グッチは、従業員の中絶費用を引き受けることを約束した。 リークされた文書によると、最高裁判事たちは中絶の権利を認めたロー対ウェイド裁判を覆すことに賛成。米国ではいま、中絶の権利の禁止が危惧されている。そんななかグッチは、自国では利用できない医療を必要とするアメリカ人従業員の費用を負担すると発表。 「グッチは、リプロダクティブ・ヘルスへのアクセスを提供し、特に最も弱い立場にある人々の人権を保護するパートナー組織を引き続き支援していく」と声明で付け加えた。 ラグジュアリーブランドのグッチが本件に関して声を上げるのは、今回が初めてではない。2019年、グッチは当時ローマで開催されたクルーズショーで、この議論に割って入った。これは先頃、米国でアラバマ州が中絶の権利に関する超厳格な法律を制定し、ロー対ウェイド裁判を覆す恐れがあることに着目したもので、政治的なメッセージを含んでいる。 アーティスティッ