2024-05-27 18時から、東京・神保町にある、こどもの本専門店&カフェ「ブックハウスカフェ」て、『もったいないばあさん』などの作者、真珠まりこ先生をゲストにお迎えして、【海獺のWikipedia講座Vol.1 絵本関連のウィキペディアを充実させよう <真珠まりこ先生編>】を開催しました。 実は私は自分でイベントを企画して何かやることはほとんどありません。それでも今回「絵本関連のウィキペディアを充実させたい」と思い付き、ブックハウスカフェさんでやるのがいいと思いついたわけです。 なぜ思いついたかと言うと、有名な絵本の単独記事がウィキペディアにはないと気づいたからで、例えば「いない いない ばあ」「だるまさんが」「パンどろぼう」「こんとあき」などは単独の記事がありません。 (よぅわからんアーティストのよーわからん配信シングルの記事はあるのになどと比較してはいけませんので、そんなことを私
概要このイベントでは、本年後半のプレゼンテーションの完成形に近い形のスライドを使用したため、noteで(著作権的にnoteには載せられないものを除き)できるだけ細かく解説し、どんな思惑で、何を伝えようとしているのかということまで書きました。 枚数が多く、話題があちこちに飛びつつも収束していく(と本人は思っている)バージョンなので、備忘も兼ねて記しました。 イベント前 この秋の福岡ツアーの最終は、2017年の「ふくちのち」でのイベントでご一緒したKさんのコーディネートによる、小倉南図書館での講演です。 「ふくちのち」の時のお知らせページ 今回のお知らせ結果的には、講演というこちらが一方的に話をするというイベントにもかかわらず、自分自身でも非常に手ごたえを感じ、また参加者の皆さんの反応や感想、図書館の方々の感想など含め、とても充実した良いイベントになったと思います。 開催日時:11月26日(日
「ウクライナの文化外交月間2024」に参加しました。2022年以来2回目です。翻訳した「タマラ・ドゥーダ」の記事が大変に興味深かったので、Diffに記事を書きました。その後「カテリーナ・カリツコ」も翻訳して出しました。同じ作家でも全く違う方向性の人物でした。 ■参考 ウクライナの文化外交月間2024に参加|Diff ウクライナの文化外交月間2024|Meta 『山川菊栄の航跡:「私の運動史」と著作目録』ドメス出版、1979WikiGapには2019年以来何回か参加していましたが、このところオンラインイベントが続いていました。今年は5年ぶりにオフライン開催との案内が来たので、早速申し込みました。3月3日、神奈川県立図書館で、テーマは「山川菊栄」とのこと。なじみのない名前でしたが、近くの図書館で関連する本を取り寄せてみると、戦前から戦後にかけて女性の権利拡張のために尽力した偉大な人物であること
みなさんお久しぶりです!Lakkaです。 私は辞書好きであると同時に、趣味でウィキペディアの編集を行うウィキペディアンでもあります。これまでnoteでは辞書の話をたくさんしてきましたが、「そろそろウィキペディアについても語りたい!!!」ということで、今回はウィキペディア回です。 最初にウィキペディアに関する簡単な説明をした上で、先日加筆を行った『明鏡国語辞典』の編集過程についてまとめていきたいと思います。 超大作になってしまいましたが、ウィキペディアの編集に関心を持つ方々の参考になれば幸いです。 ⚠️まず、ウィキペディアとは?ウィキペディアの方針そもそもウィキペディアとはどのようなものなのでしょうか。 Wikipedia:方針とガイドラインというページがあるので、そちらから少し引用してみましょう。 ウィキペディアは、次の目的を掲げています。 ウィキペディアの目的は、信頼されるフリーな百科
辞書や事典が大好きというLakka26さん(右)とユージン・オーマンディさん 2024年4月に、学生サークル「早稲田Wikipedianサークル」と「辞書尚友」のメンバーであるLakka26さんにインタビューを実施しました。辞書マニアであるLakka26さんは、なぜオンライン百科事典ウィキペディアの編集を始めたのでしょうか?また、ウィキペディアを編集しながら考えていることは?そして、ウィキペディアの編集を経験したからこそ感じた辞書文化の問題点とは? ウィキペディアの編集を始めたきっかけEugene Ormandy (以下O): 本日はよろしくお願いします。まずはLakka26さんがウィキペディアの編集を始めた経緯について教えていただけますか。 Lakka26(以下L):大学入学とともに早稲田Wikipedianサークルに入部し、ウィキペディアの編集を始めました。サークルに入部した理由は、辞
29 May 202429 May 2024 by Asturio Cantabrio, 東京ウィキメディアン会とedit Tangoのメンバー。Wikipedia日本語版への作成記事数は1000記事超、約30記事の良質な記事を執筆。2014年からウィキペディアタウンなどのアウトリーチ活動に参加し、Wikipedia関連イベントにおける説明や編集サポートなども行っている。2022年の書籍『司書名鑑』(青弓社)にウィキペディアンとして掲載された。 2024年5月18日(土)、東京都昭島市のアキシマエンシスで開催された「図書館総合展2024 フォーラムin昭島」に参加しました。 図書館総合展とは 神奈川県横浜市のパシフィコ横浜において、毎年11月初旬頃には図書館業界の見本市である「図書館総合展」本展が開催されます。 公共図書館・大学図書館・学校図書館・専門図書館など各種別の図書館員、図書館シス
