FM音源からナムコ独自のPCM音源へ。テクノロジーの進化はナムコのアーケード基板のサウンドシステムを急速に発展。その様子を第8回バンダイナムコ知新の第2章の前編、中編でお伺いしました。今回は、同時期に進化を遂げていった家庭用ゲーム機のサウンド制作環境についてお伺いしていきます。 小川 徹 1979年、ナムコ(当時)に入社、半年の営業研修後、ビデオゲーム開発部署に配属(当時『パックマン』を試作中)。『ギャラガ』プログラマーを担当後、ハードウエア開発、3Dハード前までの各種ハード、システム基板、カスタムICなどの設計を担当。JAMMA VIDEO規格専門小委員会に参加(副委員長)、通信プロトコル草案の策定にも携わる。PlayStation®︎互換アーケード基板「SYSTEM11」をSCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント:当時)と共同開発。量産治具「フラッシュライタ」を製作。その後、役職
時代を先取りした幻の企画「Lips~笑顔の行方~」──本日はよろしくお願いいたします。さっそく質問に入らせていただきたいと思いますが、お二人が音楽に興味を持たれたのは何がきっかけだったのでしょうか? 折戸氏: 僕は学生の頃に出会ったゲームミュージックですかね。当時はまだアーケードゲームが主流だった時代なんですが、そこでコナミやセガ、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)のゲーム音楽にぐいぐい引き込まれていったというのが、ゲームサウンドに興味を持ったきっかけです。とくに古代祐三さんの音楽が好きでした。 そこから自分でもゲームミュージックをやってみたいと思い、X68000を購入してFM音源でいろいろな曲を打ち込みまくっていましたね。 ──ゲームミュージックがきっかけだったんですね。80〜90年代はアーケードが技術の最先端でしたし、PCゲームサウンドは技術の発展にともなって表現の広がりを
「システム86」から「システムI」、回転拡大縮小機能を標準搭載した「システムII」へ。どんどん豪華になるアーケードゲームの演出はシステム基板のサウンドIC構成にも大きな影響を与えていきました。第2章前編ではFM(シンセサイザー)音源とともにナムコ独自のPCM(サンプリング)音源「C140」や「C352」がどういう経緯で開発されたのかを掘り下げていきましたが、今回の中編ではFM音源の話題を中心にサウンドクリエイターの方々にお話を伺っていきます。 1979年、ナムコ(当時)に入社、半年の営業研修後、ビデオゲーム開発部署に配属(当時『パックマン』を試作中)。『ギャラガ』プログラマーを担当後、ハードウエア開発、3Dハード前までの各種ハード、システム基板、カスタムICなどの設計を担当。JAMMA VIDEO規格専門小委員会に参加(副委員長)、通信プロトコル草案の策定にも携わる。PlayStation
ホーム インタビュー ヘヴィメタルバンド「メガデス(Megadeth)」のデイヴ・ムステイン氏インタビュー。『World of Tanks』『World of Warships』シリーズとのコラボやバンドについて訊いた 全記事インタビュー
There are few video game composers that are well known by name — and even fewer with as eclectic a catalog as Yuzo Koshiro. He’s best known for the iconic soundtracks of the Streets of Rage series but has worked on everything from Revenge of Shinobi to Ys to ActRaiser. He even wrote the jingles for Smash creator Masahiro Sakurai’s excellent YouTube videos. In 2007, Koshiro composed the soundtrack
[インタビュー]日本テレネットとは何だったのか。「テレネット シューティング コレクション」を記念し,3スタジオ+αの元スタッフが当時を語る 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 エディアから2023年6月8日に発売された「テレネット シューティング コレクション」は,かつて日本テレネット(※1)から発売されたメガドライブおよびPCエンジン向けのシューティングゲームを4タイトル収録したものだ。 ※1 1983年から活動し,2007年に事業停止した企業。「夢幻戦士ヴァリス」シリーズや「天使の詩」シリーズなどで知られる。なお,読みは“にほんてれねっと”であり,MSX用のパソコン通信サービス「THE LINKS」などを提供していた現存企業・日本テレネット(にっぽんてれねっと)とは別。 日本テレネットは,8〜16bit PCユーザーを中心に知られたメーカーだが,特定のタイトルや在籍していた個人はまだし
【アクトレイザー・ルネサンス】古代祐三氏、quad氏インタビュー(機材編) 2021年11月14日 2021年11月14日 インタビュー 一世を風靡したスーパーファミコン用ゲームソフト「アクトレイザー」の登場から30年、大幅なリメイクバージョンとして「アクトレイザー・ルネサンス」がリリースされました。 初代アクトレイザーに引き続き音楽を担当したのはもちろん、古代祐三氏(@yuzokoshiro)。 今回は、作編曲を手がけた古代氏、そしてレコーディング、ミキシングを手がけたquad氏(@quad_luvtrax)のお二人にインタビューすることが出来ました。 Computer Music Japanらしく、アクトレイザーにどのようなプラグインが使用されたかなど、機材の話題が多めとなっていますので、かなり濃い内容です。 前後編と機材編、計3回に分けてお届するインタビュー、今回は機材編です。 前編
