旅行先の看板やテレビで目にした英語をみて、「この単語、このつづりでいいんだっけ?」となる瞬間はありませんか? 大体そういうときは英単語のつづりが、普段自分が使うものと異なることが違和感の原因だったりしますよね。私はオーストラリアでイギリス英語の教育を受け育ったため、日本に帰国してアメリカ英語メインの教科書や町中の看板を見るたびに違和感を感じていました。 今回はアメリカ英語とイギリス英語の違いをベースに、正しいとされるつづりが2つ以上ある言葉をご紹介したいと思います。 イギリス英語とアメリカ英語、なぜ違う? まずはイギリス英語とアメリカ英語の分岐に関する歴史から。 1600年代、まだアメリカがイギリスの植民地だったころは、アメリカ英語もイギリス英語も発音やつづりがほとんど一緒でした。 しかし、1776年にアメリカが独立すると、ノア・ウェブスターが1789年出版の著書「Dissertation