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書評に関するheis101のブックマーク (47)

  • 文藝散歩・随筆・書評

    読書ノート・文藝散歩・随筆 下の3つの各コーナーの頭に飛ぶことができます。 読書ノート     文芸散歩     随筆 読 書 ノ ー ト 518) 坂井孝一著 「承久の乱」 517) 森あんり著 「異端の時代」 516) 山義隆著 「近代日150年」 515) 山口育子著 「賢い患者」 514) 軽部謙介著 「官僚たちのアベノミクス」 513) 池内 了著 「科学者と軍事研究」 512) 畑村洋太郎著 「技術の街道をゆく」 511) 熊野純彦著 「マルクス 資論の哲学」 510) 新藤宗幸著 「原子力規制委員会ー独立・中立という幻想」 509) 丸山真男著 古矢旬編 「超国家主義の論理と心理」 508) 石母田正著 「日の古代国家」 507) 岡部哲郎著 「病気を治せない医者ー現代医学の正体に迫る」 506) アマルティア・セン著 加藤幹雄訳 「グローバリゼーションと人間の安全

  • 新刊紹介「内田樹著『街場のマンガ論』」

  • Blogger

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    heis101 2010/11/15
    「私の信奉しているレヴィットとハーフォードが「合理性」という面から物事を見るのに対し、著者であるコーエンは「シグナリング」という面から経済学的に不合理とされるものに焦点を当てている。」
  • 読んだものまとめブログ

    世の中には「影響を受けやすい人」がいます。読んだや、付き合う人によって、価値観や考え方も、コロコロと変わる。なぜ、強く影響を受けるのでしょうか。それはミラーニューロンが関係していると言われています。ミラーニューロンは、「共感細胞」や「物マネ細胞」とも呼ばれています。目の前で起きたことを自分の頭の中で繰り返したり、順を追って理解せずとも大枠で理解したり、相手の気持ちを汲み取ったりするのに重要な役割を果たしており、他人からの影響を自分のものとして感じているのはこのミラーニューロンが大きく影響しているのです。 続きを読む タカラズカといえば、日を代表する『美しさ』を追求する芸能集団です。美しさが人より抜きん出ていることはもちろんのこと、表面的な美しさだけでは生きていけない厳しい世界でもあります。大奥にも代表されるような女の園においては、実力のみならず人間関係が他の社会以上に重要になっているか

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    heis101 2010/10/15
    まなび系の本の書評など。
  • 『不況学の現在』2010-10-04 - akehyon-diary

    不況についての学問・思想を総攬する。第四章以降は基的に経済学史に近いが、第一章では古代ギリシア・ローマ時代の思想、第二章では中世から近代、第三章では経済学以外の不況観を主題にしている。何か特に独創的な見解があるわけではなく、むしろ「まとめ」の書。

    『不況学の現在』2010-10-04 - akehyon-diary
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    heis101 2010/10/05
    「不況についての学問・思想を総攬する。第四章以降は基本的に経済学史に近いが、第一章では古代ギリシア・ローマ時代の思想、第二章では中世から近代、第三章では経済学以外の不況観を主題に」「まとめの書」
  • http://www.j1nn.com/archives/51733505.html

  • 10代でそんなに読むことはないよ - finalventの日記

    はてなブックマーク - 10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 - その1 - PictorialConnect ⇒10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 - その1 - PictorialConnect とかいいながら、けっこうこれらは私は10代で読んだな。背伸びしたいころであった。 プラトン『国家』 これは存外に面白いなんだが、いろいろと手順みたいのが必要なんで、「プラトン入門 (ちくま新書): 竹田 青嗣」を先にきちんと読んでおいたほうがいい。 アリストテレス『ニコマコス倫理学』 れいのサンデル先生というかコミュニタリアンで再評価されつつある。現代的な文脈でいうなら、サンデル先生の説明をきちんと理解するだけでよいと思うよ。 ⇒[書評]これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル): 極東ブログ ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』 これ1

    10代でそんなに読むことはないよ - finalventの日記
  • 恬淡として生きる - 武蔵野日記

    いろいろなブログで評判になっていたので長尾真先生の自伝を読む。 情報を読む力、学問する心 (シリーズ「自伝」my life my world) 作者: 長尾真出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2010/07/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 54回この商品を含むブログ (15件) を見るご存知ない方のために補足しておくと、長尾先生は現在国立国会図書館長をされている方で、その前は情報通信機構(NICT)の所長、その前は京大の総長を歴任されていたが、元々は自然言語処理専門の方である。 元々長尾先生のご実家は神主の一家だったというのは初めて知ったのだが、ひょんなことから助手になったりだとか、自然言語処理が専門に落ち着くまでには紆余曲折があったのだということを知り、やはり昔の人工知能分野の研究者の人たちは今ほどタコツボじゃなくいろんなことに手を出していたのだなと思う。 助手

