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bookに関するmfluderのブックマーク (763)

  • 書評:幻の近代アイドル史: 明治・大正・昭和の大衆芸能盛衰記 - onoya's blog

    幻の近代アイドル史: 明治・大正・昭和の大衆芸能盛衰記 (フィギュール彩) 作者: 笹山敬輔出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2014/05/15メディア: 単行この商品を含むブログ (11件) を見る 大変面白いである。 アイドルへの関心が高まり、様々にアイドルを語るも出版されているが、アイドルを「アイドル」という語の使用以前の芸能と結び付けて、「アイドル」が現代特有の現象ではないことを明らかにしてくれる、今までになかったであろう。こういうを待っていた。筆者のお名前は聞いたことがなかったが、笹山敬輔さんという方で、文学博士で現在はなんと製薬メーカー(内外薬品)の東京支社長をしているという。参考・ http://mag.sendenkaigi.com/kouhou/201407/cat444/002544.php 筆者は「アイドル」に、受容者側の在り方に着目した定義を当てはめる

    書評:幻の近代アイドル史: 明治・大正・昭和の大衆芸能盛衰記 - onoya's blog
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    mfluder 2014/06/10
    会いに行けるアイドル
  • 『真実 新聞が警察に跪いた日』 - 栄光からの転落 - HONZ

    時代がいくら変わっても、新聞には変わらない役割があります。その重要な 一つが権力監視、権力チェックではないでしょうか。権力監視の力は弱くなってきたと言われていますが、読者のためにも権力監視の役割を放棄するわけにはいきません。北海道警察の裏金問題の報道は、まさにそうした、新聞来の役割を取り戻すための作業でした。 2004年10月、書の著者・高田昌幸氏が北海道新聞取材班の代表として、報道界最高峰と言われる新聞協会賞を受賞した時のスピーチである。このときの「北海道警裏金問題追及キャンペーン」は素晴らしい仕事であった。一連の調査報道は、このほか日ジャーナリスト会議大賞、菊池寛賞も受賞し、北海道新聞の勇名を日中に轟かせた。事件の取材においては警察との「友好関係」が欠かせない警察記者クラブの記者たちが、よくぞ踏ん張って戦ったものだなあと、私も当時感心した記憶がある。 かっこいいなあ新聞記者。頼

    『真実 新聞が警察に跪いた日』 - 栄光からの転落 - HONZ
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    mfluder 2014/05/24
    北海道
  • 幻の近代アイドル史

    1887 年から1945 年にかけて活躍しながらほとんど忘れられている「アイドル」に焦点を当てる。京極夏彦『書楼弔堂』にも登場する“ドースル(堂摺)連”など現代にも通じるアイドル論にして秀逸な大衆芸能史。 第1 章 寄席の女神――絶対的エース竹綾之助(1887 年頃~) 娘義太夫のセンター/娘義太夫の神曲「今ごろは半七さん」/かんざし、ぱらり/ドースル連の「ヲタ芸」/娘義太夫ちゃんねる/竹綾之助は菩薩を超えた/綾之助引退までの軌跡/文豪たちの推しメン/『万朝報』のネガティブキャンペーン/そんなにドースル連が悪いのか? 【コラム】 ポスト綾之助の最有力・竹京子の悲劇 第2 章 笑顔ダイヤモンド――超絶かわいい松旭斎天勝(1914 年頃) Everyday、カチューシャの唄/美人すぎる奇術師/天性の釣り師・天勝の釣りテクニック/天一一座のスーパールーキー/見世物としての奇術/天勝一座のセ

    幻の近代アイドル史
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    mfluder 2014/05/18
    "彼女たちは劇場や寄席が主な活動場所であり、ファンは、劇場や寄席に足を運ぶことでしか彼女たちの芸能に触れることはできなかった。そういう意味では、彼女たちは「会いに行けるアイドル」であった"
  • 「近代仏教」を中心に - 美徳の不幸 part 2

    僕の専門は一応日韓近代宗教史なわけですが、仏教の研究は余りやっていないんですよね(植民地布教の問題を少し前にやった程度)。友人達も多く関わっているこの分野のをちょっとまとめ買い。 ブッダの変貌―交錯する近代仏教 (日文研叢書) 作者: 末木文美士,吉永進一,大谷栄一,林淳出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2014/05/01メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る末木先生を中心とした研究会のまとめ。近代仏教の国際的な拡がりにフォーカスした論考集。近代日の大学と宗教―シリーズ大学と宗教〈1〉 (大正大学綜合佛教研究所叢書) 作者: 江島尚俊,松野智章,三浦周出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2014/03/01メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る知り合いの江島君が編集した論集。仏教系大学って、よく考えたら結構ありますよね。京都だとそれをますます期近

