周囲に敗因を聞けるかどうかで、立ち直り方は大きく変わる 失敗して落ち込む部下に的確な改善策を示してくれる「理想の上司」もおらず、自分で切り替えるしかない場合はどうすればいいでしょう? 古家 失敗してメンタルが落ちない人はいませんが、切り替えが上手い人、下手な人は、負けた直後の態度を見れば分かります。切り替えの下手な選手は、ガックリと落ち込み、うなだれて、ずっと「ちくしょう」とブツブツ言っています(苦笑)。そうなってしまうと、周囲の人間も「悔しいね」しか言えないですし、遠巻きに眺めるしかないんです。 一方、切り替えの上手い選手は、すぐに周囲に聞きます。「どうでした?」「どこが悪かったですか?」と。そうすると、周囲も気付いたことを指摘しやすいですよね。「動きが悪かった」とか「終盤、攻めが足りなかった」とか。そうした指摘から敗因が明らかになり「では、次はここを改善しよう」という前向きな話ができま
先日来、待機児童の問題が各方面で議論を呼んでいる折も折、4月に開園予定だった私立の認可保育園の計画が、住民の反対で開園中止になったケースが新聞に取り上げられた(こちら)。 保育園の開園断念が話題になる少し前に、先月の30日から放送されていた日清食品「カップヌードル リッチ」の新CM「OBAKA’s UNIVERSITY」シリーズの第一弾が、視聴者からの苦情を受けて放送中止に追い込まれたというニュースがあった(こちら)。 問題となったのは、出演者の一人、矢口真里(33)が、「二兎を追うものは一兎をも得ず」などと、自らの不倫騒動をネタにした部分だったようで、日清食品の担当者は、視聴者から「不倫や虚偽を擁護している」との声が数多く寄せられたと説明している。 今回は、この二つのニュースを考えてみたい。 発端から考えれば、二つの事件は、別の出来事だ。が、「苦情」を寄せる人々と、それに対応する組織なり
(前回から読む) 池上:河川改修のような公共事業を行っていく上で、社会的合意形成は不可欠であることが、前回までのお話で理解できました。とはいうものの、そもそも意見の合わないもの同士の間で合意を形成するのは難しい。合意形成、まず、どこから始めるのですか? 桑子:条件によってやりかたはいろいろありますが、最初に考えるべきは、話し合いの場とプロセスのデザインをどうするかということです。 池上:デザインするためには? 桑子:そのためには、それぞれの事案のステークホルダー=利害関係者の分析が非常に重要になってきます。この事案に関しては、いったい誰がステークホルダーなのか。それを知る必要があります。 次にそれぞれのステークホルダーの意見を把握する必要があります。英語でいうと、オピニオンですね。さらに重要なのは、その意見の理由、なぜそのような意見をもっているかということです。 これは、「どういうことに関
社 長 : 「…このような理由で、基幹システムの一部リニューアルを行うことにした。リニューアルにかかる期間は7カ月。費用は7600万。システム本部長を中心に検討をしてきたが…。何か意見があるか」 全取締役: 「…」 社 長 : 「じゃあ、全員から承認を得たということで、いいね」 取締役A: 「ええ」 社 長 : 「次に来期の組織編成に関してなんだが、配布した資料の通りにしたい。それぞれの部門長とは話し合ってるんだが、誰か反対の人は、いるかな」 全取締役: 「…」 社 長 : 「じゃあ、全員から承認を得たということで、いいね」 取締役A: 「はぁ」 社 長 : 「それじゃあ、次に…」 専務取締役: 「社長、シンガポールの件は」 社 長 : 「ああ、そうだった。去年から専務とアジア進出についていろいろ議論を重ねてきて、来年の春ごろからシンガポールに支店を出そうと考えてるんだが、それで…。(中略
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