第196回:WMAロスレスの音楽配信サイト「@MUSIC HD Sound」 ~ 小室氏とavexが提唱するHDサウンドとは? ~ 既報の通り、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社は4月11日、音楽配信の高音質化を目的とした機関「High Definition Sound laboratory」(HD Sound Lab.)を設立し、通信キャリアやハードウェアメーカーと協調して、高音質環境の構築を推進していくことを発表した。 その第一弾として、エイベックス ネットワーク株式会社は6月15日より、高音質な音楽配信サイト「@MUSIC HD Sound」を開設し、配信を開始した。まだ、実験の場といった位置づけのため、大々的なプロモーション活動などは行なわれていない。 しかし、16bit/44.1kHzのサウンドをWMA形式のロスレスでの配信したのを皮切りに、globeの新曲CDリリ
さて、今回は次世代光ディスクフォーマット戦争の軌跡の後編を書き進めていきたいが、その前に読者からメールやブログへのリンクといった形で、意見や感想をいただいた。その中でいくつか気になった点があるので、前編の補足を行なうところからコラムを始めたい。 ■ 前編への追記 まず、フォーマット統一交渉において、0.1mm保護層ディスクの製造が不可能と強く主張し続けた人物を、東芝上席常務待遇デジタルメディアネットワーク社(DM社)首席技監の山田尚志氏だと考えている方が多いようだが、これは別の人物だ。 この交渉では物理記録技術、信号処理技術、アプリケーション技術、ディスク複製技術など、各分野において、Blu-ray DiscとHD DVDのどちらが優れているか、相互に評価し合いながら、統合できる部分は統合していくプロセスがあった。その中でBDのディスク複製技術に関して評価を行なったのはDM社HD DVD推
先週末から東芝HD DVD撤退のリーク記事が多数出ているが、これに関連して多数の電話とメールが入った。先日もある新聞社の産業部記者からの取材を受けたが、大手報道機関は異動サイクルが比較的短く、過去の経緯に関してあまり多くの情報が引き継がれていないことが多い。急に大きなニュースとなったことで、対応し切れていなかったというのが現実なのかもしれない。 それぞれに応じていたが、そこで答えていた内容をコラムとして、ここに残しておきたい。すべてを書ききることはできないが、過去の分裂の経緯と、統一交渉の決裂、それにBDへと一気に形勢が傾いた昨年12月からの流れ、それに今後のことについても、いくつかのポイントを押さえて前後編に分けて紹介する。 ■ なぜ二つの規格が生まれたのか? Blu-ray規格が誕生した大きな理由は、ソニーと松下電器という、光ディスクの技術を数多く持つ企業が手を結んだからだ。両者はそれ
第261回:SonicStage CPの音質補正機能「DSEE」を検証 ~ 高い補正効果。HE-AACエンコードもテスト ~ 1カ月ほど前にリリースされた、「SonicStage CP」の新バージョン4.2。 従来のSonicStage CPにHE-AACのエンコーダ/デコーダを追加したほか、MP3などで欠落した高音域を復活させて音質を向上させる「DSEE」という音質補正エンジンを搭載しているという。実際に、これらが使えるものなのかをチェックした。 ■ 「SonicStage CP」に音質補正機能が追加 SonicStage CPは従来のオーディオソフト「SonicStage」と「Connect Player」を統合して使い勝手などを向上させたもの。今回のアップデートでは、ソフトとしての機能はほとんどそのままだが、気になったのは、MP3などの音質補正機能「DSEE(Digital Soun
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