(CNN) ロシアの政権寄りタブロイド紙は6日までに、ウクライナ東部ドネツク州の要衝リマンからのロシア軍の退却に関連し、兵員不足、貧弱な連絡系統や司令官の判断ミスが決め手になったとの暴露記事を掲載した。 【映像】ウクライナで使用の高機動ロケット砲、発射の瞬間 現場のロシア軍の同行取材に当たっていた同紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」の記者による執筆で、ウクライナ軍に「包囲されるリスクや屈辱的な捕虜となる可能性が非常に大きかった」ことを受け、司令官は撤退を決断したと指摘。 リマンの住民はCNNの取材に、ロシア軍は先月30日の遅い時間帯から撤収を開始したと明かした。ロシアのプーチン大統領は同日、ドネツク、ルハンスク両州から成るドンバス地方の併合宣言を祝福してもいた。 記者は当時のロシア軍部隊内の空気にも触れ、「全てがいつものごとくであった」と感じていたとも説明。異なる部隊の間に適切な連絡もなく、