世界では今、インプットされたデータから文章や画像などを自動で作り出す「生成AI」の技術が急速に進化しています。こうした中、中国では「生成AI」を使って亡くなった人を「復活」させるビジネスが登場し、論争を…
【中国特集】わずか1年でポケモンブームを巻き起こした中国TCG市場…唯一無二の管理システムを構築し世界トップクラスのユーザー体験を提供 ▲「ポケモンマスターズ・上海」で中国全土のチャンピオン達が、株式会社ポケモン 代表取締役社長 石原恒和氏と並んで登壇 【目次】 ■世界ギネスと並ぶ大興行となったポケモンマスターズ・上海 ■40年のTCG市場は日本・米国が世界をリード。“最後の秘境"だった中国市場 ■1年で実現した中国ポケモンブーム、日本IP中国展開史の金字塔 ■中国攻略の鍵はCRM、世界最先端のユーザーエクスペリエンス ■世界ギネスと並ぶ大興行となったポケモンマスターズ・上海 今回は2023年12月16-17日で行われた「2023ポケモンカードゲームマスターズ・上海(宝可梦卡牌大师赛・上海)」を取材した。はじめて簡体字版(中国語)が公式リリースされてから約1年、ポケモンの中国浸透は想像以上
中国のメディアやゲーム産業を管轄する国家新聞出版署は12月25日、新たに105の国内ゲームライセンスを認可したことを発表した。中国メディア新華社通信などが報じている。中国においては、ゲームを正式発売あるいはマネタイズするためには、中国政府からゲームライセンス(版号)を受けなければならない。実質的なゲーム発売許可システムである。この政府によるゲームライセンス承認は急に止まることもあれば、全然進まないことももっぱら。一方で、最近になりゲームライセンス承認がいきなり進んだようだ。 発端となったのは、中国政府が掲げたゲーム規制だ。国家新聞出版署は12月22日、「网络游戏管理办法(オンラインゲーム管理弁法)」の草案を公表し、1月22日まで一般の意見を募るとした(関連記事)。このオンラインゲーム管理弁法は、中国国内で展開されているオンラインゲームに対して、さまざまな観点より管理をおこない、ユーザーの心
中国のメディアやゲーム産業を管轄する国家新聞出版署は12月22日、「网络游戏管理办法(オンラインゲーム管理弁法)」を草案として公表した。1月22日まで一般の意見が募られるとのこと。 今回公表されたオンラインゲーム管理弁法では、オンラインゲームの規制を強化する狙いとして全64条におよぶ法案が記されている。なかでも注目されているのは第18条で、ゲームの遊びすぎや大量課金を規制する内容になっている。毎日のログインや初回ログイン、連続ログインなどに向けた報酬を設定してはならないという。さらにすべてのオンラインゲームは課金の限度額を設定してサービス規約で公開しなければならず、ユーザーが“不合理な課金”をおこなった際にポップアップウィンドウで警告をおこなう仕組みを用意する必要もあるという。 中国ではかねてより未成年者のオンラインゲームへの依存を予防するための規制がおこなわれてきた。たとえば2021年に
2023年の中国ゲーム市場,全体売り上げは初の6兆円超え。国内ゲーム市場は大きく回復したが,海外進出は激しい競争でとどまる 編集部:huan 2023年12月15日,「2023年度中国ゲーム産業年会」が中国・広州市で開催され,「2023年中国ゲーム産業報告」が発表された。 中国音像・デジタル出版協会ゲーム出版工作委員会(中国音数协游戏工委,GPC)主任委員のZhang Yijun氏により報告の説明が行われたが,2023年中国ゲーム産業の状況については,以下の7つのポイントに総括された。 ・業界自主規制が進んでおり,未成年保護が正常化になった ・中国国内ゲーム市場は大きく回復したが,まだ圧力は強く,市場への信頼感を高める必要がある ・新しいビジネスモデルの開拓に成功。技術開発およびその応用に対する模索で,生産効率および収益が向上できた ・海外市場へ継続的にアプローチ。激しい競争の中,海外市場
中国在住の日本人ゲームクリエイターに聞く“中国ゲーム事情” 編集部:S.K.Y 中国最大のゲームイベント「ChinaJoy 2023」。そのBtoBエリアではビジネスを目的として多数の企業が出店していたが,その中に日本の企業複数社による合同ブースがあった。日本の開発関連企業やマーケティングなどの合同ブースだったのだが,そのブースを取りまとめていたのが,グラティークの創業者であり,代表取締役将軍,2017年に中国へと移住したゲームクリエイター高橋玲央奈氏だ。 合同ブースの出展は,2021年のChinajoyから実施している。当時はコロナ禍まっただ中であり,中国でも厳しい外出制限,入国制限が行われていた。日本も程度の差こそあれ,渡航制限などもあり,商談のために海外へ渡航するのが難しくなった時期である。ビジネス的な交流機会が減るわけで,日本市場と中国市場に多少なりとも隔たりができてしまったわけで
