コレガプロレスリング代表を務めながらレスラーとしても試合に出ている崔領二さん(奥)=大阪市福島区で2021年5月26日午後7時13分、清水晃平撮影 新型コロナウイルスが猛威をふるう中、プロレス団体「コレガプロレスリング」(大阪市福島区)が1月に発足し、興行を続けている。「暗いご時世だからこそ、プロレスで元気を与えたい」。背景には代表でレスラーの崔領二さん(41)の熱い思いがある。一方で、コロナ下の興行に嫌がらせも受けている。崔さんは「嫌がらせにもコロナにもギブアップはしない」と話している。 4月20日朝、団体事務所の入るマンション1階のドアや壁などに茶色の画用紙が隙間(すきま)なく貼られていた。それぞれに赤色で2文字「アホ」と書かれ、数は約100枚に及んだ。「感染者を出したわけでもないのに……。そこまでしてやめさせたいんか」。崔さんは一枚一枚はがしているうちに、悔しさで涙があふれたという。