樋口一葉 樋口一葉はペンネームで、本名は樋口奈津(なつ、夏子とも呼ばれる。明治五年三月二十五日~明治二十九年十一月二十三日没)明治時代における、初の職業女流作家である。 余りにも短かった彼女の創作活動でした。それで「樋口一葉、奇蹟の14か月」と呼ばれています 教育熱心で本好きな父の影響を受け、子ども時代に文学的素養を育んだようです。この写真から受ける第一印象は「利発で気の強い女性」というイメージですね。目鼻立ちがシュとした美人顔ですね。 明治十六年(1883年)、私立青海学校 小学高等科を首席で卒業するが、上級へ進めず退学(学業半ばの11歳で終える)。これは母親の多喜が「女に学問は不要」という考えからといいます。これには憤懣やるかたないことだったでせう。明治二十二年(1889年)、警視庁を退職した父 則義(元、八丁堀の同心でした)は、事業に手を出すが出資金をだましとられ、負債だけを家族に残