    「近代仏教」を中心に - 美徳の不幸 part 2
  • おかず著『いっき』(一二三書房・2013)は名作! - gurenekoのメモ(終活中)

    いっき ーLEGEND OF TAKEYARI MASTERー(桜ノ杜ぶんこ) (桜の杜ぶんこ) 作者: おかず,一二三書房,うりも出版社/メーカー: 一二三書房発売日: 2013/07/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る 伝説のゲーム『いっき』が、四半世紀以上の時を経て小説化されたと聞き、購入してみた。 原作は「クソゲー」の元祖と一般にされており、著者の「おかず」氏についても失礼ながら全く名を聞いた事がなかったので、どうせ下らない作品だろうと思っていた。 それでも購入した理由は二つあった。第一は余興である。第二は、『いっき』が私の愛したゲーム『アトランチスの謎』と多少の繋がりを持っているからである。 ところが実際に読んでみて驚いた。 まず、単体として十分に面白い時代小説に仕上がっていたのである。自分の生き方に悩む主人公は、農村という狭い社会で苦しみ、初めは功名心を

    おかず著『いっき』(一二三書房・2013)は名作! - gurenekoのメモ(終活中)
  • 馬上駿兵『文豪たちの「?」な言葉』を読んだ。 : やた管ブログ

    馬上駿兵氏『文豪たちの「?」な言葉』(新典社新書)を読んだ。 書は、否定をともなわない「全然」や、「役不足」の用法(役不足の誤用に見える表現については、僕も太宰治の「役不足」:2013年9月26日で書いたことがある)、「女に別れる(女と別れる)」など、現代の用法としては誤りか、おかしいと見られる表現を、近代文学作品の中から博捜し、それらの言葉がどのように使われてきたかを探求している。 それぞれに用例が挙げてあり、古語との関係や、用法の変遷をたどっている。これを読むと、正しい表現、間違った表現という考え方がいかに安直で浅薄なものかが分かるだろう。 言葉を語る上で重要なポイントは、言葉はあくまで単独ではなく、文や文章の中で使われるということだ。その言葉の前後だけを切り出しても、言葉の使い方は分からない。その点、書ではその言葉が使われている、作品のコンテクスト(文脈)をしっかり追うことによっ

    馬上駿兵『文豪たちの「?」な言葉』を読んだ。 : やた管ブログ
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    mfluder 2014/05/05
    "言葉を語る上で重要なポイントは、言葉はあくまで単独ではなく、文や文章の中で使われるということだ。その言葉の前後だけを切り出しても、言葉の使い方は分からない"
  • 【受贈】『貨幣システムの世界史』(増補新版): 雑記@史華堂

    黒田明伸『貨幣システムの世界史―<非対称性>をよむ・増補新版』(岩波書店、2014年)受贈。ありがとうございます。前著刊行から10年余り経ちましたが、新たに補論「東アジア貨幣史の中の中世後期日」(初出は鈴木公雄編『貨幣の地域史』岩波書店、所収)が加わっています。 言うまでもなく、とりわけ前近代の貨幣史を「世界史」の枠組で論じた金字塔で、刊行から時間は経ったものの、いまだ最先端のレベルにある一冊ですね。一部改訂もされているようですが、概ね前著と内容は変わっていません。 とりわけ圧巻なのが新たに加わった「増補新版あとがき」。初版刊行後の研究の経緯について振り返っておられるのですが、まさに世界規模でのご活躍で(元々中国史がご専門でもあるだけに、もちろん単に「英語圏」という意味ではない)、自らを翻ってみるに、「日」という枠組で満足してよいのかどうか、改めて考えさせられました。 もちろん狭い意味

    【受贈】『貨幣システムの世界史』(増補新版): 雑記@史華堂
  • NIKKEI STYLEは次のステージに

    キャリア、転職、人材育成のヒントを提供してきた「リスキリング」チャンネルは新生「NIKKEIリスキリング」としてスタート。 ビジネスパーソンのためのファッション情報を集めた「Men’s Fashion」チャンネルは「THE NIKKEI MAGAZINE」デジタル版に進化しました。 その他のチャンネルはお休みし、公開コンテンツのほとんどは「日経電子版」ならびに課題解決型サイト「日経BizGate」で引き続きご覧いただけます。

