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ブックマーク / imidas.jp (7)

  • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/東アジア反日武装戦線・桐島聡死去を受けて、今、『腹腹時計』を読む/イミダス

    「桐島聡を名乗る男が末期ガンで入院している」 2024年1月25日、日中を衝撃的なニュースが駆け抜けた。 桐島聡。東アジア反日武装戦線「さそり」のメンバーとして半世紀近く指名手配されていた男。黒縁メガネに長髪という1970年代スタイルで笑顔を見せる、手配書で唯一の陽キャ。あまりにも見つからないことから、多くの人に海外逃亡もしくは他界と思われていた男。令和に突如蘇りし、「政治の季節」の忘れ物。そんな男が約半世紀の潜伏期間を経て、自ら名乗り出たのである。死を目前にして。 結局、桐島は名乗り出た4日後に逝去。死後、「内田洋」という偽名を使い、神奈川県内の土木会社に約40年つとめていたことなどが明らかになった。また、飲み屋で歌い踊るパリピっぽい生前の映像が出回ったりもした。 名前を変え、保険証も身分を証明するものもなく、おそらく銀行口座なども作れず、この半世紀、どう過ごしてきたのだろう。まるで映

    雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/東アジア反日武装戦線・桐島聡死去を受けて、今、『腹腹時計』を読む/イミダス
  • 木村元彦連載「塵芥の声を聴く~インビジブル・ダイアリー」第29回「キム・ドンリョン監督が語る韓国ドキュメンタリー映画界の闇と光(前編)~ヤンヨンヒ作品の剽窃事件から見えてくる『386世代』の政治と映画の関係」/イミダス

    キム・ドンリョン監督が語る韓国ドキュメンタリー映画界の闇と光(前編)~ヤンヨンヒ作品の剽窃事件から見えてくる「386世代」の政治映画の関係 20年前の剽窃問題 最新作『スープとイデオロギー』は2023年毎日映画コンクールでドキュメンタリー映画賞を受賞。現在も『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『かぞくのくに』など過去作品とあわせた特集上映が各地の劇場で続いているが、その作り手、ヤンヨンヒ監督を長きにわたって苦しめてきた事件がある。 ヤンヨンヒ監督 韓国映画界で起きた前代未聞の不祥事をまず時系列で記す。それは1998年に起きた。当時、ニューヨークに留学中であったヤンヨンヒ監督は、韓国在住のホン・ヒョンスク監督の作品『名宣言』が釜山国際映画祭でウンパ賞(最優秀ドキュメンタリー賞)を受賞したことを報道で知る。ヤンはこのホンの日での撮影に協力し、市立尼崎高校の故・藤原史郎教諭の通訳などを請わ

    木村元彦連載「塵芥の声を聴く~インビジブル・ダイアリー」第29回「キム・ドンリョン監督が語る韓国ドキュメンタリー映画界の闇と光(前編)~ヤンヨンヒ作品の剽窃事件から見えてくる『386世代』の政治と映画の関係」/イミダス
  • 「光州事件」を超えて〜韓国民主化の中で40年生き続けた光州5.18を知る(上)(徐台教)

    2018年、『タクシー運転手〜約束は海を越えて~』と『1987、ある闘いの真実』という2韓国映画が日で静かなヒットを呼んだ。それぞれ1980年5月の「光州5.18民主化運動」と1987年6月の「6月抗争」という、韓国の民主化と関わる大きな歴史的事実を題材としたものだ。 この二つは別々の出来事ではない。それどころか「光州5.18がなければ6月抗争もなかった」と言われるほど密接な関わりがある。韓国で5月、6月は韓国民主化を考える上で欠かせない時期とされる。稿を通じ40周年を迎えた「光州5.18」を理解することが、今なおダイナミックな韓国社会を知るヒントになるだろう。 旧全羅南道庁の全景。今は「5.18民主広場」と名を変えた手前の噴水台のある広場を含め、光州5.18民主化運動の中心地となった。(筆者撮影) (1)想像を絶する出来事 習志野に拠地を置く第一空挺団は、日自衛隊における最

    「光州事件」を超えて〜韓国民主化の中で40年生き続けた光州5.18を知る(上)(徐台教)
    Guro
    Guro 2022/05/18
  • 「歴史修正主義」とは何か 映画『主戦場』裁判から考える(朴順梨)

