日本の芸能界の大物が長年にわたり性的虐待を続けていた問題で、被害者への補償業務を担うことになった人物は、このスキャンダルは当初思われていたよりさらに根深いものだと話した。 ジャニーズ事務所の解体後、故ジャニー喜多川氏に虐待された被害者への補償業務に専念するため、昨年秋に社名を変えて「SMILE-UP.」が設立された。その代表取締役社長、東山紀之氏はBBCの取材に対して、ほかに2人のジャニーズ事務所スタッフが少年タレントを性的に加害していたと聞いていると明らかにした。
「ジャニーさんの性加害で歪んでしまって、みんな何かに逃げてしまうということはあったと思います。フォーリーブスの北公次さんと、僕の後輩の豊川誕は覚醒剤にハマってしまった。他にもクスリや大麻で逮捕されたジャニーズタレントはたくさんいます。 僕の場合は酒と博打でした。10代で六本木の主みたいに飲み歩いていて、交番のお巡りさんにも『トシちゃん飲ってる?』って挨拶されるくらいでした。NHKのプロデューサーらと賭けマージャンをするジャニーさんの代打ちをしたこともあります。10代の子がそんなことをしてるのに、周囲の大人は何も言わない。異常でしたよね」 性被害を証言した板野俊雄氏 ©文藝春秋 今回、新たに「週刊文春」にジャニー喜多川氏による性被害を証言するのは板野俊雄氏(67)。1975年に3人組グループ「ジャニーズ・ジュニア・スペシャル(JJS)」のリーダーとしてレコードデビューし、その後、ジャニーズで
昨年のアカデミー賞授賞式で、ウィル・スミスが壇上で同じ俳優のクリス・ロックの顔面を殴ったとき、テレビの前にいた世界中の観客を驚かせたのは、実際のシーンよりも、出席者の”リアクションの薄さ”だった。その後は何事もなかったかのように、最後までスムーズに進行した。ウィル・スミスの行動が問題とされたのは、授賞式が終わった後だった。 どうして誰もウィル・スミスを即座に会場から追い出さなかったのか?と後から多くの人が思っただろう。しかし、このように、公の場で何か予期しない問題となることが起きたとき、即座に適切な対応をとるのはそれほど簡単ではない。 1回目の会見とは劇的に違っていた しかし、10月2日のジャニーズ事務所の記者会見でジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦が驚くような発言をしたとき、出席者の対応は、たんに反応しないというところにとどまらなかった。 2日、2回目のジャニーズ事務所による記者会見は
ジャニー喜多川氏の性加害の問題をめぐりジャニーズ事務所が今月2日に記者会見を開いた際、事務所から会見の運営を任されていた会社側が、複数の記者やフリージャーナリストの名前や写真を載せて質問の指名をしないようにする「NGリスト」を会場に持参していたことが関係者への取材でわかりました。 これについてジャニーズ事務所は、事前の打ち合わせに会社が持ってきたメディアのリストに「NG」と書かれていたため「絶対当てないとダメですよ」と伝えたとしたうえで、会場に持参されていたリストについては「関与していない」とする見解を示しました。 4年前に死去した、ジャニー喜多川氏の性加害の問題をめぐり、ジャニーズ事務所は今月2日、都内で2時間あまりにわたって記者会見を開き、会場には300人近い報道陣が詰めかけました。 質疑応答は「1社1問」のルールで、司会者が挙手をした記者を指名する形で行われましたが、この会見の際、ジ
元キスマイ飯田恭平氏、ジャニーズ性加害当事者の会に合流「これまでずっと抑えていた気持ちが溢れました」
ジャニー喜多川氏の性加害の問題を受けて、サントリーホールディングスがジャニーズ事務所に所属するタレントと新たに契約しないことを決めるなど、企業の間で関係を見直す動きが広がっています。 このうち、サントリーホールディングスは、ジャニーズ事務所に所属するタレントの起用方針について、被害者の救済策や再発防止策が十分であるとの納得がいく説明があるまでは新たな契約は結ばないことを決めました。 会社ではガバナンス体制の強化を含めた具体的な被害者の救済策や再発防止策を真摯(しんし)に進めていくことを強く要望するため、11日、書面で事務所に申し入れたということです。 また、日産自動車も会社の人権尊重の方針に反するとして、当面、新たな広告などの販売促進に所属タレントを起用しないことを明らかにしました。 今後は、事務所が行う再発防止などの取り組みを確認し、方針について判断していくとしています。
※このたび堂本光一氏についてデマを発信してしまったので訂正とお詫びの記事を出しました。 shin-fedor.hatenablog.com b.hatena.ne.jp これはあってはならないだろう。以下のブコメをした。 東山紀之新社長、タレント引退へ 「ジャニーズ」屋号変えず再出発、同族経営脱却へ 7日会見 - スポニチ Sponichi Annex 芸能 "焦点のひとつだった「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組む" 正気か?血の気が引いたわ。性加害者の名前を、性加害者の栄誉を温存するという事は実質無傷。日本社会の出直しの好機が潰えた。脱力…… 2023/09/07 08:37 b.hatena.ne.jp ブランド名を温存する問題点「カリスマの栄誉の温存」 ジミー・サヴィルはどうなったか? ブランド名を温存する問題点「全ての性被害者の勇気を奪う」 ブランド名を温存する問題