    NIKKEI STYLEは次のステージに
  • 屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所

    NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の視聴率が急落だそうである。 http://npn.co.jp/article/detail/70028087/ 観てない? いやぼくも観てないけどね。娘と「ダーウィンが来た!」を観た後観ようととすると娘から「消して!」と言われる。むりやりスイッチを切られる。ドラマ一般が「こわい」からである。とりわけ時代劇は。 そもそも多くの人にとって「クロダカンベエ? なにそれうまいの?」という状態ではないのか。そういう非常識・非国民な手合いのために、おれがひとつ黒田官兵衛まめ知識をさずけてやる。 黒田官兵衛というのは、兵庫県あたりの土豪だったんだけど、中国地方に攻めてきた織田信長、その家臣だった豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)の軍師、まあ参謀みたいなもんになって、その後秀吉の天下統一を大いに助けた、そういう人物だとされている。 まめ知識おわり。 「黒田官兵衛」の人生のどこにドラ

    屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所
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    mfluder 2014/04/05
    面白い! "何が驚いたといって、まさか宇都宮鎮房の謀殺をこんなに正面から描くなんて思いもしなかったからである"
  • 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』解説 by 板垣 恵介  - HONZ

    強ェえ男が好きだ。強ェえ男を見たい。強ェえ男を聞きたい。強ェえ男を笑いたい。強ェえ男に畏怖えたい。 そんな事を50年以上は考えている。書はそんな俺の願望を余す所なく、有り余る程満たしてくれている。 50年以上も”強き者”に目を光らせていたハズなのに木村政彦の名はアンテナに掠った程度だった。力道山戦の敗北、柔道界の政治的な意図、理由は様々であろうが、俺はここで敢えて名前に着眼したい。木村政彦という名前だ。あれはマズい。古来、強ェえ男達の名は聞くだけで人を射すくめる力、語感に満ちている。野見宿禰、宮武蔵、雷電為右衛門もん、嘉納治五郎、武田惣角、王こう齋、牛島辰熊、力道山、植芝盛平、塩田剛三、大山倍達……。ご覧の通りだ。思いつくままに並べただけで怖気づく。何屋か知る前に”この人は絶対強い……”と思い知らせる力がその語感に溢れている。木村政彦……。教師か! 医者か! 耳にした印象と、その実体と

    『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』解説 by 板垣 恵介  - HONZ
  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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    mfluder 2014/03/23
    "小川剛生「卜部兼好伝批判―「兼好法師」から「吉田兼好」へ―」(『国語国文研究』49、2014年3月)"「捏造」に関わったのは、室町時代に吉田神道を確立した、吉田兼倶であるという。兼好は、兼倶により利用され、卜部
  • 「サッカーが勝ち取った自由―アパルトヘイトと闘った刑務所の男たち」

    アパルトヘイト体制下の南アフリカで悪名高かったのがロベン島刑務所である。ケープタウン沖11キロ、周囲は流れの速い潮流で航行上の難所であり、人い鮫がうようよして古くから多くの船乗りが犠牲になってきた。1959年以降南アフリカ政府はここに刑務所を設置し、ネルソン・マンデラを初めとした反アパルトヘイト活動家たちを多数収監して、受刑者たちに対する拷問、私刑、理不尽な暴力、精神的な屈辱などなどが絶え間なく与えられ、非人道的な管理体制が敷かれていた。現在、アパルトヘイト政策の象徴として「アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所」や「原爆ドーム」などと並び「負の世界遺産」に認定されている。 そんなロベン島刑務所で、1960年代に受刑者たちによって設立されたサッカー協会があった。書はそのマカナサッカー協会がいかにして誕生し、そして受刑者たちに尊厳を取り戻させ、自由と民主主義の精神を育んでいったかを描いた

    「サッカーが勝ち取った自由―アパルトヘイトと闘った刑務所の男たち」
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    mfluder 2014/03/12
    "マカナサッカー協会は単に組織を作ったのではなくFIFAの規程を厳格に順守した仕組みとして始められた"技術の向上や個々の喜びだけでなく、政治力や交渉力、調整力を身に着けて行っているところだ"
  • 捏造論文が韓国社会に巻き起こした熱狂と悲嘆 / SAFETY JAPAN [書評] / 日経BP社

    「学者は世間知らずだ」という偏見を持つ人に、今でも時折、出会うことがある。世俗から離れて自分の専門の研究をしていればいい人たちという認識なのだろう。 かつては当にそうだったのかも知れない。明治時代には「研究に熱中していて日露戦争の開戦を知らなかった東大の先生」が世間の話題になったこともあった。 一体その先生は誰か、長岡半太郎(物理学者)、池野成一郎(生物学者)、田中舘愛橘(地球物理学者)、田口和美(医学者)といった当時の東大教授陣が人々の口に上ったという。つまり、「きっとあの人だ」と思わせるような生活態度の学者が多かったのである。 そのようなうわさが流れたということは「国家の一大事にお気楽でいいよな」という、一般からのやっかみがあったと見て間違いないだろう。逆に見れば、大学の研究者はそのような生活が可能なぐらいに保護された、特権的な地位であったのである。 しかし現在の科学者、特に理工系の

