回転ずし大手「スシロー」がピンチを迎えている。6月に消費者庁が景品表示法違反(おとり広告)で再発防止を求める措置命令を出した影響で客足が遠のき、業績予想を下方修正したのだ。そんな中、今度は看板メニューである「マグロ」の偽装疑惑が発覚した。 【写真3枚】マグロ偽装に巻き込まれた形の大物MCたち *** スシローは昨年、キャンペーン中のウニやカニが品切れとなり、提供を取りやめていたのにテレビCMなどを継続。それが「おとり広告」にあたるとして消費者庁は6月9日、スシローに措置命令を出した。消費者への“裏切り行為”が満天下にさらされたわけだから客足が遠のくのは当たり前の流れだが、同社が猛省しているかは怪しいと言わざるを得ない。何しろ、措置命令後に放送されたテレビ番組でも、客を“だまして”いたのだから――。 6月28日に放送されたフジテレビ系の「所JAPAN2時間SP」と、7月26日に放送されたテレ
● 「偽装大国・ニッポン」に成り下がった原因とは 政府は公文書や統計の改ざんを繰り返し、民間企業でも品質検査などの不正が続々と発覚、そして生産者は外国産のものを国産と嘘をつく。ここまでくると、「偽装大国」の汚名を着せられても仕方ないのではないか。 これまで幾度となく発覚してきた「国産偽装」が、ここにきて再びスポットライトを浴びている。きっかけはかねて「産地偽装の温床」と指摘されていたアサリだ。農林水産省が「熊本県産」と売られていたものをDNA検査したところ、なんと97%に外国産混入の可能性が高いということがわかったのである。 こういうニュースが全国的な話題になると、各地の行政や警察を同様の事案を次々と発表して、マスコミもこぞって取り上げるため、瞬間風速的な「偽装ドミノ」が起きるのがお約束だ。 静岡では、30の卸売業者を介して県内外の400店舗以上のスーパーなどで販売されていた「鳴門産ワカメ
中国産のワカメを鳴門産と偽り販売したとして、静岡市の会社社長ら3人が逮捕された。 逮捕前、社長の男はFNNの取材に対し、「中国産と知らずに仕入れていた」と話していた。 逮捕されたのは、静岡市の食品販売会社社長・小川重英容疑者(80)と、息子で取締役の小川良容疑者(36)、それにパート従業員で工場の責任者・小林和子容疑者(70)。 警察によると、3人は2021年11月、静岡市の工場で、中国産のワカメを使い、鳴門産と表示した商品を作り、販売した疑いが持たれている。 逮捕前、社長の小川重英容疑者は「鳴門という名前で商売をやってきて、中国産が安いから、中国とわからないで買ったにしても、悪いなと思ってすぐやめた」、「(故意にやったわけではない?)そうです、そうです」などと話していた。 このワカメは、県内外のスーパーなどで流通していて、警察は、仕入れ先や余罪などについて、調べを進めている。
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