九州最大級の多目的アリーナとうたい、佐賀県の整備で5月に開業したSAGAアリーナは今月13日でオープンから半年を迎えた。10月までに約27万人が来場。プロスポーツの拠点として県内のチームを後押しし、コンサートやショーといったエンターテインメントの舞台としても注目される。ただ、駐車場や宿泊施設をめぐる課題も見えてきた。 アリーナ建設のきっかけは佐賀で来年開かれる国民スポーツ大会(今年までは国体)だ。県は2017年、「大会を一過性に終わらせず、長く夢や感動を生み出すスポーツの一大拠点とする」として、施設の計画を立てた。 約8400席を備え今年5月に完成し、「スポーツの拠点」としての晴れ舞台は、早々に訪れた。 プロバスケチーム、佐賀バルーナーズは昨シーズン終盤の5月、男子プロバスケットボール1部リーグ(B1)昇格をかけたプレーオフに進んだ。その会場がSAGAアリーナだった。ここを本拠とすることを