伊勢湾と三河湾のイカナゴ(コウナゴ)漁について、愛知、三重両県の漁業者が6日、今年の禁漁を決めた。両県の調査や漁業者の試験操業で稚魚がほとんど取れなかったため。両県の漁業者が資源管理を始めた1980年代半ば以降、禁漁は昨年に続き2回目。 両県の漁業者代表約40人が三重県鈴鹿市で話し合って決めた。稚魚がほとんど取れなかった理由を、愛知県水産試験場漁業生産研究所の植村宗彦主任研究員は「産卵する親魚が少なかった。前年が少なかった上、夏の高水温で夏眠中のイカナゴが大きく減ったことも影響した」と話す。イカナゴは水温が上がる春から秋に伊勢湾口部の砂地に潜って夏眠するが、調査では生残率9%と、平年の67%を大きく下回ったという。 イカナゴ漁は例年、3月上旬に始まる春の風物詩。愛知県しらす・いかなご船びき網連合会の高塚武史会長(69)は2年連続の禁漁について「来年取れる保証はないが、腹をくくって決断しなけ
おはようございます! 今日はイカナゴ漁、解禁日!!! なんですが、ご覧の通りの時化 沖が時化るとカモメが湾内に避難してきます。 当漁協は本日はイカナゴ漁は出漁なしとなっております。 あしからずご了承下さいm(_ _)m (※他漁協では出漁しているところもあるようです。) 今朝のプール(生簀)...
くぎ煮以外のイカナゴ料理のレシピを競う「イカナゴ料理コンテスト」が3月18日午前10時から、兵庫県水産会館(明石市中崎1)で開かれる。シンコ漁関係者などでつくる兵庫県イカナゴ謝恩実行委員会が主催し、出場者を募集している。 よく食べられるくぎ煮や釜揚げ(塩ゆで)以外の家庭で作るイカナゴ料理を紹介してもらおうと、昨年初めて開催。「蒸しイカナゴのにぎり」をはじめ、アイデアが光る料理が登場した。 書類審査を通過した8組がコンテスト本選に出場。同会館で実際に調理してもらい、審査員が試食して大賞などを決める。くぎ煮や釜揚げに一手間加えたアレンジ料理も可。本選に登場したレシピは、翌年のイカナゴシーズンに配布するレシピに掲載する。 同会館などで配布している応募用紙か、兵庫県漁連シートクラブのホームページ(http://www.seat-sakana.net/)から申し込む。3月12日締め切り。同クラ
THE地域 イカナゴの春が来た 明石市 イカナゴ漁が解禁され、操業する漁船とイカナゴのおこぼれを狙う海鳥=7日午前8時7分、淡路島沖、水野義則撮影 港に上がったばかりのイカナゴを、行列して待つ客らが次々に買い求めた=7日、明石市本町1丁目の魚の棚商店街 水揚げされたイカナゴ=7日午前、明石市の林崎漁港、水野義則撮影 瀬戸内海に春の訪れを告げるイカナゴの新子漁が7日、解禁された。販売のピークとなるこの半月間、街角にはしょうゆと砂糖で甘辛く炊く「くぎ煮」づくりの香りが漂う。活況にわく漁場や市場をまわった。 7日午前7時20分。明石市の林崎漁港を出た漁船「はやしさき丸」は、約20ノット(時速37キロ)で南へ向かった。天気予報では20度くらいまで気温が上がるとされたが、遮るものとてない海の上。風が体温を奪っていく。甲板に座り込み、寒さに耐えること約40分。淡路島西岸沖、通称「5番ブイ」と呼ばれる漁
瀬戸内の春の風物詩、イカナゴのシンコ漁が7日、播磨灘と大阪湾で解禁された。 兵庫県明石市の林崎漁協では漁船11隻が出港し、淡路島西側の海で午前7時ごろに網を下ろした。2隻一組で網を引いてシンコを捕り、もう1隻の船で漁師たちが身を乗り出して網を引き揚げた。 水揚げされた体長3~4センチのシンコは競りにかけられ、初値は1籠(25キロ)当たり5万円と、平年より2倍ほど高い値が付いた。今季はイカナゴの産卵が遅く、例年より解禁が遅れたが、同漁協の尾形直紀参事(48)は「初日は例年より多い水揚げがあった。豊漁を期待したい」と話していた。 同市本町の魚の棚商店街の鮮魚店では、1キロ2300円前後で店頭に並び、甘辛く炊く「くぎ煮」の調理を待ちわびた買い物客らでにぎわった。 一方、神戸市兵庫区の東山商店街では同日午前10時ごろ、シンコが到着。昨年より高い1キロ2500円前後で販売された。(金山成美、奥平裕佑
