スピードスケート女子1000メートルで1位となった高木美帆選手(左)を抱き締める小平奈緒選手=北京・国家スピードスケート館で2022年2月17日、貝塚太一撮影 北京冬季オリンピックのスピードスケート女子1000メートルが17日にあり、高木美帆選手(27)=日体大職=が金メダルに輝き、小平奈緒選手(35)=相沢病院=が10位に入った。かつて「スーパー中学生」と呼ばれた2人は2010年バンクーバー五輪にそろって初出場して以降、共に世界で競い合ってきた。苦しい場面が多かった今大会の滑りを終え、日本のダブルエースは健闘をたたえ合った。 【写真】高木、15秒の抱擁 物語るコーチとの絆 今大会四つ目のメダルは金色。「やっとみんなに『ありがとう』と言える」。高木選手は涙を光らせ、日の丸をなびかせながら場内を回った。小平選手が近づき、2人は抱き合った。 小平選手は中学2年時に、出場資格が14~19歳の全日