多田 哲哉(ただ・てつや)GazooRacing Company GR開発統括部チーフエンジニア・スープラ開発責任者 1987年トヨタ自動車入社。入社後、ABSの電気評価やスポーツABSなどの新システム開発を担当し、1993年にはドイツでWRCラリー用のシャシー制御システム開発等に従事。のちラウム、パッソ、bB、ラクティス、WISH、アイシスなどのチーフエンジニアを勤める。2007年、新たなスポーツモデルの企画統括に携わり、開発責任者として、スバルと共同で86をまとめあげ、のちに現職。 「スープラ」は今から40年前、1978年に初代(A40/A50型)が誕生した、トヨタのスポーツモデルだ。この「スープラ」は実は北米仕様の名称で、第2世代(A60型)までは日本国内では「セリカXX(ダブルエックス)」として販売されていた、といったほうがクルマ好き世代には、ピンとくるかもしれない。 1986年に