未来へつなげる。環境調和型プロセス技術の開発/水素還元等プロセス技術の開発 CO2 Ultimate Reduction System for Cool Earth 50 (COURSE50) Project
CO2を大幅削減する製鉄プロセス 日本では官民が協力して、製鉄過程で発生する二酸化炭素の排出を大幅に減らす研究開発に取り組んでいる。 日本の鉄鋼業から排出される二酸化炭素(CO2)は、日本全体のCO2排出量のうち14%を占め、主要排出源の一つとなっている。鉄鋼業のCO2排出量が多い大きな理由は、製鉄プロセスで大量のコークスを必要とするためである。鉄の原料である鉄鉱石は酸素と結びついた酸化鉄として存在するため、鉄鉱石から鉄を生み出すには、鉄鉱石の酸素を除去(還元)する必要がある。そのために、石炭を蒸し焼きにして炭素濃度を高めたコークスが使われる。高炉の中に鉄鉱石とコークスを入れて熱風でコークスを燃焼させ高温にすると、一酸化炭素は酸素と結びつきやすいので、鉄鉱石から酸素が取り除かれる。一方、この過程で一酸化炭素(CO)と酸素(O)が結びつくことでき、大量のCO2が発生してしまう。 「日本では、
鉄鋼業界は国内産業部門の二酸化炭素(CO2)排出量のうち4割を占めている。脱炭素に向けて高炉から別の製造方法への移行が求められるなか、JFEスチールは国内大手で初めて具体的な電炉転換の検討を2022年9月に公表した。電炉転換の意義や課題を北野嘉久社長に聞いた。――27年にも岡山県の高炉1基を電炉に転換する検討を始めました。「高炉法をどこまで残すか、電炉をどこまでやるのか、決めきれない。一方、
JFEスチール系の日本鋳造は製造時の二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロの鋳造品を販売する。鋳造は自動車の生産工程におけるCO2排出の約2割を占める場合があるなど環境負荷が高い。サプライチェーン(供給網)全体でCO2削減を迫られる企業の要請に対応する。環境省によると、代表的な素材産業の鉄鋼や化学だけで国内産業部門のCO2排出量の5割超を占める。鋳造品は自動車や建設機械のエンジン部品などに使われ
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