秋田県男鹿市の水族館でゴマフアザラシの赤ちゃんが生まれ、愛くるしい姿を見せています。 男鹿市にある男鹿水族館GAOでは、今月19日、ゴマフアザラシのオスの「ゴクウ」とメスの「みずき」の間に子どもが生まれました。 性別はメスで白い産毛に覆われていて、体長およそ80センチ、体重およそ16キロです。 体重は生まれたときより6キロほど増えて、順調に成長しているということです。 赤ちゃんは展示スペースで公開されていて、ひなたぼっこをしてのんびり寝ていたり、元気におっぱいを飲んだりしていました。 水族館に訪れた女性は「目がぱっちりしていてかわいいです。健やかに成長して水族館のアイドルになってほしいです」と話していました。 飼育を担当している佐藤冬果さんは「今の白い毛の姿は生まれて3週間くらいの短い期間だけなので、ぜひ愛らしい姿を見に来てもらいたいです」と話していました。 水族館によりますと、赤ちゃんは
栃木県那須町の動物園で先月生まれたスナネコの赤ちゃん3匹の一般公開が、18日から始まりました。 スナネコはアフリカの砂漠地帯などに生息する世界最小クラスの野生のネコです。 「那須どうぶつ王国」はおととし、国内の動物園で初めて繁殖に成功し、先月2日に同じつがいからオス2匹、メス1匹が生まれました。 3匹の赤ちゃんは順調に育っていることから、18日から母親の「ジャミール」とともに一般公開が始まりました。 体重は生まれたときのおよそ5倍の400グラムほどに増え、じゃれ合う姿や、ジャミールに毛繕いしてもらう様子が見られ、訪れた人たちは愛らしい姿を楽しんでいました。 感染症対策のため、一般公開は午前11時から午後2時までの3時間限定で、見学できる時間も家族連れなどのグループ単位で短く設定されるということです。 子どもを連れて足利市から訪れた女性は「すごくかわいくて『天使』に例えられるのを実感しました
パンダの赤ちゃん、かわいいですよね。 11月に1歳の誕生日を迎えました。 このパンダ、どこに行けば会えるか知っていますか? 上野? …違います。和歌山です。 実は和歌山では7頭と中国以外では世界で最も多くのパンダが飼育されているのです。 いったいなぜ、こんなにたくさんのパンダがいるのでしょうか? (和歌山放送局 福田諒) 11月22日に1歳になったメスの赤ちゃんパンダ「楓浜(ふうひん)」 生まれた時はわずか157グラムしかなかった体重も、今では28キロ近く。すくすく成長しています。 パンダの1歳って赤ちゃんなの? そんな声も聞こえてきそうですが、まだ竹を食べることができず母乳で育っているので、立派な赤ちゃんです。 10月からは屋外運動場での公開も始まり、多くの観光客が訪れています。 そんな「楓浜」が飼育されているのが、和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」 現在、7頭と日本
アメリカでは、17年かかって地上に現れるセミの仲間が、東海岸や中西部で大発生していて、首都ワシントンも大きな鳴き声に包まれています。 アメリカ東部から南部、中西部にかけて分布するこのセミの仲間は、17年かかって幼虫から成虫になり、地域ごとに決まった周期で出現することから「17年ゼミ」と呼ばれています。 ことしは、個体数が最も多いとされる周期にあたり、発生するセミの数は最大で数兆匹に達すると推定する研究者もいます。 首都ワシントンの観光名所ワシントン記念塔がある公園でも17年ゼミが大発生していて、周囲は大きな鳴き声に包まれています。 場所によっては近くにいる人の声も聞こえないほどです。 地元の住民は「とてもうるさいですが、徐々に耳が慣れてきました」と話す人や「17年に1回のできごとなので、楽しんでいます」という人などセミの大発生に反応もさまざまです。 17年ゼミが、決まった周期で大量に発生す
