一般論ですけれども、官邸機密費問題というものがありまして、いろんなジャーナリストが既存メディアの元重鎮らが官邸からカネを貰って世論を誘導しようと試みていたことに対して強い嫌悪感を示し、一時期騒ぎになっていました。 本来であれば公平中立であるべきメディアが、政府に都合のいいことを垂れ流すことに対する是非というのは極めて重要なことであって、私も一国民として、この問題には深い関心を寄せています。 一方で、官邸機密費が渡った先という具体的な証拠の話になると、とたんにフェードアウトする部分がありまして、では具体的にどのメディアの誰が、当時の官房長官や副官房などから幾ら貰ったのか、という内容はいまここに至るまで実は良く判然としません。 週刊誌などで語られている官房機密費が渡った先リストというのも、年代や払われた先、そして具体的にどのような影響が当時の通信社、新聞社、テレビ局などの報道論調に現れたのかと