瀬戸内の春の風物詩、イカナゴのシンコ漁が26日、大阪湾と播磨灘で解禁された。漁況予想で不漁が心配されていたが、初日の水揚げは平年並み。冷たい雨が降る中で漁が行われ、各地の鮮魚店などは甘辛く炊く「くぎ煮」の調理を待ちわびた人らでにぎわった。 兵庫県明石市の林崎漁協では漁船11隻が出港、午前6時20分に一斉に網を入れた。シンコ漁は、イカナゴが潮流に乗って表層を泳ぐ習性を逆手に取って行われ、2隻が一組になって潮流と逆向きに進んだ。 午前8時すぎに初競りがあり、初値は1籠(25キロ)当たり2万8千円前後で平年よりやや高め。明石市本町1の魚の棚商店街の鮮魚店では1キロ1400円前後で店頭に並んだ。 くぎ煮に適した体長3~4センチのシンコが多く、林崎漁協の尾形直紀参事(47)は「今後の豊漁に期待したい」と話した。 一方、神戸市兵庫区の東山商店街にも同日午前から次々にシンコが到着し、1キロ1500円前後
産経WEST 2015.2.20 「異変!春呼ぶイカナゴ漁、過去最低の予想、産卵量は平年の1割か」 播磨灘と大阪湾の春の風物詩、イカナゴのシンコ(稚魚)漁の解禁を前に、県立農林水産技術総合センター水産技術センター(明石市)は、今年の漁況予報を発表した。播磨灘と大阪湾で「昨年、平年とも下回る」となり、昨年まで2年続いて不漁だった紀伊水道で「平年を下回り、昨年並み」と予測。比較できる昭和62年以降、過去最低の漁獲量となる可能性もあるという。 (後略) 節分のイワシについても書いたことですが、私たちにはもはや天然水産資源を「季節感を演出するアイテム」として消費する余裕はありません。「異変」ではなく「当然の結果」なのだと認識を改める必要があります。漁業や鮮魚販売を持続可能なビジネスにしたいのであれば、消費を煽るような商法から脱却すべきでしょう。
今年の2月に兵庫県がイカナゴ(シンコ)の漁況予報を出していたのですが、それによれば播磨灘、大阪湾、紀伊水道のいずれでも、平年を下回っていた昨年をさらに下回る見込み、とのことでした。私が住んでいる界隈でも、「過去最高値」という水準ではありませんが、やはりかつてに比べればやや高い値段がつけられています。しかし妙な“努力”によって価格を抑え需要を維持しても資源状態を悪化させるだけですからね。 郵便局等においてある兵庫県漁業協同組合連合会のチラシ*1には「兵庫県の漁業者はイカナゴを守るために日曜日は休漁しています」と書かれているのですが、本来であれば資源量を科学的に評価し、そこから持続可能な漁獲量を計算し、その範囲内で漁を行なう必要があるはずです。漁期の間休みなしに獲りつづけるよりはましとはいえ、総産卵量が平年の半分(前出の漁況予報より)に見合った対策なのかどうか……。 *1:炊いた釘煮を遠方の親
瀬戸内の春の風物詩、イカナゴのシンコ(稚魚)漁が27日、大阪湾と播磨灘で解禁された。今年は2月に入って最低気温が氷点下となる厳しい寒さが続いたが、時期は平年並み。水揚げ量はやや少なめの幕開けとなったが、漁港や鮮魚店はこの日を待ちわびた人らで早朝からにぎわった。 明石市の林崎漁港では午前5時、赤と緑のラインが入った旗をたなびかせた漁船15隻が一斉に出港した。2隻が一組となり「船びき網」で操業するシンコ漁。晴天に恵まれた大海原に網を引き上げる漁師らの威勢のいい声が響いた。 林崎漁協の初日の水揚げは約1・5トンで、1かご(約25キロ)当たり平均2万円ほど。甘辛く炊く「くぎ煮」に適した体長3~4センチにまで育っているという。同漁協の仲谷宏参事(59)は「大阪湾では水揚げが好調と聞いたので、これからが楽しみ」と話した。 神戸市兵庫区の東山商店街には午前9時ごろ、シンコが到着。「丸和水産」では1キロ8
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