【読売新聞】 小型カンガルーの「クオッカ」を国内で唯一飼育・展示している埼玉県こども動物自然公園(東松山市)は、クオッカの屋内展示室を新設するため、寄付金を募る。 クオッカはオーストラリア南西部に生息する体長約40~50センチのカン
人気アイス「ガリガリ君」で知られる赤城乳業(本社・埼玉県深谷市)が寄居町に新工場を建設することが4日、分かった。町は6月定例町議会初日の4日、町有地を赤城乳業に7億5321万円で売り払う財産処分に関する議案を提案し、21日の最終日に採決される予定。町産業振興企業誘致課の担当者は「赤城乳業は全国的にも有名な企業で、寄居町を選んでくれて大変ありがたい。より良い立地ができるように協力していきたい」と話している。 埼玉が全国トップ、“本社移転”ランク 絶対的優位の詳細 町によると、町有地は同町用土の埼玉よりい病院の西側で、広さは3万7620平方メートル。3月まで自動車メーカーのホンダに貸し出されていた場所で、ふるさと自然の森用土公園の駐車場の一部も含まれる。昨年8月に赤城乳業から町に進出の意向が伝えられ、今年2月に町有地の払い下げの申請があり、4月に土地売買の仮契約を行ったという。 赤城乳業は19
埼玉県春日部市上柳の道の駅庄和は「ツバメが集まる道の駅」として知られる。スタッフはツバメが繁殖しやすい環境を整え、施設の利用客とともに温かく見守る。5月は子育てが本格化する時期。ひなは懸命に餌をねだり、親はせわしなく飛び回る。無事に巣立つまで、にぎやかな共存の日々が続く。 「かわいいね」「こんなにたくさん」。巣から顔をのぞかせるひなたちに、利用客が目を細める。軒下や壁に3~5メートル間隔で並ぶ巣の下には「ツバメ生息中」と書かれた張り紙も。マンションのように配置された30以上の巣から毎年、約160羽が巣立つという。 道の駅庄和は2005年にオープン。その2、3年後からツバメが定着し、徐々に数を増やしていった。毎年3~8月に現れ、泥や枯れ草を集めて器用に巣を作る。前年の巣が無事ならば、そのまま再利用することもある。 「自然に囲まれた立地で巣の材料や餌が豊富にありながら、適度に人の出入りがあるた
埼玉県久喜市上内のわし宮団地商店街に、紅茶を売りにする小さなカフェがある。「Kuki紅茶」は、団地の住民だった伊藤康之さん(47)が、過疎化と高齢化が進む古里に元気を取り戻そうと、2021年11月にオープンした。子どもから高齢者まで、幅広い年代が集まる憩いの場となっている。 伊藤さんは草加市で生まれ、生後間もなくわし宮団地に移り、約10年間を過ごした。当時の商店街は駄菓子店や鮮魚店などが軒を連ね、近くの広場では大勢の子どもたちが遊んでいた。しかし、周辺地域で宅地開発が進んだことなどから住民は減少。地元の市立上内小学校も休校となった。 都内で不動産業を営んでいた伊藤さんは4年前、仕事の関係で久喜市を訪れる機会があり、変わり果てた古里の姿を見て言葉を失った。「商店街はシャッターばかりで、子どもたちの声も聞こえない。寂しいの一言だった」。不動産業者として活性化に貢献できないかと考え、かつて書店だ
建設・不動産賃貸の大東建託は15日、「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2024(埼玉県版)」を発表した。住みここち(駅)の1位は4年連続で浦和(さいたま市浦和区)で、2位に越谷レイクタウン(越谷市)、3位に東宮原(さいたま市北区)が入った。 埼玉で最も幸福な街、3年連続いったいどこ 住み続けたい街3位は秩父、2位滑川、1位は 3位の東宮原は昨年の13位から初のトップ3入り。県内一の繁華街大宮から埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)で7分の好立地でありながら閑静な住宅街が広がっている点が高く評価された。 住みここち(自治体)は6年連続でさいたま市浦和区が1位。2位に同市中央区、3位に大宮区となり、昨年の順位と変動はなかった。 住みたい街(駅)は2年連続で1位に大宮、2位に浦和。住みたい街(自治体)でも1位がさいたま市大宮区、2位が浦和区と同様の結果となった。3位は昨年4
