「何も知らないくせに」「何もわからないくせに」 言ってないのだから、聞いてないのだから、当たり前の話です。逆に人はわかったような事を言われたり、決めつけを言われると怒ります。こりゃまた当たり前な話です。それなりの事情を話す相手ではなかったり、話す心境ではない時にこの手のトラブルや怒りが発生しやすいのだと思うのです。例え親しい間柄であったとしても、自分から話してくれるまで、そっとしておいてあげようという労りや慈しみも勿論あったりします。 理解できないものへの恐怖 NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」で前回、黒人を宣教師が織田信長に紹介します。その時代の人間は黒人を観た事がないのです。織田信長は「何故?肌の色が黒いのだ?」とストレートな疑問を口にします。理解はできないものの実際、肌の黒い人間が目の前にいるのは事実なので次にこう言います。「面白い!実に愉快だ!」。人は理解できない相手に遭遇した時に何