英紙「ガーディアン」にパプアニューギニアで再発した黒魔術に関連する事件が取り上げられた。1週間で5人が殺され、犠牲者には吊り下げられた13歳の子供も含まれる。 高地の村と低地に広がる町とに分かれたパプアニューギニアでは誰もが周知する問題にもかかわらず、襲撃が繰り返されるのを阻止することができない。痛ましい事件の生存者の多くは体に障がいを抱えながら生活を続けるが、生き残る者は少ないのが現実である。 最近起きた事件はパプアニューギニアの東セピック州で女性と10代の学生が殺害され、また同じ村で誘拐された13歳の男子の遺体が吊り下げられた状態で見つかった。 警察によれば、事件に関与したと思われる人物は、その動機を「魔女狩り」だったと説明しているという。 2月に15km離れた村で男性が病で亡くなったのを発端に罪のなすりつけが始まった。同じ週に別の村でも黒魔術を理由に男性とその息子が殺害された。 魔女