惜しまれつつ天に召されたアニソンの帝王、水木一郎 この日よ、来てくれるな、来てくれるな―― と念じていた日が、とうとう来てしまった。かねてより闘病中だった “アニソンの帝王” こと水木一郎アニキが、去る12月6日、惜しまれつつ天に召されていった。 悔しい。そしてこのとてつもない喪失感―― 菊池俊輔先生も渡辺宙明先生も、そして水木一郎アニキまでがそちらの世界におられるなんてずるい。悔しい。 よみうり大手町ホールにて堀江美都子さんとの共演で(そして豪華ゲストのサポートにより)催されたコンサート、『ふたりのアニソン』に出演されたのは、つい先日11月27日のこと。 つまりアニキは、亡くなる直前といっていいようなタイミングで私たちの前に姿を見せてくださり、そして最高の笑顔を見せてくださったのだ。きっと肉体的には、想像を絶するほど辛い状況だったと思うのに、ファンの気持ちに応えてくださり、私たちの前では