台湾のデベロッパーGlass Heart Gamesが手がけたアクションゲーム『Vigil: The Longest Night』が、先月7月に一部地域を除き突如配信停止となった。この件について同スタジオは8月10日、弊誌の問い合わせへの返信の中で声明を発表。またSNS上にもほぼ同内容の声明を投稿し、本作が配信停止となった背景を説明した。 『Vigil: The Longest Night』は、狂気の闇に包まれた世界を舞台にする2Dアクションゲームだ。『悪魔城ドラキュラ』や『Salt and Sanctuary』から影響を受けていることが公言されており、また「クトゥルフ神話」で知られる作家H.P.ラヴクラフト風の散文や、開発元の拠点である台湾の文化、そして中国の剪紙から影響を受けたアートを融合させた世界観が特徴である。 本作では、夜警と呼ばれる任務に就く主人公レイラが、地域にはびこる悪魔の
eスポーツイベント「Road to Asian Games 2022」において、香港代表チームの一員である林奇隆選手の参加資格が取り消された。さらにその翌日、3年間のイベント参加禁止を言い渡された。その処分の原因となったのは、林氏のゲームIDに含まれていた「香港民主化運動に関連付けられる単語」と見られる。 「Road to Asian Games 2022」は、今年の9月23日から開催されるアジア競技大会のeスポーツ部門予選ともいえるイベントだ。アジア競技大会はアジアオリンピック評議会(OCA)が主催する、アジア地域を対象にした国際総合競技大会である。2022年に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの流行の影響を受け1年延期、今年開催となった。同大会は今年初めての試みとして、eスポーツを正式に競技項目として採用。「Road to Asian Games 2022」をアジアeスポーツ連
中国ネット文化最初期から存在した掲示板サイトが消滅 2ちゃんねると同じく、名作スレなどが多数誕生した 中国で現存していた最も古いSNS「天涯社区」が終了した。あらかじめ結論を一言で書くと、「資金不足が原因で終了」した。「中国のSNSが終了」となると、「言論の自由が封鎖された」と思うかもしれないが、必ずしもそうではない。 天涯社区の盛衰については、回顧の記事が中国で多数登場したこともあり、どんなサイトでどれくらい盛り上がってそして終わっていったのかをまとめ、読者には日本の古参サイトに思いを馳せていただければと思う。 まず、天涯社区は何かと言えば、真面目な話題が中心の2ちゃんねるのような掲示板だ。この天涯社区は1999年にスタートしたが、中国のインターネット普及は日本よりもずっと遅かったため、最初期からあるサービスと見なしていい。 なにせ人口が14億人もいる中国で、ネット人口が1億人を突破した
中国の学校で生徒がイベントで披露する予定だった出し物を校長が「日本文化だ」と勘違いして中止させたことにSNSなどで批判が相次いでいます。 校長:「背景の絵や音楽は、すべて日本文化だ。個人の趣味なら構わないが、公開される学校の式典でこういう文化は許されない」 中国・江蘇省の中・高一貫校で今月に撮影された映像です。 式典のリハーサルで生徒が踊りを披露したところ、見ていた校長が「背景の絵や音楽が日本文化だ」と批判し、演目を変えるよう指導しました。 ところが、題材としたのは有名な中国製のゲームで、SNS上では「彼の無知と偏見が見事に示された」などの批判が相次ぎました。 G7(主要7カ国)サミットなどを経て日中関係の緊張が高まるなか、教育現場でも過剰な配慮が行われる現状が浮き彫りとなっています。 画像:中国のSNSから
中国でも(中国向けには発売予定のない)「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ キングダム」発売を待ち焦がれる人々がいる。彼らは発売日が決まったときから淘宝などに出店するゲーム屋に対し、発売日に海外での代理購入を頼み、料金を前払いした。一方で発売日前に一時期データ流出騒ぎがあり、中国のSNSではそれを得たと報告した人にファンから非難の声が多数浴びせられた。 4月には中国で映画「スラムダンク」が記録的な興行収入を記録し、一時は映画館で「こんなに席が埋め尽くされるのは見たことがない」と言われるほど多くの人が映画にお金を落とした。話題の作品だけにスクリーンを撮影して海賊版を配信する人々も出てきたが、「ファンとして映画館で金を落として体感したい」という声もまた多く目にした。 また2023年2月にはこんなニュースも。アメリカで開催されたCapcom Cup IXのストリートファイターVの世界大会(Last