    恬淡として生きる - 武蔵野日記
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    heis101 2010/09/27
    「先日紹介した本 は論文を書かねば価値がない、というような感じだったが、こちらの本は「研究を仕事にするとはどういうことか」という真摯な姿勢が行間からにじみ出てきて、噛めば噛むほど味が出てくる。」
  • 群の叡智 - ガロア理論を知るための三作 : 404 Blog Not Found

    2010年08月23日22:30 カテゴリ書評/画評/品評Math 群の叡智 - ガロア理論を知るための三作 技術評論社成田様より献御礼。 天才ガロアの発想力 小島寛之 『天才ガロアの発想力』出ました! - hiroyukikojimaの日記 「意欲的な中学生なら理解できるぜ」を目標に書いた ガロアが「自分終了のお知らせ」の前に「あれ」を見つけたのは、まだ10代の頃。 天才の業績を再現するのに天才である必要は必ずしもない。ニュートン力学だって高校生で習うではないか。さすればガロアの理論だって中学生に理解できるように再構成できるはずである。 書は、それをやった。 とはいえ、物足りなさもあるのでentryではさらに二冊紹介することにする。 「天才ガロアの発想力」は、ガロアが「あれ」をどう解いたのかを説いたとしては、おそらく現時点で世界一簡潔な一冊。 目次 - 書籍案内:天才ガロアの発想

    群の叡智 - ガロア理論を知るための三作 : 404 Blog Not Found
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    heis101 2010/08/24
    「刊行の順番がこうだったらどれほどよかったか。しかし現実は逆である。ガロア理論に限らず。後にかかれた本ほど、難しかったことがやさしく書かれている。」
  • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

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    heis101 2010/07/25
    標題の問いの答えが…。目的は、標題の問いの答えを明確な形で提示することではなく、「だよねゲーム」に参加してもらうこと、だったりするのかなあ。。いや、自戒。
  • そもそも新聞とは? - 平野啓一郎 公式ブログ

    深夜にツイッターで、「米Amazon電子書籍端末「Kindle」で著者の印税率を70%に引き上げ発表、Appleタブレット対策か?」http://hon.jp/news/1.0/0/1404/ との情報をキャッチし、目が点になりました。 アップルのタブレットとの駆け引きで、多少は上げてくるかなとは思ったのですが。…… ところで、目下の新聞や雑誌の危機は、広告収入の激減が大きいのですが、そもそも、この「情報+広告」という組み合わせは、いつに始まったことでしょう? 答えは、1836年7月1日。エミール・ド・ジラルダンが、商業広告の導入によって、予約購読料を一気に半額にした新聞『プレス』を創刊したときです。そして、1845年には早くもパリに広告代理店が登場しています。 ……というような話が、非常に面白く書かれているがこれです。↓ 新聞王ジラルダン (ちくま文庫) 作者: 鹿島茂出版社/メーカ

    そもそも新聞とは? - 平野啓一郎 公式ブログ
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    heis101 2010/01/21
    「1836年7月1日。エミール・ド・ジラルダンが、商業広告の導入によって、予約購読料を一気に半額にした新聞『プレス』を創刊したときです。そして、1845年には早くもパリに広告代理店が登場」『新聞王ジラルダン』
  • 自分でエラーに気づくために「失敗のしくみ」

    『失敗のしくみ』は、現場のリスクマネジメントの好著。「失敗」の原因と対策について、ケアレスミスから重大な過失まで幅広くカバーしている。見開き左右に文+イラストの構成で非常に分かりやすい。 仕事上、センシティブな情報に触れることがあるし、失敗の許されない作業もある(この「許されない」とは、失敗したら損害賠償という意)。クリティカルな作業は、複数人でレビューを経た手順を追い、チェックリストを指差呼称するのがあたりまえ。それでもミスを完全になくすことはできない。テストファイルを番環境に突っこんだり、間違ったスクリプトを実行したり、ヒヤリハットは忘れた頃にやってくる。 ありえないミスとして、単位の取り違えも有名だろう。1999年に起きた火星探査機の墜落事故は、メートルとフィートを間違えたことが原因だし、2010年早々に発生した「2000年問題」は、10進数(10)と16進数(0x10)を取り違