    捏造論文が韓国社会に巻き起こした熱狂と悲嘆 / SAFETY JAPAN [書評] / 日経BP社
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    mfluder 2014/03/11
    「国家を騙した科学者」李成柱著 ペ淵弘訳 牧野出版
  • ブラック企業、社員洗脳の手口 - ライブドアニュース

    by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 書籍「ブラック企業経営者の音」の著者に話を聞いている ブラック企業と新興宗教には、共通点があるという 教祖のカリスマ性で信者を洗脳して囲い込むのは、ブラック企業と似ていると指摘 提供社の都合により、削除されました。 概要のみ掲載しております。 関連ニュース ランキング 総合 国内 政治 海外 経済 IT スポーツ 芸能 女子

    ブラック企業、社員洗脳の手口 - ライブドアニュース
  • 網野善彦「日本の歴史をよみなおす」(ちくま学芸文庫)-2 中世の百姓は農業、運輸・材木業、工業、警備業など多角経営をしていた人たち。国家の制限を受けない女や僧侶などは自由に移動できた。 - odd_hatchの読書ノート

    網野善彦「日歴史をよみなおす」(ちくま学芸文庫)-1 後半は「続・日歴史をよみなおす」というタイトルで出版されたもの。ちくま学芸文庫版は二つのの合。「日中世の民衆像」(岩波新書)から10年を経ての講義なので、前著の内容を覆す発言も含まれる。 日の社会は農業社会か ・・・ 「日中世の民衆像」(岩波新書)の主張のさらなる追及。これまでの歴史の見方は農主義的。それは奈良時代のころからの政権が土地を税金のもととし、農をこの国の主要産業とする政策をとってきた(1300年間も)。その強い影響が江戸時代にあって、たとえば城下町と古い町以外には「町」の名は使えない。そのために、港湾都市や貿易都市はそれだけの規模をもっていても「村」と呼ばれた。百姓はもともとは「普通の人」くらいの意味だったが、「農家」とされてきた。でも古文書をみると、農以外の生業を持っている人が百姓とされていた。「頭振」

    網野善彦「日本の歴史をよみなおす」(ちくま学芸文庫)-2 中世の百姓は農業、運輸・材木業、工業、警備業など多角経営をしていた人たち。国家の制限を受けない女や僧侶などは自由に移動できた。 - odd_hatchの読書ノート
  • 「空襲の火は消せない。逃げろ!」と言うと逮捕された・・・朝ドラ「ごちそうさん」

    主人公の夫(東出昌大)が逮捕! ―― 避難を禁止した「防空法」との関係は 出演 / 杏 東出昌大 近藤正臣 高畑充希 キムラ緑子 ムロツヨシ 菅田将暉 ほか ■ 「空襲の火は消せない」と言うと逮捕された ―― その理由は 「防空法」 人気を博したNHKの朝ドラ「ごちそうさん」。 2014年2月第4週の放送で、主人公の夫・悠太郎さんが逮捕されました。空襲にそなえた防空訓練で、「空襲の火は消せない。消火せずに逃げろ! 自分の命を守れ!」と叫んだことが理由です。 悠太郎さんの発言は、今からすれば、市民の命を守るため当然の発言ですが、当時は許されませんでした。当時の法律「防空法」は、「都市からの退去を禁止する」「空襲のときは逃げずに消火をせよ」と定めていました。悠太郎さんの発言は、当時の政府方針に刃向かうものだったのです。 3月第1週の放送では、「地下鉄への避難が禁止されていた」という事実も描かれ

    「空襲の火は消せない。逃げろ!」と言うと逮捕された・・・朝ドラ「ごちそうさん」
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    mfluder 2014/02/28
    "書籍 『検証 防空法―― 空襲下で禁じられた避難』 "
  • 「ごちそうさん」で悠太郎の逮捕はなぜ?「爆弾は当たらない」などの宣伝で犠牲者を増やした歴史を直視(水島宏明) - 個人 - Yahoo!ニュース