みなさんは、普段「ウィキペディア」を使っていますか?ウィキペディアは、誰もが使えるインターネット上の百科事典です。ウィキペディアの記事の執筆・作成は、世界中のボランティアの共同作業によって行われています。 県立図書館では、4月14日(日曜日)に共催イベント「Wikipediaブンガク11 橋本治」を開催しました。「図書館とウィキペディアに、どんな関係が?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 ウィキペディアの記事を編集するにあたっては、「中立的な観点」、「検証可能性」、「独自研究は載せない」の3点が内容に関する最も重要な方針として掲げられています。こうした方針に基づく記事を執筆するためには、図書や雑誌などの複数の資料を参照することが必要です。 そこで役に立つのが、豊富な資料を有する図書館です。図書館の資料を活用することにより、信頼性の高い記事を執筆し、世界に発信することができます。
探究部顧問のMr.Sです。 5月7日、2年次生が履修する選択科目「地域創造学Ⅰ」にて、Wikipedia海獺さんにご講演をいただきました。 ありがたいことに海獺さんが記事にしてくださっています。 講演に際して様々な準備をしてくださったこと、感謝いたします。 大変学びの多い時間となりました。 講演内容については、海獺さんの記事をお読みいただくのが最も伝わりやすいかな(意図含め)と思います。私は、感想中心に記事にしていきたいと思います。 1.情報リテラシーのアップデート・顔をネット上にアップした。 →他の画像や動画と合成されて、別の用途で勝手に使用された。 ・声だけをネット上にアップした。 →詐欺の音声として使用された。 講演の中でAI合成動画を拝見しましたが、もう何を信じていいのかわからなくなります。 今はまだ多少の合成っぽさを感じますが、この技術が発展していけば、その精度も高まり、本物と合
ご縁を頂き、2024年5月7日に埼玉県立飯能高等学校でひとコマ、授業を致しました。 1.私は教育関係者ではなくただのおじさんなので、「こうしなさい」「これは間違い」みたいなことは言わない 2.私は今、高校生ではないので、わかった気にならない。かつて高校生だったことに当てはめようとしない 3.できるだけ新しい事例を見てもらい、受けてがそれを見てどう考えるかの余地を広くするように照らす 4.事前にアンケートのようなものを書いてもらい、今興味のあるものを教えていただく。今回はそのアンケートからピックアップして、編集デモンストレーションを行った(後述) 5.私は18歳で成人する体験を経ていないし、物心ついた時にはスマホどころかインターネットもなかったのだから、生徒さん達の経験を共有出来ないが、彼らはその下の世代に対してのアドバイスができる 【編集デモンストレーション】 65%くらいは: 知識を得る
調べ物がある時ついつい頼ってしまうウィキペディア。誰でも編集ができる百科事典は、どんなふうにできてるのだろう? 「マツコの知らない世界」などに出演され、ウィキペディアンとして活躍中の海獺さんを講師にお迎えし、 ウィキペディアとは ウィキペディアに記事を掲載するには から 色々調べて情報発信してみるところまで 海獺さんに詳しくレクチャーいただく贅沢企画。 海獺さんによりますと、絵本関連のウィキペディアはあまり多くないそうです。 絵本好きなみなさまで、絵本界隈をウィキペディアでも盛り上げて行きましょう。 第1回目ゲストは、絵本作家の真珠まりこさん。 「もったいないばあさん」20周年特別企画として、真珠まりこ先生関連のウィキペディアの記事を、さらに充実させてみたい! あ、こんな本も出てたんだ。 この本より先にこっちが出ていたんだ。 ウィキペディアを見る人のために、あなたが調べた新たな発見を反映さ
早稲田大学には数多くの学生サークルが存在しますが、その中にはWikipediaに関する活動を行う『早稲田Wikipedianサークル』もあります。このサークルでは学生たちが積極的に知識を広め、編集作業を通じて学内外のコミュニティに貢献しています。本記事では、彼らがどのようにしてこれらの活動を行っているかを探ります。 早稲田の多様なサークルとWikipedianサークル早稲田大学には多種多様な学生サークルが存在します。野球部やラグビー蹴球部のような名門サークルから、かくれんぼ同好会、仮面浪人・再受験交流会、といったユニークなサークルまで、さまざまな団体が思い思いの活動を展開しています。そしてもちろん、われらがウィキペディアのサークルも存在します。 ということで今回の連載では、早稲田大学在学時に私が立ち上げた「早稲田Wikipedianサークル」についてご紹介します。 早稲田Wikipedia
