【読売新聞】 アダルトビデオ(AV)に出演した女性に契約書を交付しなかったとして、警視庁は5日、東京都品川区、映像制作会社役員の男(50)をAV出演被害防止・救済法違反容疑で再逮捕した。出演者の被害防止のため今年6月に施行された同法
規制が厳しくなることで適正AVに出演してきた女性たちが違法AVに流れる可能性も 以前から撮影内容の説明やNG事項の確認は綿密に行われていたが、ベテラン女優であれば契約書は形式的だった。サインも撮影日の数日前から当日に行うこともあったが、新法では時間的なしばりが大きく、販売元にも悪影響を与えている。さらに撮影を行ったとしても、1年以内に女優が「親にバレて反対された」などの理由で無条件の契約解除を求めれば、販売停止となり、大損害をこうむってしまう。 そもそも新法成立以前から、日本プロダクション協会会員のプロダクションでは、出演者の人権に配慮し、保護者の同意なしで未成年者と契約しない、撮影内容を説明する、撮影前の性病検査を実施する、著作権の所在を明確にするなどの審査を通ったものだけを「適正AV」として販売、業界内での自浄作用を働かせてきた。一方で協会に所属しない悪質業者によるものや、個人撮影、同
与野党超党派議員による「アダルトビデオ(AV)出演被害防止・救済法案」についての審議が25日の衆院内閣委員会で行われ、立憲民主党は性行為を伴うAVを禁止する法律の制定を別途、検討していく方針を示した。 法案では撮影時の性交を…
AV出演強要は「問題ある契約」のみ全年齢で取り消し可能 18、19歳の取り消し権は断念 支援団体は「被害救済できない」 成人年齢引き下げに伴う18、19歳の若者を狙ったアダルトビデオ(AV)出演強要問題に関し、自民、公明の与党は13日、プロジェクトチーム(PT)を発足させ、全年齢を対象に「問題のある契約はいつでも取り消し可能にする」との新法創設を目指す方針を固めた。保護者の同意がなければ、契約を解除できる「未成年者取消権」と同等の措置を18、19歳に適用することを検討していたが、法的に難しいと判断した。(佐藤裕介) 未成年者取消権なら、保護者の同意がないというだけで契約を解除できたが、与党が検討する内容の法律だと、被害者側が「問題のある契約」だったと立証する必要性に迫られる可能性もある。支援団体から批判の声が上がっている。 PTは立法措置の基本的な考え方として「18、19歳に限らず、全ての
韓国では、性犯罪の前科がある人物の個人情報を一般市民が知ることができる制度があり、ウェブやアプリで簡単に検索できる。強まる個人情報公開の背景には、市民の強い警戒心がある。 ●2000年から公開韓国の国会で2日、性犯罪の前科がある人物の住所を従来よりも詳細に公開する、青少年保護法の改定案が成立した。 これにより、以前は「邑・面・洞」という最小の行政単位までだった公開範囲が、「道路名および建物番号」まで拡大される。 つまり、該当人物がどの建物に住んでいるのかが分かるようになった。マンションやアパートなど集合住宅の場合は部屋番号までは明かされないが、一軒家の場合には住居が特定できる。 韓国で「性犯罪者身上公開」と呼ばれるこのような制度は日本に存在しないため、まずは制度について説明したい。 韓国の法務部が今年2月に発刊した『2020性犯罪白書』によると、韓国では90年代後半に「援助交際」が社会問題
早産の危険があると診断され入院するエルサルバドルの女性。同国では母胎が危険な状態にある場合でも中絶が禁じられているPhoto: Fred Ramos / The New York Times 人工中絶は個人の権利だと訴え続けてきたルース・ベイダー・ギンズバーグ米最高裁判事が9月18日に亡くなった。ジェンダー平等に尽くしてきた彼女の死を世界が悼むなか、中米エルサルバドルでは中絶法に関するある議論が物議を醸している。 【画像】性的暴行を受けて流産したら「殺人罪」に…刑期は30~40年、エルサルバドルの闇 9月23日、殺人罪で30年の実刑判決を受けていたシンディ・エラソ(29)が(後に10年に減刑)、6年の刑期に服した後に釈放されたのだ。彼女の罪状は流産によって我が子を「殺した」ことだった。 ドイツメディア「ドイチェ・ヴェレ」によれば、エラソは妊娠8ヵ月のとき、ショッピングモールのトイレで流産し
性被害を受けた3歳の男児を抱きかかえる、レイプクライシスセンターの女性担当者(アフリカ、シエラレオネ・フリータウン、2018年5月、著者撮影) ■アフリカで出会った、13歳で母になる少女の涙 取材をした日はラマダン中で、アザーンという礼拝への呼びかけがどこからか流れると、男性が外に集まり、祈りを始めていた。 【写真】性被害を受けた3歳の男児を抱きかかえる、レイプクライシスセンターの女性担当者 アフリカ、シエラレオネ。首都フリータウンにあるレイプクライシスセンターを訪れる8割以上が18歳未満だという。そこで話を聞かせてもらった子どもたちを一生忘れることはできない。 13歳のアニマタは性被害に遭い、犯人から脅され、家族に相談できずにいた。彼女はセックスで妊娠することを知らなかった。膨らんだお腹に家族が気づいたときは、もう人工中絶するには遅すぎた。淡々と被害を医者に話すアニマタの瞳から、大粒の涙
SNSなどインターネットを通じて、性的・差別的な言葉を投げかけたり、個人を誹謗中傷する投稿が横行している。ターゲットにされやすいのは“物言う女性”たちだ。こうした行為は「オンラインハラスメント」「ソーシャルハラスメント」などと言われるが、その被害はネットを越えて、現実にも大きな影を落としている。 「最近、ストレスがかかることがありませんでしたか?」 仁藤夢乃さん(28)は急な痛みに襲われて駆け込んだ病院の夜間診療で、医師にそう尋ねられた。 思い浮かんだのはある一連のツイートだ。4月、元同級生と名乗る匿名のアカウントが、学生時代に仁藤さんにいじめられたという内容の投稿を繰り返していた。それに呼応して仁藤さんを責めるツイートがタイムラインに溢れた。仁藤さんによると、それらのつぶやきは約80ものまとめサイトに掲載された他、ウェブメディアの記事やYouTubeの動画としてアップロードされたという。
■ SNSの言葉の暴力は命を奪う。 木村花さんが亡くなった。ご冥福を心からお祈りしたい。 木村さんによれば、誹謗中傷は1日100件ペースで最近まで続いていたという。 SNS、特にTwitter上の言葉の暴力は凶器のように心に突き刺さる、そのことを改めて社会に問いかける結果となってしまった。 彼女が「突っ張って見えるけど繊細だ」という報道があった。人は表面的に強く見えても誰しも人間である以上繊細な部分があり、第三者からの度を越した誹謗中傷には耐えられないものだ。 メンタルが強い、弱いという問題で片付けられないし、20代の女性にSNSの言葉の暴力に耐性を求めるのは酷である。 そして、著名人だからと言って例外ではない。著名人であればいかなる誹謗中傷にも「有名税」のように耐えるべきだという風潮はもう終わりにしてほしい。そうでなければ、このような不幸な犠牲は繰り返されるだろう。 ■ 心のバランスを崩
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