自動運転が再開されたシーサイドラインの車窓を楽しむ乗客ら=31日午前9時半ごろ、横浜市磯子区のシーサイドライン新杉田駅付近 6月の逆走事故後、有人運行を続けてきた横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」が31日、自動運転を再開した。万一の事態に備え運転席に保安要員を配置しての運行で、完全無人の自動運転は9月6日以降になる見通し。乗客からは不安の一方、事故前の65%程度にとどまる運行本数の早期拡大を求める声も少なくなかった。 始発から状況を見守った運行会社「横浜シーサイドライン」の鈴木龍実業務課長は「信頼を回復できるよう安全運行の取り組みをしっかりやっていきたい」と話した。 6日以降の完全無人運転によって運行本数を増やし、事故前の98%程度に回復させる。それ以降も新杉田と金沢八景の両駅ホームに保安要員を配置し、非常停止ボタンをいつでも押せる体制を1カ月程度実施するという。 横浜市栄区か