投映機「コスモくん」のお別れイベント「卒業式」で、特別上映プログラムに見入る観覧者ら=船橋市プラネタリウム館 船橋市総合教育センター・プラネタリウム館で、「コスモくん」の愛称で開館から36年にわたり親しまれてきた投映機の「卒業式」が開かれた。来月、最新型機器への交換工事が始まるのを前に、約150人が集まり別れを告げた。残された音声に合わせて過去の投映を再現し、元職員や訪れた市民らの惜別のメッセージを公開。これまでの歩みを振り返り、最後はドーム内に大きな拍手がこだました。 コスモくんと同じ「GN―AT型投映機」は1981年以降、全国で5台が生産されたが、現役で稼働する最後の1台になっていた。修理部品の調達が困難になることなどから、26日を最後に役目を終えた。 卒業式では、過去の投映を再現する企画が行われた。約25年前に小学生向けに行われた際の音声に合わせて現役の職員がコスモくんを操作。かつて