り組みを強く支持する」と述べた。 CDCは声明で、この女性の症例がJ&J製ワクチ