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ブックマーク / www.natureasia.com (205)

  • 火星の火山で検出された朝の霜 | Nature Geoscience | Nature Portfolio

    火星の古代火山の山頂で、寒い朝に水の霜が観測されたことを報告する論文が、Nature Geoscienceに掲載される。この知見は、このような巨大火山における局所的な大気の循環が火星の表面と大気の間での活発な水の交換に果たす役割を裏付けている。 タルシス高地は火星の熱帯地域に位置する台地で、高さ21キロメートルのオリンポス火山など、太陽系で最大かつ最も高い火山のいくつかが含まれるが、これらの火山の地質学的特徴は一見すると休眠状態にあるように見える。探査機により、タルシス台地の火山の上空で水の氷の雲が観測され、水蒸気量が局所的に増大していることが測定されたことから、この地域で活動的な水循環が起きている可能性が示唆された。しかし、熱帯地域の表面の平均的な条件は水の霜の形成を促すようなものではなく、このような低緯度地域で凝結が起きることを示す直接的な観測証拠も限定的であった。 今回、Adomas

    火星の火山で検出された朝の霜 | Nature Geoscience | Nature Portfolio
    sakstyle
    sakstyle 2024/06/11
    「トレース・ガス・オービターが収集した画像を分析」「タルシス台地の火山の上空で水の氷の雲が観測され、水蒸気量が局所的に増大していることが測定されたことから、この地域で活動的な水循環が起きている可能性」
  • 動物学:アフリカゾウは名前のような呼び方で互いを呼び合う | Nature Ecology & Evolution | Nature Portfolio

    野生のアフリカゾウ(Loxodonta africana)はヒトが使う個人の名前のような呼び方で互いを呼び合っているとみられ、これは呼び掛ける相手が発する音声を真似たものではなさそうであることを示した新たな論文が、Nature Ecology & Evolutionに掲載される。 イルカやオウムのような非ヒト動物種は、呼び掛ける相手が発する音声を真似て互いに呼び合うことが観察されているが、名前を使って互いに呼び合うことが知られているのはヒトだけである。 今回、Michael Pardoらは、1986~2022年にケニアのアンボセリ国立公園、サンブル国立保護区、およびバッファロー・スプリングス国立保護区において、野生のアフリカゾウの雌と仔の群れで発せられた「ランブル」と呼ばれる長い重低音の呼び声の録音469件を、機械学習法を用いて解析した。機械学習モデルは、これらの呼び声の27.5%の受け手

    動物学:アフリカゾウは名前のような呼び方で互いを呼び合う | Nature Ecology & Evolution | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/06/11
    「イルカやオウムのような非ヒト動物種は、呼び掛ける相手が発する音声を真似て互いに呼び合うことが観察されているが、名前を使って互いに呼び合うことが知られているのはヒトだけ」「機械学習法を用いて解析」
  • 人工知能:リソース不足の言語も翻訳するメタ社のAIツール | Nature | Nature Portfolio

    200もの言語を翻訳できるメタ社の人工知能モデルに用いられている技術について記述した論文が、今週、Natureに掲載される。このAIモデルは、機械翻訳という手法による翻訳が可能な言語の数を増やす。 ニューラル機械翻訳モデルは、人工ニューラルネットワークを利用して言語を翻訳する。こうしたモデルは通常、その訓練に使用するためにオンラインでアクセス可能な大量のデータを必要とする。ところが、そうしたデータが一般公開されていない、安価でない、あるいは多くの人々が利用できないといった事情のある一部の言語、すなわち「低リソース言語」が存在している。ニューラル機械翻訳モデルの言語出力を増やす、つまり翻訳できる言語の数を増やすと、このモデルによる翻訳の品質に悪影響が及ぶ可能性がある。 今回、Marta Costa-jussàとNo Language Left Behind(NLLB)チームは、ニューラル機械

    人工知能:リソース不足の言語も翻訳するメタ社のAIツール | Nature | Nature Portfolio
    sakstyle
    sakstyle 2024/06/06
    マイナー言語の翻訳も
  • 地球科学:地球の水循環が40億年前に始まっていた証拠 | Nature Geoscience | Nature Portfolio