西武鉄道(本社・埼玉県所沢市)の西武秩父線が運行を開始し、10月で55周年を迎える。西武鉄道は今後、記念ウォークやスタンプラリー、「旅するレストラン 52席の至福」記念運行などのキャンペーンを展開し、鉄道沿線や秩父地域の活性化に寄与していく。 西武秩父線は1969年10月に、当時私鉄最長とされた正丸トンネル(4・8キロ)で山を貫き、吾野駅(飯能市)と西武秩父駅(秩父市)を結ぶ19キロの路線として開通。同時運行した5000系特急レッドアローは、西武秩父駅から池袋駅間を最短83分(現在は78分)でつなぎ、これまで秩父鉄道経由で約3時間かけて都内へ通っていた秩父地域住民の悲願をかなえた。 記念キャンペーンの一環として、西武鉄道は5月19日までの期間、秩父が舞台のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」スタンプラリーを、秩父アニメツーリズム実行委員会と連携して展開している。 秩
毎日多くの通勤・通学客が利用する首都圏の鉄道路線の中で、「痴漢が多い」とのイメージが定着してきたJR埼京線だが、この数年は別の路線での被害相談数が埼京線を上回っている。東京のベッドタウンでもある埼玉県内では、ラッシュ時の混雑率の高さで知られるJR武蔵野線での被害相談数が最も多いという。警察当局は私服、制服の警察官を乗車させるなど警戒を強化している。 埼京線のイメージはネットの影響も埼玉県警鉄道警察隊のまとめによると、令和5年中に寄せられた路線別の痴漢被害相談件数はトップが武蔵野線で、2位はJR高崎線、3位は東武東上線だった。4年も順位は同じで、この数年は埼京線が武蔵野線を上回ったことはないという。 これまで埼京線で痴漢が多発するとされてきたのは、「インターネットに埼京線での痴漢予告や、『埼京線は痴漢がしやすい』といった書き込みが多いためではないか」(鉄警隊)とみられ、JR東日本には今も埼京
西武鉄道(本社・埼玉県所沢市)は4月1日から、西武池袋線武蔵藤沢(入間市)―高麗(日高市)の間にある六つの駅について、駅係員を常駐させずインターホンで利用客の対応を行う「遠隔対応駅」に変更する。該当駅では駅係員による乗車券類の発売や精算、案内などの窓口対応が終了となる。同社は「少子高齢化に伴い生産年齢人口が減少しており、労働力不足が加速していくことが見込まれる中で、鉄道事業を安定的に持続させるため、利用状況を考慮して決めた」としている。 「巡回駅」に変更された東吾野駅の写真 西武線沿線、駅員常駐しない駅は初 ICカードない場合どうする 遠隔対応駅となるのは武蔵藤沢と高麗の他に、稲荷山公園(狭山市)▽仏子(入間市)▽元加治(同)▽東飯能(飯能市)の各駅。入間市駅と飯能駅の両駅は該当しない。 六つの駅にはモニター付きインターホンが、1駅当たり3~6台設置される。利用客が駅係員の対応を必要とする
埼玉県坂戸市の北浅羽桜堤公園に咲く早咲きの安行寒桜が見頃を迎え、アジア人観光客が桜並木を着物を着て散策する姿が目立っている。同公園は昨年から外国人コスプレイヤーの姿が散見されたが、今年は交流サイト(SNS)などを通じ同地の知名度が上がったのか、特に香港や台湾からの観光客が殺到しているという。人気の秘密は何か。 市によると、桜並木は平成12年、越辺川右岸の堤防下約1・2キロに川口市の安行地区産の安行寒桜の苗木約200本を植栽。例年、満開の3月中旬には「桜のトンネル」ができ、観光客に人気だ。 公園を訪れると、着物で散策を楽しむ女性グループが約20組いた。このうち日本人は1組。着物姿の観光客のほとんどが香港と台湾から来ていた。 台湾在住の女子学生(23)は「日本の桜の開花を投稿している台湾のインフルエンサーのインスタグラムを見て、ここで桜が早く咲いていることを知り成田空港で準備したレンタカーで来