中国では、なんとしても『レインボーシックス シージ』(以下、R6S)を実況配信しようとするゲーマーがいるようだ。Twitterユーザー李老师不是你老师氏のツイートが注目を集めている。はたしてどういった実況配信がおこなわれているのか、あるいはなぜそうしなければいけないのか、見ていこう。 网友投稿 视频中,《彩虹六号》玩家以一种近乎行为艺术的方式直播游戏。据悉,在国内的游戏直播领域,《彩虹六号》玩家与直播平台之间的攻防战一直是一个经久不衰的话题。因《彩虹六号》常年被禁止直播,《彩虹六号》主播与玩家们因此一直都在采用各种方式规避直播审查,研发防止被AI识别判定的方式。 pic.twitter.com/BXDEz4SUmJ — 李老师不是你老师 (@whyyoutouzhele) May 7, 2023 中国の『R6S』プレイヤーと、ライブ配信プラットフォームの間の攻防はよく知られているそうだ。『
なんか論文くさい書き出しになってしまいましたが。 きっかけは先日のツイートです。 興味深いツイートだなぁ。 同じようなことをずっと感じてる。日本人作家の中国小説って良くも悪くも大陸本場のテイストが脱臭されてる。和製麻婆豆腐を食べてる感じ。長くなるから今度ブログで書きたい。 https://t.co/k7OyyyycQh — 春秋梅菊 (@chunqiumeiju) 2023年2月14日 ※追記 記事のきっかけになったツイートなのですが、私が引用元様のツイートの意図とは違う方向まで話を拡大してしまい、そのことでご指摘を受けたので取下げさせていただきました(引用元様には直接謝罪のうえ、ツイートの取消しでご了承いただいてます)。私のツイート趣旨は、この下の文章の通りなので、そのまま読み進めていただければ問題無いかと思われます。 長く中国大陸のコンテンツ(ドラマ・映画・小説)に触れていると、日本人
ゼロコロナからウィズコロナへと一気に変わった中国。ゼロコロナ末期には中国の若い人々が「自由のない生活はうんざりだ」と立ち上がり、「ゼロコロナ」政策への抗議デモを行いました。間違いなく歴史的な1ページとなるでしょう。 ただ、中国人をひと括りにしてはいけません。中国にも、迫りくるコロナや激変する社会、「ゼロコロナ」政策などと関係なく、もともと外出することなくパソコンに向かい続けていたニートのような人々もいます。 話は逸れますが、1990年代の日本のゲームセンター全盛期、東京・板橋のゲームセンターに車が突っ込んで店の壁のガラスが一面大破しても、私を含めた皆が黙々とゲームをプレイしていたことを思い出しました。社会的事件より1プレイのゲームのほうが大事な人の気持ち、わかりますとも。 「World of Warcraft」のサービス終了報道で中国のゲーマーに激震 さて、先日、中国社会の変化にもブレず、
『スプラトゥーン3』内で、中国語による抗議メッセージが数多く目撃されている。日本リージョンや北米リージョンなど、さまざまな場所でこの抗議メッセージが確認されているようだ。一体このメッセージは何なのか。その背景を紐解いていく。 中国内の“ゼロコロナ政策”に反発することを目的とする活動「白紙革命」が、中国国内にとどまらず世界中で発生している(日本経済新聞)。この抗議活動は、11月24日に中国新疆ウイグル自治区・ウルムチ市にて発生した火災の被害者を追悼するために発生したことが発端。抗議に参加したメンバーの主張は「ゼロコロナ政策の撤回」から、やがて「民主主義と言論の自由」「共産党の下野」「習近平の退陣」の要求にまで発展した。そして、こうした中国政府への抗議活動が、現在『スプラトゥーン3』を始め、さまざまな人気ゲームのなかでも発生しているわけだ。 ゲーム内機能を使ったメッセージの例としては、「PCR
米国ゲーム会社Blizzard Entertainment(以下、Blizzard)は11月17日、NetEaseとの中国現地パートナー契約を終了することを発表した。2023年1月23日をもって、『オーバーウォッチ』や『Diablo III』などの現地サービスが停止される見込み。なお、『ディアブロ イモータル』は別の契約に基づきサービス継続するとのこと。 Blizzardの公式声明文では、今回の契約終了は「現存のライセンス契約が来年1月に終了する」ことがきっかけであり、同社の理念に沿うかたちでの契約更新に至ることができなかったと説明された。NetEaseの公式声明文では、最大限の交渉はしたものの、Blizzard社といくつかの条件について合意に至らなかったと、契約終了の理由について無念さをにじませて語った。 Blizzardは自社タイトルの中国展開をNetEaseに委託しており、その契約が
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