【ワシントン=勝田敏彦】17日付米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、日本で新型の豚インフルエンザの感染が広がっており、世界保健機関(WHO)が警戒レベルを世界的大流行(パンデミック)を意味するフェーズ6に引き上げる可能性が高まっていると報じた。 フェーズ6への引き上げ要件は、WHOによる世界地域割り(6地域)で、すでに感染が広がっている米州地域以外の1カ国の地域社会で持続的な「人から人」感染が確認されれば満たされる。同紙は「日本は米州に含まれず、引き上げがあってもおかしくない」とした。ただWHO関係者の見方は引用していない。 フェーズ6への引き上げでは、欧州での流行が要件を満たすことになるかどうかが注目されてきた。 日本での感染者急増は海外メディアの関心を呼んでおり、同紙は日本を「インフルエンザについては格別に神経質で、高齢化が進み、国民全体が清潔好き。地下鉄ではマスクをするのが