    2022年1月27日午後、東京地方裁判所の前で男性たちが、「勝訴」と書かれた巻紙を手にしていた。中心にいたのは、日系アメリカ人のミキ・デザキさんだった。自身が監督した映画『主戦場』をめぐり、出演者から上映差し止めと計1300万円の損害賠償を求める訴訟を提起されていたが、東京地裁は原告の請求を全面的に棄却したのだ。 フロリダ州で生まれ育ったデザキさんは2015年、上智大学大学院進学のために再来日し、映画製作を進めた。2019年4月に公開された『主戦場』には、ジャーナリストの櫻井よしこ氏やカリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏など、慰安婦の存在を否定する人たちと、歴史学者の吉見義明氏や元朝日新聞記者の植村隆氏など、慰安婦問題と向き合ってきた人たち約30人が登場。それぞれの主張を戦わせる「言論バトル」のような映画の内容が、SNSなどで大いに話題となった。 しかし出演者のうちケント・ギルバー

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    Guro
    Guro 2022/04/14
  • 権威ではコロナを抑えられない 過去の教訓を生かした韓国の対策(徐台教)

    3月11日、疾病管理部を訪ね、鄭銀京(チョン・ウンギョン)疾病管理部長(左)の説明を受ける文在寅大統領。青瓦台提供。 韓国で一人目の新型コロナウイルス感染者が確認されたのが2020年1月20日のことだった。それから2カ月半以上がたち、今や新型コロナウイルスのある風景は韓国の日常となりつつある。 バスやあちこちの建物には、くしゃみと咳の際のマナー、手洗い、マスク着用という基原則を扱ったステッカーが貼られ、消毒ジェルも随所に置かれ、手の乾くひまがない。日に数度、携帯電話には政府から一方的に緊急メッセージが送られてくる。ビーッとうるさいため、消音にしていないと寿命が縮む。 毎朝11時の政府対策部の記者会見はラジオやテレビで生放送され、新規感染者、検査数合計、死亡者、完治者などの数字が読み上げられるとともに、重要な決定事項が発表される。さらにLINEに登録しておけば、この数字は午前10時過

    権威ではコロナを抑えられない 過去の教訓を生かした韓国の対策(徐台教)
  • 韓国・文在寅政権の平和戦略~南北首脳会談で朝鮮半島「非核化」の実現はなるか(徐台教)

    文政権発足後に動いた朝鮮半島情勢 2018年に入ってからの朝鮮半島情勢は、昨年までの一触即発の緊張感をよそに、4月27日には11年ぶりとなる南北首脳会談、5月もしくは6月はじめに史上初の米朝首脳会談を控える「対話局面」に入った。 文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足した当時の17年5月、南北関係は最悪と言っていいほど冷え込んでいた。最盛期には年に10万人以上が行き来した南北間の直接対話チャンネルは「ゼロ」。さらに北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権は核・ミサイル技術の完成を目指し、同年1月に就任したトランプ大統領との対立が先鋭化。国際社会での孤立が顕著になっていた。 ここからわずか10カ月あまりで、現在の劇的な状況が訪れたのである。この原動力となったのが文政権だ。どう展開するのか分からない朝鮮半島情勢の中、韓国だけが米朝を含む国際社会に対し「対話」という朝鮮半島情勢の「現実的な解法」を提示

    韓国・文在寅政権の平和戦略~南北首脳会談で朝鮮半島「非核化」の実現はなるか(徐台教)
    Guro
    Guro 2018/04/28
  • 文在寅の韓国外交 | 時事オピニオン | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス

    韓国を揺るがした朴槿恵(パク・クネ)・前大統領のスキャンダルと罷免。混乱を経て2017年5月9日に行われた大統領選挙では、「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が選ばれ、盧武鉉(ノ・ムヒョン)時代(2003~08年)から9年ぶりに左派政権が成立した。 国内に広がった政治不信の払拭、北朝鮮の核・ミサイル開発への対応など喫緊の課題が、国民の期待を集める新政権に突きつけられている。中でも、アメリカ中国、日などとの関係をどのように築いていくのか、国外では期待よりも懸念が大きい。いよいよ今週開催される米韓首脳会談を前に、韓国外交のジレンマを解説する。 「統一・外交・安保」という順序 文在寅政権が成立してから1カ月あまりが経った。支持率は8割前後と高く、大統領選挙における得票率の2倍である。それだけ朴槿恵大統領の弾劾・罷免によるリーダーシップの不在が深刻で、韓国民は機能する政府を求めているとい

    文在寅の韓国外交 | 時事オピニオン | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス
    Guro
    Guro 2017/06/30
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