    今週のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」。 戦時体制での政府や軍の愚かさや非情さを克明に描いている。今週始めのドラマでは、戦時中に流れていたラジオ放送が登場したが、当時は実際にこんな放送が行われていた。 「空襲はさほど恐ろしいものではないと?」 「そうです。爆弾というものはそれほど当たるものではありません。むしろ防空活動をおろそかにして街を焼けるにまかせる方が恐ろしい。敵の思うツボですから」 東京を始めとする大空襲で大勢の市民が犠牲になった背景に、当時の政府による「無謀な」指示や指導があったことをうかがわせる。 今週の「ごちそうさん」は、実はテレビドラマの歴史上で画期的なものだといえる。 戦時中の政府や軍による「愚かな政策」によって、空襲における市民の犠牲者が膨大になってしまったという過去の歴史を直視し、空襲における国などの無策をこれほど明確に示したことはテレビドラマではかつてない。 「

    「ごちそうさん」で悠太郎の逮捕はなぜ?「爆弾は当たらない」などの宣伝で犠牲者を増やした歴史を直視(水島宏明) - 個人 - Yahoo!ニュース
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    mfluder 2014/02/28
    "水島朝穂"検証 防空法 空襲下で禁じられた避難"法律文化社"防空法"
  • 『日本の戦争と宗教 1899–1945』著:小川原正道「戦時下の宗教」が語りかけるもの()

    筆者は講談社選書メチエから、『日戦争と宗教 1899–1945』を上梓した。2010年に同シリーズから出した『近代日戦争と宗教』の続編であり、前回が戊辰戦争から日露戦争までを扱ったため、今回は第一次世界大戦から太平洋戦争までを対象としている。 この間、戦争に際して日の政府や軍は宗教をどのように取り扱い、宗教界―仏教界、キリスト教界、神道界、新宗教界―は、戦争にどう対峙していったのか。この両書をもって近代の戦争と宗教との関わりを素描することにつとめた。 なぜ、戦争と宗教なのか。筆者がこうしたテーマに関心をもったのは、ある資料との出会いにあった。2003年、筆者は「大教院の研究」(のち、慶應義塾大学出版会より刊行)と題する博士論文で博士号を取得した。大教院とは、明治初期、神道を国教化しようとする明治政府の政策に応じて、神道的教説を国民に布教していく教師を育成する機関であった。 こうし

    『日本の戦争と宗教 1899–1945』著:小川原正道「戦時下の宗教」が語りかけるもの()
  • コラム別に読む : フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 [著]速水健朗 - 松岡瑛理 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    書は現代日事情を土台に政治意識を考える、という斬新なコンセプトに貫かれている。 近年、日人の意識は二分していると著者はいう。他方には地産地消やスローフードに代表される健康志向の「フード左翼」が、もう他方にはマックやB級グルメなど、安さと量を重んじるジャンク志向の「フード右翼」が存在する。多くの日人は後者にあたるという。友人や家族など身近にも当てはまる人はいるだろう。「左翼=革新/右翼=保守」という構図に照らせば、前者は大量生産によるの安全性破壊を批判し、他方後者はに競争原理を組み込み市場多様化を追求する。 一見、政治とは無縁に思える。しかし例えば、アメリカではコーヒーを飲みながらアップル製品でネットニュースを読む都市リベラル層を「スターバックス・ピープル」と呼ぶ。政治は生活スタイルや消費態度の問題でもあるのだ。なぜこれまで両者を切り離していたのか疑問に思えてくる。切り

    コラム別に読む : フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 [著]速水健朗 - 松岡瑛理 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    mfluder 2014/02/02
  • 「ケンカ十段」の実像|好書好日

    伝説の天才空手家・芦原英幸から生前、唯一人だけ取材を許されたルポルタージュ作家・小島一志が、その濃密なる10年の交流をもとに執筆した“魂の評伝”。一志の息子・大志による「… 芦原英幸正伝 [著]小島一志、小島大志 1970年代の実録マンガ「空手バカ一代」で、「ケンカ十段」芦原英幸は、師匠で主人公の大山倍達と比肩しうる人気を集めた。 書は80年3月、極真会館からの除名宣告を受け激高した実在の芦原が、実力で決着をつけようと大山に迫る所から始まる。 伝説の「脱神話化」を目指したなのだが、強さの逸話には事欠かない。総部指導員も歯が立たなかった外国人空手家を子ども扱いし、銃を持った極真会館支部長を一瞬で無力にした。それでいて、無邪気でやたらおしゃべり。指導は進歩的。若いころはアイビースタイルを好んだという。 『大山倍達正伝』の著者が「芦原否定派」からも綿密に裏取りをして削り出した、陰影深い格闘

    「ケンカ十段」の実像|好書好日
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    mfluder 2014/02/02