【独占インタビュー】 服部吉次さん(俳優・音楽家/78歳) 今年3月に英公共放送BBCが報じたジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題のドキュメンタリーを契機に、元ジャニーズJrでシンガー・ソングライターとして活動するカウアン・オカモト氏(27)が実名でジャニー氏を告発するなど、その衝撃は日本中に広がっている。今回、俳優で音楽家の服部吉次氏が小学生の時に受けたジャニー氏からの性被害を告白する。吉次氏は「別れのブルース」「東京ブギウギ」「銀座カンカン娘」などの和製ポップスで知られる国民栄誉賞受賞作曲家・服部良一の次男。長兄は作曲家の故・服部克久だ。(独占インタビュー前後編の後編です) ◇ ◇ ◇ ──ジャニー喜多川氏に弄ばれたあとはどうしたのですか? 「なぜそうなのか、説明するのは難しいのですが、それからもジャニーとの関係は2年半くらい続きました。彼は毎週土曜日に来て、そ
【独占インタビュー】 服部吉次さん(俳優・音楽家/78歳) 今年3月に英公共放送BBCが報じたジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題のドキュメンタリーを契機に、元ジャニーズJrでシンガー・ソングライターとして活動するカウアン・オカモト氏(27)が実名でジャニー氏を告発するなど、その衝撃は日本中に広がっている。今回、俳優で音楽家の服部吉次氏が小学生の時に受けたジャニー氏からの性被害を告白する。吉次氏は「別れのブルース」「東京ブギウギ」「銀座カンカン娘」などの和製ポップスで知られる国民栄誉賞受賞作曲家・服部良一の次男。長兄は作曲家の故・服部克久だ。(独占インタビュー前後編の前編です) 【写真】この記事の関連写真を見る(17枚) ◇ ◇ ◇ ──なぜ、今過去の性被害を公表する気になったのでしょうか。 「ひとつは、カウアン・オカモト氏ら実名で告発した方たちに対する敬意です。ジ
「Xさんもジャニーさんみたいに、ジュニアの子に手を出していた。やはりジャニーさんのように、お金を渡していたそうです」(元ジュニア) ジャニー氏のそばで働くマネージャーも、ジュニアに性加害を行っていたというのだ。 ジャニー喜多川氏 そこで現在はジャニーズ事務所を離れているX氏に連絡を取った。すると彼は、取材に応じたのだった。 X氏は2000年頃までジュニアを担当 X氏は1990年代前半、20歳の時にジャニーズ事務所に入社している。もともと彼は、ジャニーズの人気グループのメンバーAの熱心な追っかけだった。堀越高校に通っていたAの登校時の“警備”を自主的に行っていたという。すると、事務所からスタッフにならないかと声がかかった。 Aのグループや別グループのマネージャーを経験。その後、ジャニー氏の下、2000年頃までジュニア担当のマネージャーを一人で務めた。X氏が言う。 「基本的に全部、自分がジュニ
現社長が「知らなかった」と語った、創業者の性加害。だが実際にはスタッフがジュニアたちをホテルに送るなど、事務所ぐるみで行われていた。さらに今回、スタッフもタレントに手を出していたことが発覚したのだった。 「自分がそこの中にいると勘違いするんだよね。これ、犯罪的な話ね」 小誌記者の前で重い口を開くのは、現在50代の男性X氏。かつてジャニーズ事務所に、マネージャーとして籍を置いていた人物である――。 ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏から性加害を受けたタレントたちの告発は、とどまるところを知らない。 裁かれることのなかったジャニー氏 この問題を巡って、現社長の藤島ジュリー景子氏は5月14日、「知りませんでした」などと弁明した。同事務所では、ジャニー氏と姉のメリー喜多川氏があらゆることを決定。“異常な経営”状況が続いており、〈本件を含め、会社運営に関わるような重要な情報は、2人以外には知
声をつまらせた櫻井翔 6月5日、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性被害を訴える元ジャニーズJr.の3人が、児童虐待防止法の改正を求める約4万人の署名を与野党に届けた。与党の反対が報じられており、今国会中に改正されるかどうかはまだわからない状況だ。 一方、その夜の日本テレビの報道番組『news zero』では、ジャニーズ事務所所属の櫻井翔氏(嵐)が、ついに性加害問題について口を開いた。2分強にわたって、ときおり言葉に詰まりながら振り絞るように声を発する櫻井氏の姿からは、強い緊張が感じられた。 発言全文は朝日新聞の記事(朝日新聞デジタル2023年6月6日付)などに譲るが、それは単純に受け止められるような内容でもなかった。本件に対するジャニーズ事務所のこれまでの消極的な姿勢や、過去のさまざまなメディアコントロールも考えれば、複数の読解を導けるものと言える。 果たしてその発言は、「