アミメニシキヘビは31年前にも市街に脱走して大騒動を起こしていた。 1990年9月3日午前8時ごろ、青森県むつ市のマエダ百貨店が駐車場の特設会場で開催していた「世界のヘビ・大爬虫類展」で、展示していたアミメニシキヘビがアルミ製の飼育箱からいなくなっていることに、飼育員が気づいた。すぐに同県むつ署に連絡。地元警察と消防団員ら約100人と警察犬による大捜索が始まった。 【写真】逃げ出したアミメニシキヘビの捕獲のため、おびき寄せるエサを設置する飼い主 脱走したのは市の中心部で、住宅が密集していた。毒はないものの、体長5メートル、体重40キロ、最大胴回り30センチの世界最大級の大きさで、生息地の東南アジアでは野生の子牛を丸のみにしたという報告もあっただけに、むつ市は大騒ぎになった。 東京からテレビ局のリポーターもやってきた。責任を感じたマエダ百貨店は24時間体制の「ヘビ捕獲対策室」を設置して従業員
男性は外で働き、女性は家庭を守る、いわゆる性別役割分担意識は、今も日本社会に残っており、特に地方で根強い。 「仕事に復帰したことを、姑に内緒にしている」、「PTA会長になったら、『女性なのに大丈夫か?』と学校長から電話を受けた」、「保育園のお迎えに来るのは母親ばかりだ」といった声を、筆者は各地で聞いてきた。こうした「意識」を変えることはできるのだろうか。 男/女らしさの意識は変わるか 兵庫県豊岡市は「多様でリベラルなまち」を目指し「ジェンダーギャップの解消」に取り組んでいる。特に力を入れているのは「ワークイノベーション」と称する働き方の行動と意識の変革だ。 市役所を含む市内事業所が一丸となって取り組んでいる。前回の記事では、市長がこの問題を優先課題とするきっかけになった人口問題について書いた。特に「若者回復率」や、これまでの慣習への市長自身の率直な反省の言葉を紹介した。 豊岡市の中貝宗治市
伸び縮みする黄色い体に、全身から生える無数の白い毛。つばきやさざんかの葉に群がるこの毛虫、「チャドクガ」というガの幼虫だ。人間の防御をすり抜け、「遠隔攻撃」できる特殊能力を持った、この時期気をつけたい危険な毛虫なのだ。(千葉放送局記者 金子ひとみ) 「かゆい、かゆい、いやだ」。6月6日の夜、3歳の息子が突然わめき始めた。右ひじのあたりに赤い発疹が広がっていた。蚊かダニに刺された?それとも何かにかぶれた?、と思いながら翌朝、近所の皮膚科に駆け込むと医師は患部を見るやいなや、断言した。「チャドクガという毛虫に刺されたのですね」。確かに、前日の日中、親子でアパートの自転車置き場で毛虫を観察したが、手で触れてはいなかった。医師は「触らなくても風で毛が飛んで刺されるんです。この時期に出るんですが、特にことしは多いようです」。飲み薬と塗り薬を処方され、10日間ほどでなんとか症状はおさまった。 「直接触
足を踏み入れると、床には大量の骨が散らばる。目を刺すような悪臭が漂う中、やせ細った猫たちは積み重なったふんの上で餌を求めて泣き叫んでいた―。3月末、札幌市北区の一軒家で、238匹の猫が市や動物愛護団体に保護された。大量に繁殖し、十分に飼育ができない「多頭飼育崩壊」の状態に陥っていたとみられる。動物愛護法を所管する環境省は「1カ所で200匹を超える猫が保護されるのは非常に珍しい」としている。猫の繫殖力は極めて高く、不妊・去勢手術を怠ると1組の猫から2000匹以上に増える可能性があると言われている。(共同通信=大日方航) ▽10匹程度から 何の変哲のない一軒家。ここに50代の夫婦と息子が大家から借り受け住み始めたのは2018年末から。家賃を滞納したため大家が訪れたところ、238匹もの猫を発見した。1階と2階にそれぞれ半数ずつ。特に2階の衛生環境が悪く、猫の皮や骨が散乱していた。大家は、明け渡し
カンガルーの仲間で、笑っているように見える表情から“世界一幸せな動物”と呼ばれる「クオッカ」が、埼玉県東松山市の動物園で7月1日から一般公開されるのを前に報道陣に公開されました。 ことし3月、東松山市の「こども動物自然公園」にオーストラリアの動物園から4頭が贈られ、生息地のオーストラリア以外では唯一の展示になるということです。 29日、報道陣に公開された「クオッカ」は、飼育場に放たれると、最初は警戒した様子でしたが、しばらくすると自由に動いて草を食べていました。 飼育場は、広さがおよそ600平方メートルあり、オーストラリア原産の草木が植えられ、クオッカが住むやぶや林を再現しています。 1日からの一般公開は、感染予防のため当面は午前10時半からの2時間だけで、整理券を配って1人10分、120人に限るということです。 こども動物自然公園の田中理恵子園長は「しばらくは感染予防対策を行いながらの公
