●ウェブサイト「ファンファン福岡」 福岡の女性を応援する西日本新聞関連ウェブサイト「ファンファン福岡」で、ある子育てコラムが話題を呼んでいる。筆者は、娘に高校3年分の小遣いや定期代など104万円を一括して渡したお母さん。自分なりに工夫しながら生活感を身に付けていく娘と、見守る母親の思いをつづった内容で、異例のアクセス数となっている。 執筆したのは、福岡市で子どもを対象にダンスや体操のスタジオを展開する「MIKI・ファニット」の社長、太刀山美樹さん(47)。高校入学を機に持たせた携帯電話の請求書が、初めて自宅に届いたのがきっかけとなった。予想以上に高かった使用料金を見て、娘に一括渡しを提案。3年間で必要な経費を割り出したのが104万円という額だった。 一括渡しを選んだ娘は以後、さまざまな壁にぶつかっていく。通帳を作ろうと放課後に銀行へ足を運んでも、営業時間が既に終わっていたり。そして娘は…。