    海水面上に現れた淡水と陸地塊に関する最古のものと考えられる証拠から、地球の水循環は、少なくとも40億年前には始まっていた可能性があることを報告する論文が、Nature Gescienceに掲載される。 地球上の水は、水循環というシステムの中で、蒸発や降水などの過程を通して、陸地、海洋、大気の間を移動している。地球史の初期には、淡水の利用可能性と水循環の開始が、初期生命の発達に必要な環境に寄与していた可能性がある。しかし、水循環がいつ始まったかはよく分かっていない。 今回、Hamed Gamaleldienらは、西オーストラリアのジャックヒルズで得られた鉱物で、32~42億年前に地球の初期の大陸塊を構成していた岩石の中で形成されたジルコンの酸素組成を測定した。これらのジルコンの酸素同位体組成の分析の際に、Gamaleldienらは、高温の溶けた岩石が形成時に水と接して成長した証拠が保存されて

    地球科学:地球の水循環が40億年前に始まっていた証拠 | Nature Geoscience | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/06/05
    40億年前に淡水? 後期重爆撃期では……
  • 考古学:古代DNAが示す初期ケルト人支配層の母系王朝 | Nature Human Behaviour | Nature Portfolio

    ドイツ南西部の初期ケルト人の支配層は母系の王朝を維持していた可能性のあることを示唆する論文が、Nature Human Behaviourに掲載される。この知見は、西ヨーロッパから中央・東ヨーロッパにまで影響力を広げた初期ケルト人社会の構造を理解する上で役立つものである。 アルプス山脈以北のヨーロッパの鉄器時代は、ハルシュタット文化(紀元前800~紀元前450年)とラ・テーヌ文化(紀元前450~紀元前約50年)という2つの考古学的文化を特徴とする。これらの文化は「初期ケルト」と呼ばれ、儀式用の馬車、調度品、金製の宝飾品、輸入品などの品々を含む埋葬塚、あるいは大規模な饗宴によって認識されている。豪華な副葬品を含む子どもの墓は、富と力が世代を越えて伝えられた可能性を示唆しているが、この仮説に対してや、政治システムの性質に関しては異論が多い。 今回、Stephan Schiffels、Dirk

    考古学:古代DNAが示す初期ケルト人支配層の母系王朝 | Nature Human Behaviour | Nature Portfolio
    sakstyle
    sakstyle 2024/06/05
    「ドイツ南西部の7つの遺跡で、中央墳墓の外部に埋葬された高位の被葬者と他の埋葬者(紀元前616~紀元前200年)からゲノムデータ」「約100キロメートル離れた別の遺跡に由来する2人が(...)母方の血縁関係」
  • 古生物学:羽毛恐竜における鱗から羽毛への移行を調べる | Nature Communications | Nature Portfolio

    羽毛恐竜のプシッタコサウルス(Psittacosaurus)の皮膚に爬虫類の鱗のような部分があったことを明らかにした論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。この知見は、爬虫類と鳥類の皮膚の進化に関する理解を深めるために役立つ可能性がある。 羽毛は、羽毛の成長、飛行、体熱調節を容易にするための複雑な皮膚の適応に関連しており、そのために羽毛の生えた皮膚は爬虫類の鱗状の皮膚とは異なったものになっている。しかし、初期の羽毛動物で鱗状の皮膚が羽毛の生えた皮膚にどのように移行したかについての詳細は明らかになっていない。 今回、Zixiao Yangらは、中国の前期白亜紀の熱河生物相から出土したプシッタコサウルスの化石試料を用いて皮膚の進化を調べた。プシッタコサウルスは、約1億3000万年前に生息していた羽毛恐竜で、尾だけに羽毛が生えている。今回の研究では、紫外光照射による

    古生物学:羽毛恐竜における鱗から羽毛への移行を調べる | Nature Communications | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/05/22
    「プシッタコサウルスの体の羽毛のない部分には祖先の爬虫類の鱗状の皮膚が残っており」/「羽毛恐竜のプシッタコサウルス」って書いてあるの分かってても慣れないな
  • 人工知能:大規模言語モデルは一部の精神状態の追跡を人間と同程度に行えるかもしれない | Nature Human Behaviour | Nature Portfolio

    2種類の大規模言語モデル(LLM)が、他者の精神状態を追跡する能力(「心の理論」として知られる)を検討する課題において、人間と同程度か、特定の状況下では人間より優れた性能を示すことを明らかにした論文が、Nature Human Behaviourに掲載される。 心の理論は、人間の社会的な相互作用の中心であり、コミュニケーションや他者への共感において不可欠である。これまでの研究では、人工知能の一種であるLLMが、多肢選択式の意思決定などの複雑な認知課題を解くことができると報告されている。しかし、LLMが「心の理論」課題(人間に特有と考えられている能力)においても、人間と同程度の成績を達成できるかどうかは不明であった。 今回、James Strachanらは、誤った信念の特定、間接話法の理解、無作法の認識など、心の理論のさまざまな側面を検討する課題を選択し、1907人の被験者と2種類の一般的な

