中国国家航天局(CNSA)は2024年6月2日、CNSAの月探査機「嫦娥6号(Chang’e 6)」が月着陸に成功したと発表しました。【最終更新:2024年6月2日8時台】 【▲ 参考画像:打ち上げ準備中の月探査機「嫦娥6号」(Credit: CASC/CAST)】 嫦娥6号はCNSAによる月探査ミッションの無人探査機です。地球からは直接見ることができない月の裏側に着陸し、約2kgのサンプルを採取して地球へ持ち帰るサンプルリターンを目的としています。日本時間2024年5月3日に海南省の文昌衛星発射センターから「長征5号」ロケットで打ち上げられた嫦娥6号は、5日後の日本時間2024年5月8日に月周回軌道へ投入されました。 CNSAによると、嫦娥6号を構成する周回機・着陸機・上昇機・帰還機のうち、上昇機を載せた着陸機が2024年5月30日に周回機から分離。日本時間2024年6月2日7時9分に降