スイス南部バレー州警察は6日、マッターホルンで1970年に登山中に遭難した日本人男性2人の遺体が見つかった、と発表した。 在ジュネーブ領事事務所によると、発見されたのは、千葉市の及川三千雄さん(当時22)、東京都墨田区の小林正幸さん(同21)。 警察発表によると、2人は、70年8月18日に消息を絶っていたが、昨年9月にマッターホルンの標高2800メートル付近の氷河付近で登山者が遺体と遺品を見つけた。遺族と連絡を取り、DNA鑑定した結果、今年6月から7月にかけて、及川さんと小林さんの遺体と確認されたという。 当時の報道によると、小林さんは70年5月初旬、及川さんは同6月中旬に日本を出発。小林さんは当時、日本の家族に宛てた手紙で「マッターホルン北側へ登る」と伝えていたという。(ジュネーブ=松尾一郎)
太陽光エネルギーだけでの初の世界一周を目指している太陽電池飛行機「ソーラー・インパルス2」が3日早朝(日本時間4日未明)、県営名古屋空港から米ハワイ州オアフ島までの飛行に成功した。公式サイトによると、7200キロ超を約118時間かけて飛行。単独の無着陸飛行としては、米国人冒険家スティーブ・フォセット氏が2006年に達成した「約76時間」を超え、あらゆる機種を通じての新記録だという。 AP通信などが伝えた。スイスの民間チームが企画する同機は、今年3月にアラブ首長国連邦(UAE)をスタートし、東回りでの世界一周に挑戦している。 今回の飛行区間が、最大の難所とされていた。 同機は6月1日、中国・南京からハワイを目指したが、天候不良のため、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)に立ち寄った。悪天候を避けるために1カ月の間、慎重に出発日を見極め、6月29日未明に名古屋を出発した。 ハワイでは約200人がフ
ハワイに到着目前のソーラー・インパルス2。操縦士はアンドレ・ボルシュベルク氏(2015年7月3日撮影、ソーラー・インパルスプロジェクト同日提供)。(c)AFP/SOLAR IMPULSE/JEAN REVILLARD 【7月4日 AFP】(一部更新)太陽エネルギーのみでの世界一周飛行に挑戦中の次世代ソーラー飛行機「ソーラー・インパルス2(Solar Impulse 2、Si2)」が3日早朝(日本時間4日未明)、歴史的な太平洋横断を完了し、米ハワイ(Hawaii)州オアフ(Oahu)島のカラエロア空港(Kalaeloa Airport)に無事着陸した。 元スイス空軍のベテラン飛行士、アンドレ・ボルシュベルク(Andre Borschberg)氏が操縦する同機は、日本からハワイまで118時間、約5日間かけて、世界一周飛行でも最も危険な区間をクリア。グリニッジ標準時(GMT)3日午後4時(日本時
世界一周をめざして飛行中、天候不良を理由に愛知県豊山町の県営名古屋空港に着陸した太陽電池飛行機「ソーラー・インパルス2」が29日未明、米ハワイに向けて離陸した。1日に着陸して約1カ月。慎重に天候を見極めてきた。今回、最大の難関となる太平洋上の飛行に旅立った。 スイス人のアンドレ・ボルシュベルグさんが操縦する機体はスタッフに押されて滑走路まで移動。午前3時過ぎ、翼のLED灯を点灯させながら舞い上がった。順調に行けば、ハワイまでは5日間の飛行になる。 世界一周はスイスの民間団体が企画した。3月にアラブ首長国連邦のアブダビを出発し、インドやミャンマーなどの各都市を経由後、5月31日に中国・南京からハワイへ向けて離陸。天候不良で予定を変更し、計画にはなかった名古屋空港に着陸した。 スタッフは、専用のドーム形格納庫を持ち込み、機体を整備しつつ、飛行の機会をうかがっていた。24日には、機体は滑走路まで
もし世界の注目のなかで逮捕されるなら、チューリッヒの5つ星ホテル「ボー・オー・ラック」に勝る場所はない。とくに、長年にわたる巨額の汚職疑惑で逮捕されるような金満容疑者にとっては、これほどふさわしい舞台はないだろう。 米連邦検察局は、FIFA(国際サッカー連盟)の副会長ら関係者9人を含む14人を、脅迫、通信詐欺、資金洗浄、贈収賄など47の罪で起訴した。世界最大のスポーツ競技団体FIFAの内部では、組織ぐるみの大規模な不正が24年間にわたって続いていた模様だ。 ボー・オー・ラックはそんなFIFA幹部御用達のホテル。そこへ、米当局の依頼を受けたスイスの捜査当局が踏み込んだ。 絶大な権限を握るFIFA理事会は、他でもないこのホテルで「密室政治」を行ってきたらしい。スイートルームの宿泊料金は一泊数千ドル。アルプスの山々を望むチューリッヒ湖岸の広大な庭園に面し、数々の賞に輝いた2つのレストランやメンバ
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