    人工知能:大規模言語モデルは一部の精神状態の追跡を人間と同程度に行えるかもしれない | Nature Human Behaviour | Nature Portfolio
    sakstyle
    sakstyle 2024/05/22
    「精神状態の追跡」という謎タイトルだが、心の理論課題の成績がよい、という話らしい
  • 惑星科学:岩石質の系外惑星「かに座55番星e」の大気の特徴を解明する | Nature | Nature Portfolio

    地球から約41光年離れた位置にある岩石質の系外惑星「かに座55番星e」には、厚い大気が存在している可能性があることを報告する論文が、Natureに掲載される。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測結果から、この系外惑星を取り囲む複数種のガスからなる大気層の存在が示された。これまでに実施された複数の岩石質の惑星の観測では、大気が存在すること、あるいはわずかな大気が存在することを示す証拠は見つかっていなかった。 太陽系外惑星であるかに座55番星eは、いわゆるスーパーアース(巨大地球型惑星)であり、半径は地球の約2倍、質量は地球の8.8倍で、太陽よりも質量の小さい恒星の周りを公転している。これまでの観測で、この岩石質の惑星には大気が存在する可能性が高いことが示唆されていたが、この大気の範囲や組成を決定することは困難だった。 今回、Renyu Huらは、かに座55番星eの性質を調べるため

    惑星科学:岩石質の系外惑星「かに座55番星e」の大気の特徴を解明する | Nature | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/05/09
    「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測結果から」これまで岩石惑星で大気の存在を示す証拠は見つかっていない。かに座55番星eの二次食を分析し、一酸化炭素・二酸化炭素に富んだ大気が示唆された
  • 進化学:地球の磁場が弱くなっていたために地球上の生物の多様化が進んだのもしれない | Communications Earth & Environment | Nature Portfolio

    5億9100万~5億6500万年前、地球の磁場の強さが異常に低下したのと同時に、大気と海洋の酸素濃度が大幅に上昇していたことを報告する論文が、Communications Earth & Environmentに掲載される。著者らは、地球の磁場が弱くなったために酸素濃度が上昇し、初期の複雑な生物の進化が下支えされたと考えられるという見解を示している。 6億~5億4000万年前の地球上の生命体は、エディアカラ動物群(最古の複雑な多細胞動物群)として知られる軟体生物で構成されていた。この化石記録は、こうした軟体生物の複雑度と種類が5億7500万~5億6500万年前に著しく多様化したことを示している。これまでの研究で、この多様化が、同時期に発生した大気と海洋の酸素濃度の大幅な上昇に関連していたことが示唆されている。しかし、こうした酸素濃度の上昇が起こった原因は、いまだに解明されていない。 今回、

    進化学:地球の磁場が弱くなっていたために地球上の生物の多様化が進んだのもしれない | Communications Earth & Environment | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/05/08
    エディアカラ紀の多様化←大気と海洋の酸素濃度の大幅な上昇に関連←何故酸素濃度が上昇したか謎だった←地球の磁場が弱くなったため(同時期の磁場を測定した、という研究)
  • 化学:生命の化学的起源がどのように形成されたかという謎の解明に向けた熱い流れ | Nature | Nature Portfolio

    生命の化学的起源に関係のある分子が、火山や地熱系に見られる岩の割れ目を通る熱流によって精製され得ることが実験室実験で明らかになった。このことを報告する論文が、Natureに掲載される。今回の研究から、生命の最初の構成要素が複雑な化学混合物からどのように形成されたかについての説明が得られた。 生体高分子とその成分の形成は、初期地球における生命の起源の重要な瞬間だった。しかし、そうした経路を実験室内で再現するのは困難で、多くの場合、これらの複雑な反応から数多くの副産物が生じる。このことは、生物を構成する生体関連物質が無視できる程度に少ないことを意味する。こうした要素を精製する方法を考案しようとするこれまでの試みでは、一度に広範囲の分子を単離することができず、方法の特異性に限界があった。 今回、Christof Mastらは、地質学的な発想によって作られた、微小な亀裂(厚さ170マイクロメートル

