リアルタイム性を活用した独自の戦術が花開く。対戦ツールとしての高いポテンシャルを秘めた「リアルタイムバトル将棋」プレイレポート ライター:蒼之スギウラ シルバースタージャパンは2019年3月14日,Nintendo Switch向けダウンロード専用ソフト「リアルタイムバトル将棋」の配信をスタートした。価格は800円(税込)。 本作はその名の通り,プレイヤー同士が同時に駒を動かせる「将棋」である。本作最大の特徴は,やはり先手・後手といった“手番”の概念を廃止し,文字通りリアルタイムにゲームが進行するという点だ。駒の動かし方こそ通常の将棋と同じだが,瞬発力や意識配分なども重要になるため,盤上ゲームというよりはRTS(リアルタイムストラテジー)に近い作品だ。 日本においてテーブルゲームの代名詞として語られる将棋に,“リアルタイム”という一節が張り付いた異質感あふれるタイトルで話題を呼んだ本作だが