    自分でエラーに気づくために「失敗のしくみ」
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    heis101 2010/01/21
    「「勘違い」とは即ち入力ミスであり、「度忘れ」は記憶や判断ミス、「ドジ」とは出力ミスだとカテゴリを分け、それぞれの防止策を解説する。」「懸命にやった上でのミスは、懲罰では防げない」
  • <現代の全体>をとらえる一番大きくて簡単な枠組み / 須原一秀

    Ricoh GX100 / Yurikamome Line / Tokyo. 「哲学とか思想とかごちゃごちゃ小難しくてよくわかんないしイライラくるし正直どうなの?と思うけど、なんとなく気になることもある」などと考えている人が真っ先に読むべき。須原一秀著、『<現代の全体>をとらえる一番大きくて簡単な枠組み』の書評。これは超おすすめ。現代社会について考えたいとき、哲学・思想にとくに興味のない人がこれくらい押さえておけば気が楽になれる、という最低限の枠組みはこれしかないでしょう。「宮台真司とか東浩紀が現代社会を分析した文章は物語として面白いけど、でもその<ものの見方>を俺に押しつけられちゃかなわんよね!」と斜に構える自分みたいな現代人に贈る、とっておきの一冊。(「わかってる人」には物足りないかも) 劇場的に図式を単純化することによって、須原さんは「一時間半で<現代>を把握する(p.1)」ことを

    <現代の全体>をとらえる一番大きくて簡単な枠組み / 須原一秀
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    heis101 2009/12/01
    「これは超おすすめ。現代社会について考えたいとき、哲学・思想にとくに興味のない人がこれくらい押さえておけば気が楽になれる、という最低限の枠組みはこれしかないでしょう。」
  • 『ダーウィンが信じた道:進化論に隠されたメッセージ』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    エイドリアン・デズモンド,ジェイムズ・ムーア[矢野真千子・野下祥子訳] (2009年6月30日刊行,日放送出版協会,東京,8 plates + 609 + 77 pp.,ISBN:9784140813812 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2009 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved ダーウィンの生涯を貫く奴隷制度と人種差別への反感「進化論に隠されたメッセージ」という副題が示す通り,700ページにも達するこの評伝は,今年生誕二百年を迎えるチャールズ・ダーウィンがわれわれ人間の進化に関する研究と考察を進めた真の動機が,「反奴隷制度」と「反人種差別」というきわめて社会的な問題意識にあったことを示そうとしている.著者たちはダーウィンが生まれ育った家庭環境から振り返ることにより,彼が当時まだ続いていた奴隷制度に対してつねに反対の意

    『ダーウィンが信じた道:進化論に隠されたメッセージ』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
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    heis101 2009/11/14
    「人間の進化に関する研究と考察を進めた真の動機が「反奴隷制度」と「反人種差別」というきわめて社会的な問題意識にあったことを示す」「彼が『種の起源』ではわざと書かなかった人間の進化に関する記述」
  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

    「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧

    ウェブリブログ:サービスは終了しました。
    heis101
    heis101 2009/11/02
    「「脳研究者」が研究費を獲得するための少しの不誠実さや、研究費の申請書のそうした不誠実さを見抜けない審査システムそのものにも遠因がある」「一流雑誌故の「非科学」性が何故生じるのか」
  • 『脳科学の真実』読後感 - 大「脳」洋航海記

    神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文・神経科学の大衆化・ポスドク問題・ワインetc.についてマニアックに綴るblog 【評する&脳研究 - issues】 脳科学の真実 — 脳研究者は何を考えているか(河出ブックス):坂井克之 - Amazon 先日のSFN番外編(1)でちろっと触れたんですが、ひょんなきっかけから買ってきて読むことになったのでした。内容は実際にお読みいただくとして、Amazonでも紹介されている目次その他は以下の通り。ちなみにこれまた訳あってやや斜め読み気味になってしまったので、ひょっとしたら間違えて理解している部分があるかもしれません。 【目次】 はじめに メジャー化した脳科学 第一章 脳科学ブームの立役者 第二章 未来技術としての読脳術 第三章 リアリティーのある研究成果 第四章 脳科学のレトリック 第五章 研究者のダークサイド 第六章 ちいさなマニフェスト あ

  • 歴史も経済も漫画で学べちゃうすごいリスト―[書評]マンガで鍛える読書力 負けまいとする心でしょう!

