終戦間際に横須賀などで開発されたロケット戦闘機「秋水(しゅうすい)」をテーマにした展示「横須賀海軍航空隊と秋水」が4月11日まで、横須賀美術館(横須賀市鴨居4丁目)で開かれている。 展示の中でも、市内在住の平田直俊さん(68)が所蔵する秋水のエンジン部品と当時の写真は、開発途中で終わった秋水に迫る貴重な史料だ。
秋水の部品と資料を提供した平田直俊さん(左)と、秋水研究家の佐久間則夫さん=神奈川県の横須賀美術館で2021年2月4日、岩崎信道撮影 第二次世界大戦末期に旧日本陸海軍が共同開発したロケット戦闘機「秋水」のエンジン部品が、横須賀美術館(神奈川県横須賀市鴨居)で8日から始まる「横須賀海軍航空隊と秋水」で公開される。【岩崎信道】 秋水は、独空軍のロケット戦闘機メッサーシュミットMe163がモデルで、日本本土上空に飛来する米爆撃機の迎撃の切り札として期待された。だが、試作機の試験飛行が失敗に終わり、実戦で飛ぶことはなかったため、幻の戦闘機といわれる。米軍が終戦後接収した機体やロケットエンジン、関連資料などの一部が米国の博物館に残るほか、製作を担った三菱重工に復元された機体が展示されているものの…
3月30日(火) 15:04 太平洋戦争末期、長野県松本市で幻の戦闘機「秋水」を開発中に撮影されたとみられる写真が見つかりました。 太平洋戦争末期のロケット戦闘機「秋水」のエンジンや関係者の写真。 現在の松商学園で撮影されたと見られ、将校として開発に関わった神奈川県の男性の遺族が提供しました。 「秋水」の開発は各地に分散して進められ、松商のグラウンドはエンジンの実験場になりましたが、試作段階で終戦を迎えました。 「秋水」研究家柴田一哉さん: 「今まで陸軍の松本実験場はブラックボックス状態。具体的な写真は一切出てこなかった」 学校には燃料の貯蔵庫が残っていますが、機体などはアメリカ軍が接収し、資料も極めて少ないままでした。 写真からは実験場の内部やエンジンの構造がわかり、研究者は今後も調査を進めたいとしています。
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