障害者の作業所やグループホームを運営する東京都小平市の社会福祉法人で、役員ら複数の職員が長期間、知的障害のある利用者たちに暴行や暴言を加えていたことが分かった。遅くとも5年ほど前には小平市に虐待の通報があったが、市は調査を法人任せにしていたとみられる。昨年には、法人職員が内部告発でネグレクト(放棄)の情報を通報したのに、市の担当者は「虐待じゃない」と受け付けなかった。 長期化した虐待。知的障害で話ができず、被害を伝えられない自閉症の男性利用者は、悲痛な行動に出ていた。(共同通信=市川亨)
東京都小平市の社会福祉法人「ときわ会」で法人役員らが知的障害者に暴行や暴言を繰り返していた問題を巡り、内部告発で市に虐待を通報した複数の職員を法人が特定していたことが16日、職員らの証言で分かった。うち1人は「あなたから相談があったと市から聞いた」と法人役員に言われたといい、市から通報者の情報が漏れていた疑いがある。 同法人の虐待を巡っては、ネグレクト(放棄)に関する内部告発の通報を市の障がい者支援課が受け付けなかったことが既に判明。障害者虐待防止法は、虐待の発見者に通報を義務付けているほか、自治体職員が通報者の情報を漏らすことを禁じている。同課は取材に対し「法に沿って対応しており、通報者の情報を漏らしたことはない」としている。
東京都小平市の社会福祉法人「ときわ会」で法人役員らが知的障害者に暴行や暴言を繰り返していた問題を巡り、内部告発で市に虐待を通報した複数の職員を法人が特定していたことが16日、職員らの証言で分かった。うち1人は「あなたから相談があったと市から聞いた」と法人役員に言われたといい、市から通報者の情報が漏れていた疑いがある。 同法人の虐待を巡っては、ネグレクト(放棄)に関する内部告発の通報を市の障がい者支援課が受け付けなかったことが既に判明。障害者虐待防止法は、虐待の発見者に通報を義務付けているほか、自治体職員が通報者の情報を漏らすことを禁じている。同課は取材に対し「法に沿って対応しており、通報者の情報を漏らしたことはない」としている。
Published 2023/10/15 21:14 (JST) Updated 2023/10/15 23:50 (JST) 障害者の作業所やグループホームを運営する東京都小平市の社会福祉法人を巡り、不衛生な環境によるダニ発生を虐待のネグレクト(放棄)として職員が内部告発で市に通報したのに、担当課が受け付けを拒否していたことが15日、共同通信が入手した音声データで分かった。 この法人では、役員ら複数の職員による知的障害者への暴行や暴言が長期間、続いていたことも内部資料や関係者の証言で判明。複数の職員らが「市は過去にも通報を受けていたのに、きちんと指導しなかった」と訴えており、市の不十分な対応が被害を長期化させた可能性がある。 障害者虐待防止法は、虐待の発見者に市町村への通報を義務付けている。厚生労働省の担当者は「通常は受け付けて調査すべきもの」としているが、市は取材に対し「法に沿って対応
障害者の作業所やグループホームを運営する東京都小平市の社会福祉法人を巡り、不衛生な環境によるダニ発生を虐待のネグレクト(放棄)として職員が内部告発で市に通報したのに、担当課が受け付けを拒否していたことが15日、分かった。法人は「ときわ会」。 ときわ会では、役員ら複数の職員による知的障害者への暴行や暴言が長期間、続いていたことも内部資料や関係者の証言で判明。複数の職員らが「市は過去にも通報を受けていたのに、きちんと指導しなかった」と訴えており、市の不十分な対応が被害を長期化させた可能性がある。 障害者虐待防止法は、虐待の発見者に市町村への通報を義務付けている。厚生労働省の担当者は「通常は受け付けて調査すべきもの」としているが、市は取材に対し「法に沿って対応している」と答えた。
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