数年前のその日、僕はオタク達の集うあるオフ会に出席していた。まだ居心地の良かった秋葉原にメイド喫茶ができるか出来ないかぐらいの時期だったと思う。初対面の人も少なくないオフ会において、臆病な触覚を伸ばしあってお互いに接点を見出すにはアニメやゲームの話題に限る。酒宴の場は、(オタクオフ会にはしばしばありがちなことだが)オタク趣味に関する話題で多いに盛り上がったのだった。 僕が彼に気づいたのは、宴たけなわの一次会の終わり頃のことだった。 「今では、コミケの会場までわざわざ同人誌を買いに来る外国人もいるんですよ。」 「…ですから、日本の萌えは日本発の文化として、大きく羽ばたいていくんです。」 その甲高い声*1は、遠いテーブルにいてもよく聞こえてきて、勿論耳障りなものだった。アルコールでほのかに赤くなりながらも目を輝かせ、いかにオタク文化が優れているのか、いかに将来性あるものなのかを初対面のオタク達
絵の超初心者ド下手くそ人間が、20日間絵を描いて感じたこと わたしは、「文の人」だ。絵を描くのは大の苦手。 そんなわたしが、ひょんなことから絵を描き始めた。 そうしたらおもしろくなって約20日間、なにがしかを描きつづけている。 未知の領域での挑戦は、発見が多い。 また、ここまで絵を描けない人間の挑戦は、あまりネッ…
■ひとが語っていると自分も語りたくなって来るな なんか非モテ体験だけじゃなくて、学校時代のいじめられ体験などを語る人も見かけた。 それに対して、そういう語りをすること自体甘えてるってな嫌悪感全開のコメントをする人がいるけど、なんでそこまで言わなきゃならないのかよくわかんね。 非モテ、オタク、いじめられっこ、コミュニケーション下手、友だちがいない… これらのことはすべてイコールではないが、この中のいくつかが重なってる人はけっこういるんじゃないかなーと自分では思っている。私も、今思えばぜんぜん友達いなかったってことはないけど、学校の人間関係ではいろいろと嫌な目にあってるな。 私が子どもだった頃(30年くらい前だ)は何か必要があるたびに「好きな人と組みなさい」と言われた。理科の実験グループから、バス遠足で隣同士に座る人まで。 私はいつも最後まで残っていた。クラス替えがあるたびに「今度のクラスの女
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