    化学:生命の化学的起源がどのように形成されたかという謎の解明に向けた熱い流れ | Nature | Nature Portfolio
  • 気候変動:南極の氷から取り出せなくなる隕石試料が増える可能性 | Nature Climate Change | Nature Portfolio

    地球外天体の試料である隕石は、南極で数多く見つかっている。このほど行われた研究で、南極の氷床表面に存在している数千個の隕石が、気温上昇のために氷の中に沈み込むスピードが速くなり、その多くが採集・利用できなくなる可能性が増すという予測が示された。このことを報告する論文が、Nature Climate Changeに掲載される。 地球外天体(月、火星や大型の小惑星など)に由来する隕石は、惑星科学にとっての重要な知識源になっている。これまでに採集された隕石の60%以上が南極で採集されており、まだ30万~85万個の隕石が採集されずに氷床に残っていると推定されている。ところが、こうした隕石の保管庫が、気候変動のために脅かされている。隕石が氷の中に沈み込み、研究者の手が届かなくなるためだ。 今回、Veronica Tollenaar、Harry Zekollariらは、南極における隕石の分布を推定する

    気候変動:南極の氷から取り出せなくなる隕石試料が増える可能性 | Nature Climate Change | Nature Portfolio
    sakstyle
    sakstyle 2024/04/14
    “南極の氷床表面に存在している数千個の隕石が、気温上昇のために氷の中に沈み込むスピードが速くなり、その多くが採集・利用できなくなる可能性が増すという予測”
  • 惑星科学:若い火星は構造学的にも火山学的にも活発だった可能性がある | Nature Astronomy | Nature Portfolio

    火星には、初期形成の後、およそ35~40億年前に活発な火山活動と地殻再循環の時代が存在した可能性がある。このことを報告する論文が、Nature Astronomyに掲載される。 地球とは異なり、現在の火星には、火山活動や地殻活動はほとんど存在しない。さらに、火星地表のほぼ半分は35億年以上前のものであり、このことは、それ以降、広範囲の地殻再循環(地球での地殻活動のように表面物質がマントルへと再循環される、通常はテクトニクスによって駆動される現象)が起こっていないことを示している。最近の発見からは、このことがいつも当てはまるわけではないことが示唆されているが、火星の形成後の最初の10億年間の地質学的活動は、現在もよく分かっていない。 今回、Joseph Michalskiらは、マーズ・グローバルサーベイヤー、マーズ・オデッセイ、マーズ・リコネサンス・オービターなどのさまざまな火星探査機から得

    惑星科学:若い火星は構造学的にも火山学的にも活発だった可能性がある | Nature Astronomy | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/02/16
    “火星で観測されたこうした活動の残存物を生じる環境が、地球に対して提唱されている生命の熱水起源シナリオに非常に類似している可能性を示唆”
  • 天文学:土星の衛星ミマスに地下海洋が存在することを示す証拠 | Nature | Nature Portfolio

    クレーターのある氷の地表を持つ土星の衛星ミマス地下には、海洋が隠れている可能性があることを指摘した論文が、Natureに掲載される。土星探査機カッシーニから送られてきた観測データの解析から、ミマスの地下海洋は比較的新しく、今なお進化を続けていることが明らかになった。ミマスの研究を続けることで、氷天体の形成についてさらに多くの知識が得られるかもしれない。 一部の衛星の地表下に海洋が存在することを示す証拠が蓄積されてきているが、そうした海洋を検出することは難しい課題だ。土星の小衛星の1つであるミマスは、エンセラダスなどの他の氷衛星とは表面特性が異なるため、地下海洋を検出する対象の候補にはなりにくい。こうした考えに対して、カッシーニ探査機によるミマスの観測データを評価したValery Laineyらは異議を唱えている。 これまでの研究で、ミマスの内部に関して2つの可能性が示されていた。1つは引き

    天文学:土星の衛星ミマスに地下海洋が存在することを示す証拠 | Nature | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/02/08
    ミマスは「地下海洋を検出する対象の候補にはなりにくい」と考えられていたが、カッシーニの観測データ解析から地下海が。「この海洋が2500万~200万年前に出現したことが示唆される」めちゃくちゃ最近じゃん
  • 古生物学:小型恐竜は羽毛の生えた翼を羽ばたかせて被食者を怖がらせた | Scientific Reports | Nature Portfolio