アフリカの砂漠地帯などに生息する珍しいネコ、「スナネコ」を飼育している栃木県那須町の動物園で、国内の動物園では初めてとなる赤ちゃんが生まれました。 スナネコは、アフリカなどの砂漠地帯などに生息する世界最小クラスのネコで、赤ちゃんの誕生は国内の動物園では初めてだということです。 赤ちゃんは、生まれた直後に衰弱状態となったため、人工保育に切り替え、飼育員がミルクを与えるなど懸命に世話を続けた結果、今月18日の時点で、体長は生まれたときの16センチから20センチに、体重は生まれたときの4倍余りの242グラムに育ったということです。 臨時休園中の動物園は、23日から営業を再開する予定で、赤ちゃんについては、来月上旬ごろから動物園の公式チャンネルで映像を公開するほか、来月下旬には一般公開を目指しています。 飼育員の荒川友紀さんは「国内で初めての誕生だったこともあってうれしかったです。感染症の予防など
全国的にも珍しい体が真っ白なスズメが神奈川県藤沢市で見つかり、観察に訪れる愛鳥家たちを楽しませています。 地元の愛鳥家でつくる「藤沢探鳥クラブ」によりますと、先月から藤沢市の引地川沿いにある田んぼ付近で白いスズメが見られるようになったということです。 22日、NHKのカメラが捉えた映像からは、大きさは通常の個体と変わらないものの、体は真っ白な羽毛に覆われくちばしが薄いピンク色になっているのがわかります。 白いスズメは群れに混じって稲穂をついばんだり、木や電線にとまって羽を休めたりしていました。 このうち白いスズメが羽ばたく瞬間をとらえた写真では羽の1枚1枚が白いのが確認できるほか、水辺などで撮られた写真では周囲の茶色のスズメとの違いが鮮明にわかります。 野地さんは「去年の12月に初めて撮影できたときは『やった!』と思ってうれしかったです」と話していました。 また、散歩で訪れた男性は「とまっ
先週、カリフォルニアのビーチに数千にも及ぶピンクでぷっくりした25cmほどの物体が打ち上げられました。これは住み家を失ったただのペニスフィッシュたちです。 Credit: Twitter 英語では「ペニスフィッシュ」の愛称で呼ばれていますが、ペニスでも魚でもありません、なぜこの愛称かはご自分で考えてみてください。 これは海洋無脊椎虫の一種で、南オレゴン州からメキシコのバハカリフォルニア州の間の太平洋沿岸のみに生息する生き物です。この生き物の本当の名前はユムシと言いますが、英語では「太った宿屋の主人」という別名でも有名です。 この残念な愛称とソーセージに似た形状は数億年かけて形成された海岸沿いのU字型の穴を棲家にしているからなのです。その穴は彼らが食事をとったり、排便したりするのにちょうど良い場所とのこと。 穴に隠れて、口から粘液状の網を吐き出し、そばを通りがかったプランクトンやバクテリア、
「チャーハン」は、畑で暮らしていた、文字通りの野良猫。いつもボス猫に追っかけられては、畑の主に救ってもらっていた。ある夏の日、そんなチャーハンが暑さに倒れる。畑の主はチャーハンを保護して、譲渡先に送り出した……。だが、それで話は終わらなかった。 【写真特集】弱虫な野良猫「チャーハン」、甘えん坊な家猫に 神奈川県の辻堂で暮らす友さんは、農業をしたくて10年前に転職し、郊外の畑で野菜を作っている。妻のひかりさんの仕事は、建築設計である。 友さんが車で毎日通う、あたり一面畑のその場所には、いろいろな猫が棲みついている。いつしか1匹の黒猫が友さんになつき、餌を食べに来るようになった。その黒猫にコソコソとついてきて、お余りの餌を食べていく茶白の猫がやって来るようになったのは、3年前のこと。茶と白と半々の毛色なので、「チャーハン」と名づけられた。 彼は“はたけ猫”の中では、ひときわ大柄だった。そして、
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