■持ち帰り「不可」 客激減 赤城大沼(前橋市)の氷上ワカサギ釣りが4日に解禁されたが、例年に比べ釣り客の数が激減している。ワカサギの放射性セシウム濃度が食品の基準値を上回っているため、持ち帰ることができないのだ。釣り客らは帰り際、「やっぱり持ち帰って食べたいよね」と寂しさ交じりに話していた。(大橋拓史) 10日午前、赤城大沼の氷上。寒さよけのテントや小屋を張った釣り客は糸を垂らし、ワカサギ釣りを楽しんでいた。その数約10人。 赤城大沼漁業協同組合は「解禁日は例年、約500人の釣り客が訪れるが、今年は3分の1にも満たない約150人だけ。今来ている人は釣りの愛好家で、持ち帰って食べられるようにならない限り、客足は期待できない」と困惑気味だ。 それでも今年の解禁は例年並みだが、昨年の解禁は3月だった。一昨年3月の東京電力福島第1原発事故の影響で、同年8月時点でのワカサギの放射性セシウム濃
群馬県は27日、前橋市の赤城山頂にある大沼のワカサギ釣りの自粛要請を3月1日に解除すると発表した。 放射性セシウム濃度が検査で3回連続、国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を下回ったため。沼は結氷しており、穴釣りが可能という。 ただし、26日に採取したワカサギの検査では、4月から一般食品で適用される新規制値(同100ベクレル)を上回る480ベクレルが検出されているため、赤城大沼漁業協同組合の監視員が釣った魚をすべて回収する。 同沼では規制値超えのワカサギが見つかり、昨年9月1日から解禁を見送っていた。4月からは禁漁のため、1か月間限定の解禁となる。
セシウム花粉 人体への影響ないが…症状なくてもマスクを 花粉 わずらわしいスギ花粉の季節がやってきた。今年の飛散量は例年より少なめと予測されているが、花粉症でない人でも気がかりなのが“セシウム花粉”だ。福島第1原発事故でスギ林に降り注いだ放射性セシウムが花粉に含まれ、首都圏にも飛んでくると言われている。セシウム花粉を吸い込むと人体への影響はあるのか、どう対策すべきか、専門家に聞いた。 ――本当に花粉にセシウムが含まれているの? 首都大学東京大学院福士政広教授(放射線安全管理学) はい。福島第1原発の近くや、ホットスポット(注1)となっている東京・奥多摩、埼玉県秩父市のスギがセシウムを吸い込み(注2)、花粉にも含まれています。 ――濃度は? 福士教授 林野庁が昨年末に福島などの山間部で調査(注3)したところ、最大で雄花1キログラム当たり25万3000ベクレルが検出されました。私が昨年
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