解説 ●ネットワークのMTUサイズとは ネットワークで通信を行う場合、(通常は)一度に送信可能なデータ(パケット)のサイズには上限がある。例えば、TCP/IPプロトコルで利用されているIPプロトコルでは、1つのIPパケットでは最大64Kbytesまでしか送信できない(IPv4の場合)。 しかし、このような大きなサイズのIPデータを1つのパケットで送信することのできる物理ネットワーク媒体はない。例えばイーサネット(および相互互換性を持つ無線LANなど)では、1パケット(1フレーム)のサイズは最大1500bytesだし、FDDI(光ファイバ)では4352bytesというのが普通である。 このように、一度に送信することができるデータのサイズを「MTU(Maximum Transmission Unit)」といい、ネットワークのプロトコルや媒体ごとに固有の値がある。 MTUサイズよりも大きなサイズ
2006年の4月,日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は「IPv4アドレス枯渇に向けた提言」という報告書を発表しました。私はこの報告書をまとめた番号資源利用状況調査研究専門家チームのチェアをやっていたこともあり,報告書が公開されてから,その後のIPv4アドレスの消費動向について注目していました。 あれから半年以上がたち,既に2007年の新年を迎えました。あの報告書の枯渇時期予測に用いられていたデータは2005年12月のデータですから,枯渇時期予測がされてから約1年が経過したことになります。 そこで,今回は1年前の枯渇時期予測と今年のIPv4アドレスの消費動向を用いて,予測と実際の比較をしてみようと思います。 予測では2012年に割り振りが終了する さて,まず最初に提言書で報告されている枯渇時期予測と2005年12月までのIPv4アドレスの消費動向について,おさらいしてお
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