    三国志の内容だったら完璧に答えられるのになぁと、 学校の歴史教科書における三国志の扱いの小ささに 不満を覚える三国志ファンは多い。 『三国志』のような魅力的なテキストが、 どの時代についてもあればいいのに。 そんなふうに思う学生もいることと思う。 書『マンガで鍛える読書力』は、 その願望をかなりの高水準で満たしてくれる一冊だ。 書では、「日史」「世界史」「政治」「ビジネス・経済」について 各10点ずつ、魅力的なテキストが全て漫画からピックアップされている。 例として、日史の10冊のラインナップを掲載。 『信長』(戦国時代) 『お~い!竜馬』(幕末) 『日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ』(明治) 『国が燃える』(近代) 『ナムジ―大国主』『神武』(古代) 『日出処の天子』(飛鳥) 『天上の虹―持統天皇物語』(飛鳥) 『火の鳥 (4)鳳凰編』(奈良) 『あさきゆめみし―源氏物語』(

  • 輸入学問の功罪 - まとまり日記

    輸入学問の功罪―この翻訳わかりますか? (ちくま新書) 作者: 鈴木直出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 51回この商品を含むブログ (51件) を見るを読んだ。 このは、カントやマルクスといったドイツ系の哲学書の翻訳が一般読者にまったく理解できないものになっていることを告発しつつ、その背景を、市場から乖離した教養主義に求めたもの。 著者は第一章で、哲学書の翻訳が一般読者にきわめて読みにくいものになっていることを、『資論』の翻訳を例にして示す。著者は、1924年に刊行された高畠素之の翻訳とそれより二十年遅れて出版された向坂逸郎の翻訳(岩波文庫)を比較し、向坂訳が一般読者にとってきわめて読みにくいものになっているのにたいし、それより二十年前に出された高畠訳のほうが読みやすさという点では上回っていることを例示する。この可読性の低さ

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    heis101 2009/08/25
    「カントやマルクスといったドイツ系の哲学書の翻訳が一般読者にまったく理解できないものになっていることを告発しつつ、その背景を、市場から乖離した教養主義に求めたもの」「逐語訳主義、同品詞対応」
  • 2009-08-11

    カオス現象についての概説書。科学者のプロフィールについてもかなり詳しく触れてあって興味深い。カオスや複雑系、フラクタルについては、一時期日でもブームになったが、今ではどうなのだろう。堅実な研究者は持続的に研究を続けているのだろうか。 物語構造論の中に、村上春樹と宮崎駿の作品をあてはめて読み解いて行く。「構造しかない」からこそ、彼らの作品がグローバルに流通し得たというのが著者・大塚氏の主張。「風の歌を聴け」が、「死者たちとの邂逅」によって主人公が「作家」になる、という構造に還元されてちょっとショックだ。 円の求積法を中心に、現在の微積分に関わるような事象について、西洋の数学と和算とを比較する。和算というと関孝和や建部賢弘が有名だが、書ではそのほかにも、松永良弼、久留島義太、安島直円、和田寧などが登場する(和田の頃は和算も衰退期で、彼は極貧のうちに亡くなったそうだ)。天文学で知られるケプラ

    2009-08-11
    heis101
    heis101 2009/08/12
    「和算というと関孝和や建部賢弘が有名だが、本書ではそのほかにも、松永良弼、久留島義太、安島直円、和田寧などが登場する。天文学で知られるケプラーに「酒樽の立体幾何学」なる著書がある」
  • 日本語は論理的である - 池田信夫 blog

    学校文法では、「文は主語と述語によって成り立つ」と教わる・・・という文には主語がない。こういう場合、学校では「生徒は」という主語が「省略されている」と教わるが、この基準で日語の日常会話を分析すると、90%以上の文で主語は「省略」されている。世界の他の言語をみても同じで、主語が不可欠なのはインド=ヨーロッパ語族の一部に限られる。主語・述語モデルにもとづく生成文法も、「普遍文法」どころか「ヨーロッパ語文法」でしかない。 こうした英語をモデルとする文法に対する批判も古くからあり、時枝文法や三上章など、「日語の論理は英語とは違う」とする議論も多い。書は、学校文法や生成文法を否定する点ではこうした理論と同じだが、「日語特殊論」も批判し、日語も英語も基的には同じ論理の変種だと論じる。著者の理論的根拠とする認知言語学は第2章に要約されているが、くわしいことは著者の前著を読んだほうがいいだろ

    heis101
    heis101 2009/07/30
    「本書は「日本語特殊論」も批判し、日本語も英語も基本的には同じ論理の変種だと論じる。」「日本語は命題論理に近い。英語は述語論理の構造に近い。両者は別の論理ではなく、同じ論理の異なる面である」