畠山重忠をイメージした深谷市のキャラクター「しげただくん」埼玉県深谷市は25日、同市が生誕地で源平合戦期に活躍した武士、畠山重忠のイメージキャラクターを主人公にした絵本「おしえて!しげただくん」を制作したと発表した。市内の保育・幼稚園や公民館などの施設に計1千部を配布し、読み聞かせにも活用するという。 絵本は、一ノ谷の戦いで愛馬を背負って崖を下りる逸話が残る重忠を、同市在住のイラストレーター、tanio(たにお)氏が愛らしく表現したしげただくんが主人公。得意なものや好きな食べ物などを描いた。 重忠は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍し、文武両道に優れ「武蔵武士の鑑」として伝えられている。市によると、郷土の偉人に親しみをもってもらおうと令和4年度から続く「畠山重忠公プロジェクト」の一環で考案し、子供たちに早くから身近に触れる機会をつくろうと絵本化した。 一般への販売はないが、施設や団体
イオンリテールは16日、開催中の「福井・北陸フェア」で、北陸新幹線の車両に福井県の敦賀港で水揚げされた鮮魚や地酒などを積み込み、首都圏の店舗で販売する企画を実施した。“貨客混載”で運ばれた新鮮な特産品は、即日販売され人気を集めた。 即日販売した商品は、敦賀港で水揚げされたウマヅラハギやヒラメ、ホウボウ、同県永平寺町の酒蔵、吉田酒造の日本酒「白龍然」など。同港で水揚げされた魚は16日の朝に締めた新鮮な魚で、白龍然は同日未明に絞り、ろ過などをせずにそのまま瓶詰めした日本酒。いずれも金沢駅から同日に北陸新幹線で輸送し、東京駅で降ろしてトラックで店舗まで運んだ。 北陸新幹線の延伸に合わせて実施した、16日限定の取り組み。同フェアは関東や北陸信越など270店舗で開催され、うち埼玉県越谷市のイオンレイクタウンと東京都品川区のイオンスタイル品川シーサイド限定で、新幹線輸送された商品を販売した。 商品が届
埼玉県内初の「森林セラピー基地」がある北本市で、心安らぐ味と香りのお茶「きたもと森林セラピーtea」が人気を集めている。市が2018年5月に連携協定を結んだ日本薬科大学(伊奈町)と開発した。効用も考えながら、北本産クワ葉の甘みと、ほっとするハーブの花の香り、少しのスパイスを配合。リラックスできる。 担当したのは、同市観光協会の職員で、セラピーガイド&デザイナーの安野里美さん(29)。同じ職員の岡野高志さん(37)に相談し、同大学の学生と共同開発した。昨年11月から販売している。 森林セラピー基地は、19年4月にNPO法人森林セラピーソサエティ(東京都)が認定した。対象は、市全体。とりわけ、北本自然観察公園には複数のセラピーロードがあり、癒やしを求めて多くの人が訪れる。 安野さんは「森林セラピーのツアーでは、森の中でティータイムをする時間がある。その時に飲むお茶はオリジナルなものを―と思った
川口から羽田空港まで乗り換えなし? 今後はJR東日本との基本協定締結を予定 川口市がJR東日本に対して長らく要望を続けていた「中距離電車の川口駅停車」が実現に向けて前進しそうです。市は2023年2月8日、「川口駅再整備基本計画(案)」を公表。上野東京ラインの停車を目指すことや概算事業費などを明らかにしました。 拡大画像 上野東京ラインなど中距離電車で運用されるE231系(画像:写真AC)。 川口駅の乗車人員は現在、埼玉県では大宮駅、浦和駅に次ぐ3位となっていますが、停車するのは京浜東北線だけです。そのため、遅延などの発生時には人の流れが滞りやすく、駅前広場デッキまで利用者が溢れる状態になります。 市は2022年3月に「川口駅周辺まちづくりビジョン」を策定。この中で、「鉄道輸送力の増強」の取組例として「中距離電車停車のためのホーム増設」を明記しました。2023年度予算には、ホーム増設などの計
