日本でストライキが再生し、すべての労働者に物価高騰を上回る賃上げを波及させることが焦点となった春闘の熱気が続くなか、メーデーを迎えました。 JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)超音波工業支部は、今年4回のストライキを実施。メーデー直前の4月後半まで粘り強く団体交渉を続け、ベースアップ(ベア)と定期昇給相当分を合わせた賃上げ総額は、初回回答から3500円上積みし、第5次回答1万6187円(5・01%)を引き出しました。 超音波工業(東京都立川市)は、超音波の性質を利用した金属やプラスチックの接合、洗浄、計測などの装置をつくる企業です。 JMITUは産別統一要求を月額4万円と提起。超音波支部は、職場アンケートをもとに4万1343円の上積み要求を掲げ、春闘に臨みました。 3月6日の初回回答は1万2687円。昨年妥結額の1万3010円を下回りました。ここから超音波支部の逆転の闘いが始まりまし