ジャニーズ事務所の対策 5月26日、故・ジャニー喜多川前社長の性加害疑惑について、ジャニーズ事務所が3つの対応策を発表した。その内容は、「心のケア相談窓口の開設」、「外部専門家による再発防止特別チームの設置」、そして3人の「社外取締役」である。 筆者をはじめ多くのひとが望んだ第三者委員会の設置は見送られ、その代替としてこの3つの施策になったと考えられる。なかでも「再発防止特別チームの設置」とは、暗にジャニー氏の加害行為を認めたと認識できるだろう。 今後は、「再発防止特別チーム」の中心となる前検事総長の林眞琴弁護士がどれほどの調査・検証をするかが注目される。ただし、ひとつ前の検察トップを迎え入れたこの人選は、検察の捜査に対する牽制とも読み取れる。 とどまるも地獄、離れるも地獄 一方、そのジャニーズ事務所の発表直前まで外国特派員協会(FCCJ)でおこなわれていたのは、被害を訴える元ジャニーズJ
ジャニーズ事務所の東山紀之さん(少年隊)が5月21日、メインキャスターを務めるテレビ朝日系「サンデーLIVE!!」で、故・ジャニー喜多川前社長の性加害問題について謝罪した。 番組では、ジャニーズ事務所の代表取締役社長・藤島ジュリー景子社長が謝罪、ならびに今後の見解を示した件を報道。 続いて、東山紀之さんが発言。元Jr.たちの告白を真摯に受け止め、「そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのか」を含め、問題に取り組む必要があると語った。 現役のジャニーズ事務所所属タレントが、テレビで性加害問題にコメントするのは今回が初となる。 「現在在籍しているタレントはどうすべきなのか」 発言冒頭「ここで少しお時間をいただきます」と切り出した東山紀之さんは、言及に至った経緯を説明した。 「先週事務所より喜多川氏に関する公式見解が出されましたので、私自身の考えを伝えさせていただきます。この件に関しまし
2023.5.14 故ジャニー喜多川による性加害問題について当社の見解と対応 当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、 大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます。 各方面から頂いておりますご質問に対して、また本件に関する事務所の見解及び 今後の対応について代表取締役社長の藤島ジュリーK.より、お答えさせていただきます。 株式会社ジャニーズ事務所 代表取締役社長 藤島ジュリーK. 各方面から頂戴したご質問への回答 なぜ、すぐに会見を行わなかったのか? まずは事実を確認し、責任を持って対応すべきだと考えました。 個人のプライバシーにも関わる非常にデリケートかつセンシティブな問題であったため、カウンセラーや弁護士など専門家の協力を得ながら、声をあげられた方とのご対面、社内調査、具体的対応策についての協議等を慎重に進めておりましたことから、広く皆様にお伝えするまで
ジャニーズ事務所の元所属タレントの男性などから、4年前に亡くなったジャニー喜多川前社長による性被害を訴える声が相次いでいる問題で、ジャニーズ事務所は14日、今の社長が出演する動画を公開し、「被害を訴えられている方々に対し、深くお詫び申し上げます」と述べました。 ジャニーズ事務所は、2019年に亡くなった前社長による性被害を訴える声が相次いでいることについて、14日、藤島ジュリーK.社長が出演する動画を公開しました。 この中で、藤島ジュリー社長は「創業者ジャニー喜多川の性加害問題について世の中を大きくお騒がせしておりますこと心よりお詫び申し上げます。何よりもまず被害を訴えられている方々に対して深くお詫び申し上げます」と述べました。 そして、見解と対応を説明する文書を掲載しました。 この中では、一連の性被害の告発について、ジャニー喜多川前社長が亡くなっていることから個別の告発内容が事実かどうか
ジャニーズ事務所の元所属タレントが、創設者で2019年に亡くなったジャニー喜多川氏からの性被害を訴えた問題で、ファンの有志らが検証などを求める署名を事務所側に送り、きょう会見しました。事務所側は見解など…
今も芸能活動を続ける橋田氏は、実名で取材に応じた理由をそう語る。今もジャニーズへの思いは強い。 オーディションの二次審査でジャニー氏に声をかけられた 「ジャニーさんが作り上げてきた世界は本当に凄い。性加害を単に否定するというより、ジャニーズがいい方向に変わっていくために、お話しすることにしました」 入所以来、後にKAT‐TUNやNEWSになるメンバーらと一緒に、ジュニアとして活動をしていた橋田氏。KinKi KidsやV6のバックダンサーを務めた。ジャニー氏との最初の接点は、オーディションの二次審査だったという。 「皆がまだ名前を覚えられていない時期に、『橋田』と呼んでくれました。覚えてくれていたことが、すごく嬉しかったです」 地方公演先のホテルで事件が起こる ジャニー氏から「ご飯食べようか」と、誘われて家に行ったこともある。リハーサル後、他のジュニア4、5人と一緒に車で、六本木のアークヒ
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