11 April 202410 April 2024 by Eugene Ormandy, 日本のウィキメディアン。早稲田Wikipedianサークルと稲門ウィキペディアン会を創設。ウィキメディアン・オブ・ザ・イヤー2023新人賞を受賞。 稲門ウィキペディアン会の Eugene Ormandy です。2024年3月に「カンボジア国立図書館」という記事を日本語版ウィキペディアに立項したので、そのきっかけや編集プロセスについてまとめます。 カンボジアの位置 (TUBS, CC BY-SA 3.0) きっかけ 国立国会図書館アジア情報室が発行する『アジア情報室通報』の目次を流し見していたところ、南亮一さんの「ベトナム・カンボジア・ラオスの国立図書館は今 -シンポジウム&ワークショップ「東南アジア地域研究情報資源の共有化をめざして」での報告を元にして- (その2 カンボジア・ラオス国立図書館)」と
県立神奈川近代文学館、2024年4月14日(筆者による撮影)2024年4月14日日曜日、Wikipediaブンガクに参加するために横浜に出かけました。午前中の会場は港の見える丘公園にある、県立神奈川近代文学館で、3月30日から6月2日まで「帰ってきた橋本治展」を開催中です。今年は桜が遅かったので、花吹雪の中を会場に向かいました。 テーマの作家橋本治は1948年に東京に生まれ、東京大学に入学。東大紛争最中の2年生の時、駒場祭ポスターに書いた「とめてくれるなおっかさん~」で一躍有名になり、当時高校生だった私もニュースでそのポスターを知りました。卒業後橋本はイラストレーターを経て作家として活躍しましたが、私は彼の作品を読んだことはなく、編み物もする変わった人、くらいの印象でした。 橋本は2019年に没し、資料は神奈川近代文学館に寄贈され、今回の展示開催に至ったそうです。10時に会場に集まった10
画像はWikiGap in Kanagawa実行委員会から提供いただきました。 去る3月3日に神奈川県立図書館で開催された「WikiGap in Kanagawa」オフラインイベントに参加しました。5年ぶりの対面開催ということもあり、定員20名は満席で、遠くは札幌からの遠路来場者もあり、高校三年生の男子学生を含む老若男女が相集いました。午前は、記念会から事務局長の山田が「山川菊栄ってどんな人」、山口からサイトニュースのこの一年のトピックを拾い、県立図書館の島課長から山川菊栄文庫資料について紹介がありました。山川菊栄について初めて知ったという参加者も少なくありませんでした。 午後はWikipediaのジェンダーバイヤスを変えるWikiGapの趣旨に沿って、「山川菊栄」ページや神奈川ゆかりの女性たちを中心に、ページの改訂や作成作業が、それぞれ参加者の興味に沿って行われました。8日までオンライン
連載「ウィキペディアの歩き方」の第8回。戦時下のウクライナで、ウィキペディアンたちは止まることなく活動を続けています。この記事では、彼らが直面する困難と、編集作業やコミュニティーイベントを通じて知識の共有を守るための取り組みを探ります。 侵略以前、ウクライナのウィキペディア2022年2月24日、ロシアによる侵略が開始し(※1)、ウクライナは大きな被害を受けました。しかし、そのような状況においても、ウクライナのウィキペディアンたちは止まりませんでした。核シェルターからウィキペディアを編集した方もいれば、安全を確保した上でイベントを開催した方もいたのです。今回の連載では、戦時下のウクライナにおけるウィキペディアンたちの活動を紹介します。 ※1 小泉悠『ウクライナ戦争』筑摩書房、2022年、19ページ。 2023年に開催された、ウクライナのウィキペディアンたちによる会議。(Tohaomg, CC
25 March 202425 March 2024 by Eugene Ormandy, 日本のウィキメディアン。早稲田Wikipedianサークルと稲門ウィキペディアン会を創設。 and Takenari Higuchi, 日本のウィキメディアン、ウィキペディアン。早稲田Wikipedianサークルのメンバー。 ウィキペディアンの Eugene Ormandy と Takenari Higuchi が、2024年1月のウィキペディアの動向を振り返るオンライン対談を行いました。 人物紹介 Eugene Ormandy : 稲門ウィキペディアン会のメンバー。ウィキメディアン・オブ・ザ・イヤー2023新人賞受賞。編集分野はクラシック音楽の演奏家、喫茶店など。2024年1月の印象に残った音楽は、Creepy Nuts のシングル “Bling-Bang-Bang-Born“、新しい学校のリーダ
『山川菊栄の航跡:「私の運動史」と著作目録』ドメス出版、1979WikiGapには2019年以来何回か参加していましたが、このところオンラインイベントが続いていました。今年は5年ぶりにオフライン開催との案内が来たので、早速申し込みました。3月3日、神奈川県立図書館で、テーマは「山川菊栄」とのこと。なじみのない名前でしたが、近くの図書館で関連する本を取り寄せてみると、戦前から戦後にかけて女性の権利拡張のために尽力した偉大な人物であることがわかってきました。 イベントのページには「加筆や出典追加が望まれる項目」が出ていたので、その中から「ベッシー・ビアティー」を選び、英語版ウィキペディアから翻訳してみました。このアメリカのジャーナリストは、1917年に仲間とロシアへ取材旅行に出かけ、ロシア革命の最中の重要人物から貴重な情報を得て『ロシアの赤い心臓』という本にまとめました。山川はその中から「革命
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