    小型の雑恐竜や昆虫恐竜は、羽毛の生えた原始的な翼を羽ばたかせて、隠れている被者をおびき出していた可能性があることを示した論文が、Scientific Reportsに掲載される。今回、著者らは、ロボプテリクスという名の恐竜ロボットを作製し、このロボットにバッタを脅かすいろいろな行動をとらせて、バッタがどのように反応するかを調べた。著者らは、今回の結果が、一部のタイプの恐竜において飛行能力を備える前に羽毛の生えた翼が進化した理由を説明するために役立つのではないかと推測している。 羽毛のある恐竜種の遺骸が数多く発見されているが、これまでのところ、恐竜の分類群の1つであるペンナラプトラに属する恐竜種だけが、飛行に必要な羽毛の一種である大羽(pennaceous feather)を持っている状態で発見されている。化石記録によれば、大羽は当初、飛行するために十分な強度がない小型の原始的な翼に生

    古生物学:小型恐竜は羽毛の生えた翼を羽ばたかせて被食者を怖がらせた | Scientific Reports | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/01/26
    “飛行能力を備える前に羽毛の生えた翼が進化した理由を説明する”/ロボットを使った研究/原始的な羽でバッタを驚かせる
  • ゲノミクス:古代ヨーロッパ人のゲノムは現代人集団のゲノムをどのように形作ったのか | Nature | Nature Portfolio

    古代ユーラシア人集団のゲノム史を洞察するための手掛かりが、古代DNAの解析によって得られた。この知見を報告する4編の論文が、今週、Natureに掲載される。これらの論文に示された研究では、合わせて1600人以上の古代人の遺伝的データが解析され、過去約1万5000年にわたるヨーロッパの人類集団史に関する知見がもたらされた。 現代の西ユーラシア人集団の遺伝的多様性は、3つの主要な移住現象によって形作られたと考えられている。すなわち、約4万5000年前以降の狩猟採集民の到来、約1万1000年前以降の中東からの新石器時代の農耕民の拡大、そして約5000年前のポントスステップからのステップ牧畜民の到来である。狩猟採集から農耕への転換は、人類の歴史における重要な移行であるが、この移行期におけるヨーロッパとアジアの集団の構造と人口動態の変化に関する詳細な情報は少ない。 Morten Allentoft、

    ゲノミクス:古代ヨーロッパ人のゲノムは現代人集団のゲノムをどのように形作ったのか | Nature | Nature Portfolio
  • 気候変動:人為起源の温暖化が北半球の積雪量の減少に及ぼす影響 | Nature | Nature Portfolio

    人為起源の温暖化が原因となって1981年から2020年までの間に北半球の積雪量が減少したことを報告する論文が、Natureに掲載される。 暖冬になると、雪よりも雨になりがちで、雪解けが進み、積雪量が減少するが、こうしたことが水の安全保障だけでなく、広範な生態系に影響を及ぼしている。季節的な積雪量は人為起源の気候変動の影響の指標になると予想されている。しかし、半球、大陸、河川流域のスケールで一貫した温暖化傾向が観測されている反面、積雪量の減少については同じ傾向が見つかっていない。 今回、Alexander GottliebとJustin Mankinは、人為的な温暖化が雪に及ぼす影響を調べるために、北半球における3月の雪塊の質量(積雪水量)の観測値と複数の気候シナリオにおける気温と降水量のデータを合わせて検討した。その結果、1981年から2020年までの間に人為的な温暖化が雪塊の減少に寄与し

    気候変動:人為起源の温暖化が北半球の積雪量の減少に及ぼす影響 | Nature | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/01/11
    「1981年から2020年までの間に人為的な温暖化が雪塊の減少に寄与したことが示唆された」
  • 人間行動学:誤った情報を検証するためにネット検索をしていると、その情報が真実だと確信してしまうことがある | Nature | Nature Portfolio

    検索エンジンを使ってフェイクニュースの真偽を判定する課題に取り組んだ被験者は、その情報を真実だと確信してしまう確率が高いという研究結果を報告する論文が、Natureに掲載される。フォローアップ実験から、こうした結果が得られた理由として、被験者がネット検索で得た情報の質が低かったことが挙げられると示唆された。今回の知見は、ネット検索を行う人々が検索結果の質を評価できるように手助けするデジタルリテラシープログラムが不可欠であることを示唆している。 間違った情報が増え続け、政治的分断が拡大し続けている昨今、真実の探求は、手っ取り早くネット検索することよりも複雑化しているかもしれない。ソーシャルメディア上で間違った情報が拡散する仕組みについては、これまでも研究が行われてきたが、人々が検索エンジンを使ってどのように間違った情報の事実確認を行っているかについては、ほとんど注目されていなかった。 今回、