埼玉県川口市は8日、会見を開き、JR川口駅の再整備基本計画案の概要を発表した。現在、京浜東北線のみが走行する同駅に、初の中距離路線となる上野東京ラインを停車させる内容などが盛り込まれた。駅周辺整備を含め400億円を超す費用のほぼ全額を市が負担する方向で今後、JR東日本と協議し、早期の合意を目指す。ただ、工期を含めて10年以上かかり、供用開始は早くても令和19年以降となる。 会見で奥ノ木信夫市長は「全国の人口30万人以上の都市で中距離電車が止まらないのはJR川口駅だけ」と強調。「都市間競争に勝てる街づくりを常々訴えてきたが、大きなポイントが中距離電車の停車。これを実現したい」と説明した。 市によると、上野東京ラインの川口駅停車に向けて、JR東日本から示されたホームの増設や周辺整備にかかる概算事業費は3案。既存デッキの活用と屋根なしが389億円、デッキの拡幅を含めて屋根ありが420億円。自由通
埼玉県秩父市のすし店「みな寿し」が作るイワナの「奥秩父名物 岩魚(いわな)すし」が、京王百貨店新宿店の催事「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」(~22日)に埼玉県内で唯一、出品している。県内の駅では、ご当地名物駅弁の販売が少ないのが現状。店主の平(たいら)敬三さん(73)は、県内や都内の駅・駅ビルでの販売を目指し、駅弁不毛県に希望を見いだそうとしている。 二人三脚で岩魚すしを作るみな寿しの平敬三・由子夫妻岩魚すし(1480円)は、秩父市に道の駅ができると耳にしたとき、地元の名物を作りたいと平成13年に発案した。 「(秩父は)海がないけれど荒川の本流が通っている。イワナすしは全国で意外にやってない」。食すと酢と白しょうゆの絶妙な配合で川魚独特の臭みがないのが特徴。 現在、「道の駅 ちちぶ」(同市大宮)での販売のほか、秩父市のふるさと納税返礼品になっている。 京王百貨店広報部によると、「駅弁と
インタビュー㊦非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」に資金提供しているとして昨年11月、トルコ政府は日本国内のクルド人団体をテロ組織支援者と認定、トルコ国内の資産を凍結した。この件についてギュンゲン駐日トルコ大使は産経新聞とのインタビューで、「ずっと以前から日本の当局へ情報は伝えていた」と明かした。 ㊥クルド人は難民ではない? ――PKKについて 「クルド系だから問題視しているわけではない。PKKは分離独立を目指してテロ活動を行っており、1990年代から4万人のトルコ国民を犠牲にしてきた。このような団体を容認できる国は日本を含め世界のどこにもないはずだ」 ――日本国内にも支援者がいた 「日本でもPKK関連団体が活動していることはずっと以前から知っていたし、日本の当局にも情報を伝えてきた。当局は私より、はるかに多くの情報を持っているはずだ」 ――テロ支援者認定された団体が2023年2月の
インタビュー㊥ギュンゲン駐日トルコ大使は産経新聞のインタビューに応じ、トルコ国内のクルド人は「選挙権もあり、人権は保障されている」と説明。日本で難民認定申請を繰り返すクルド人の「難民性」を暗に否定した。 ㊤川口のクルド人問題「容認しない」 ――大使は以前に、「クルド系はトルコであらゆる政治活動の自由を保障されている」と述べていたが、クルド人は政治難民ではないということか 「国民の大半はクルド人と縁戚関係にある。切り離せる存在ではない」 《トルコ総人口8500万人のうちクルド人は1500万人とされる》 「クルド人を含めすべての国民に人権が保障されている。国会には選挙を経たクルド系議員がおり、現在はクルド語教育や報道、文化活動も可能だ。彼らが難民認定申請を繰り返しているのは知っているが、認定はあくまで日本当局の権限だ」 「2023年5月のトルコ大統領選などで、在外投票を東京の大使館で行った際、
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