韓国の大手自動車メーカー、「ヒョンデ(現代)自動車」は、先月までの3か月の決算を発表し、販売台数が前の年の同じ時期を0.6%下回り、営業利益も6期連続で減少となりました。 また、本業でのもうけを示す営業利益は、円安やユーロ安を受けて、優位に立っている日本や欧州の自動車メーカーに対抗し、販売を促進するための費用が増加したことなどから、1兆5039億ウォン、日本円でおよそ1580億円と、前の年の同じ時期と比べて8.8%下回り、6期連続で減少となったほか、2010年の第4四半期以来、最も低い数字となりました。 ヒョンデ自動車は、中国など新興国経済の成長の鈍化などにより、今後も厳しい経営環境が続くとみていて、新車の投入とともに工場の稼働効率を見直すなどして、収益性の改善を図りたいとしています。