    人間行動学:誤った情報を検証するためにネット検索をしていると、その情報が真実だと確信してしまうことがある | Nature | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/12/21
    フェイクニュースの真偽をネット検索で調べるよういわれた被験者は、間違った情報を真実と評価しやすかった、という実験。「ggrks」はもうだめ、というのは前から言われてたけど、それを実証するような話
  • コンピューティング:機械学習のアプローチで人間の一生を予測できる可能性 | Nature Computational Science | Nature Portfolio

    若くして死亡する可能性や性格のニュアンスなど、人間の一生のさまざまな側面を正確に予測できる可能性のある機械学習のアプローチについて記載する論文が、Nature Computational Scienceに掲載される。このモデルは、人間の行動の定量的な理解につながる可能性がある。 社会科学者は以前から、人間の一生は予測可能なのかという問題を巡って議論してきた。人間の一生に重要な役割を果たす社会人口統計学的要因はよく理解されているが、人生の転帰を正確に予測することはできなかった。 今回、Sune Lehmannらは、デンマークの国民登録簿に記録されている約600万人分の教育、健康、収入、職業、およびその他のライフイベントに関するデータを使用し、機械学習のアプローチにより個人の人生の軌跡を構築することを試みた。Lehmannらは、言語処理技術を応用し、言語と同様の方法により、モデル内で人間の一生

    コンピューティング:機械学習のアプローチで人間の一生を予測できる可能性 | Nature Computational Science | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/12/19
    「デンマークの国民登録簿に記録されている約600万人分の教育、健康、収入、職業、およびその他のライフイベントに関するデータを使用」「life2vec」「この研究はあくまでも可能性を探るもの」ディストピアSF一歩手前
  • 化学:マンガンを含む抗酸化物質の放射線抵抗性が初期地球での生命誕生を推進した可能性がある | Nature Communications | Nature Portfolio

    ガンマ線に耐性のあるマンガン系抗酸化物質を含む細胞様の構造が原始地球に存在し、これが生命の進化を可能にしたことを示すモデルについて記述した論文が、Nature Communicationsに掲載される。今回の知見は、進化の過程において初期の細胞が放射線損傷に対してどのように防御していたかを明らかにしている。 最初に地球上に出現した細胞は、プロトセル(原始細胞)と呼ばれる。原始細胞は、放射線量が現在よりはるかに高いことが知られている初期地球の過酷な条件下で存在した可能性があると考えられていた。放射線の照射は活性酸素種の産生を誘導し、活性酸素種は生体分子を損傷するが、原始細胞が放射線による破壊に対してどのように防御していたのかは分かっていない。これまでの研究から、高線量のガンマ線に抵抗性を持つDeinococcus radioduransという細菌は、無機ポリリン酸塩(多数のリン酸残基の鎖)と

    化学:マンガンを含む抗酸化物質の放射線抵抗性が初期地球での生命誕生を推進した可能性がある | Nature Communications | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/12/06
    マンガン
  • 天文学:新たに発見された6惑星系 | Nature | Nature Portfolio

    地球近傍の明るい恒星HD 110067の周りを公転する6つの太陽系外惑星が発見されたことを報告する論文が、Natureに掲載される。6つの惑星の半径は地球より大きく、海王星より小さい。これらの惑星について、公転軌道の詳細や質量と密度の推定値が計算され、この惑星系の形成やこれらの惑星の大気の組成に関する手掛かりがもたらされた。 太陽系外にある太陽類似星の半数以上には、近接した軌道で公転する複数の「サブ海王星」惑星(半径が地球より大きく海王星より小さい惑星)が存在している。しかし、これらの惑星の組成、形成、進化の詳細はよく分かっていない。HD 110067は、かみのけ座の明るい恒星で、地球から約100光年離れており、地球の北半球から見ることができる。 今回、Rafael Luqueらは、2020年と2022年にNASAのトランジット系外惑星探索衛星(TESS)が行ったHD 110067の観測で

    天文学:新たに発見された6惑星系 | Nature | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/11/30
    東大がプレスリリース出してた奴。TESSとCHEOPSの名前はあるけどMuSCATの名前載ってないな、ここには。40億年以上、この惑星系が変化していないことを意味する、と