モニタースピーカーはADAM A7Xをお使いですね。古代氏:ADAM A7Xは、日比野 則彦さんがスタジオで使用されていて、音が良いなと思っていたんです。 スタジオを作る際にquadさんに相談したところA7Xが良いんじゃないかということで導入しました。 私はあまりスピーカーの聴き比べなどはやらないのですが、業界の評判や知人の勧めなどで決めてますね。 フラットでありつつ、音楽的なサウンドに定評のあるADAM A7X。コストパフォーマンスに優れたモニタースピーカー。 quad氏:ADAMを導入する際に、Genelecの8000シリーズとどちらが良いかという話があったんですが、コントロールルームの特性や、古代さんが既に知っている音ということでADAMをお勧めしました。 もう10年くらい前なのですが、光田康典さん(@YasunoriMitsuda)のスタジオにデュアルウーファータイプのADAMのス
【アクトレイザー・ルネサンス】古代祐三氏、quad氏インタビュー(前編) 2021年10月18日 2023年11月22日 インタビュー 一世を風靡したスーパーファミコン用ゲームソフト「アクトレイザー」の登場から30年、大幅なリメイクバージョンとして「アクトレイザー・ルネサンス」がリリースされました。 初代アクトレイザーに引き続き音楽を担当したのはもちろん、古代祐三氏(@yuzokoshiro)。 今回は、作編曲を手がけた古代氏、そしてレコーディング、ミキシングを手がけたquad氏(@quad_luvtrax)のお二人にインタビューすることが出来ました。 Computer Music Japanらしく、アクトレイザーにどのようなプラグインが使用されたかなど、機材の話題が多めとなっていますので、かなり濃い内容です。 前後編と機材編、計3回に分けてお届けします。 アクトレイザー30周年、そしてア
訃報 作曲家のすぎやまこういち氏(本名:椙山 浩一)が、2021年9月30日、敗血症性ショックのため逝去されました。90歳でした。 すぎやまこういち氏は長年に亘り、弊社ゲーム作品「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽を手がけ、シリーズの発展に寄与されました。故人は「ドラゴンクエスト」シリーズの500曲以上に及ぶ楽曲のすべてをおひとりで作曲されており、制作中の『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』の作曲が最後のお仕事となりました。これからも共にご制作いただきたく思っておりましたので、誠に残念でなりませんが、「ドラゴンクエスト」の音楽は永遠に皆様の記憶の中にあり、「ドラゴンクエスト」のゲームの世界でいつまでも生き続けてまいります。すぎやまこういち氏の生前のご功績に対する心からの敬意と感謝とともに、謹んで哀悼の意を表します。 なお、葬儀・告別式はご親族および近親者のみにて執り行われました。 ご
2021年は日本が世界に誇るゲームである『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』が1991年のリリースから30周年を迎える年にあたる。同作のサウンドトラックはフライング・ロータスやサンダーキャットといったアーティストがその影響を公言するなど、今では世界中で名作として親しまれているが、その音楽を手掛けているのがあのDREAMS COME TRUEの中村正人であることを知らない人は少なくない。 DREAMS COME TRUEのニュー・シングル『次のせ~の!で - ON THE GREEN HILL -』(9月22日発売)は、なんとその『ソニック』のアイコニックな名曲である「Green Hill Zone」が取り入れられている。今回、中村正人に『ソニック』を中心に、当時の制作背景や新曲に込めた想いを訊いたのだが、そこから垣間見えたのは、「ドリカム」という巨大な存在と対峙しながらも、CDからストリーミング
Yuzo Koshiro @yuzokoshiro 娘が「何でファミコンのゲームって楽器みたいな音しないの?」って聞いてくるんだけど、これはレベル高い質問だな… 2020-12-29 02:19:29 Yuzo Koshiro @yuzokoshiro アナログシンセからサンプラーまでの仕組みと歴史をざっと説明しましたが、「テープレコーダーに録音した音が鍵盤を弾くと鳴るような感じ」の「テープ」をそもそも知らない、ので中々難易度高いです。😅 2020-12-29 09:49:14 Yuzo Koshiro @yuzokoshiro 皆さんのレスを読んでて補足しないと、と思ったのですが、娘の言う「楽器みたいな音」は、今時普通に聞ける(チップチューンではない)ゲーム音楽のことです。マリカーやスプラなどで聞ける音楽のことを指します。だからファミコンがなぜあの独特な音がするのか気になったようですね
「アストロシティミニ」発売目前! Hiro師匠&光吉猛修氏に聞く,FM音源に彩られた1980〜1990年代セガ・サウンドの裏側 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 カメラマン:永山 亘 12→ 2020年12月17日,セガトイズから「アストロシティミニ」が発売される。 本製品は,セガなどから1984〜1994年に発売されたアーケードゲーム36タイトルと,アストロシティのテスト用基板「ドットリクン」を収録したゲーム機だ。本体価格は1万2800円(税別),関連製品の「アストロシティミニ アーケードスティック」が1万2800円,「アストロシティミニ コントロールパッド」が2780円,「アストロシティミニ ゲームセンタースタイルキット」が3980円(各税別)。そのほかセガトイズ.com限定の「ピンクボタン限定バージョン」なども存在するので,詳しい製品形態および関連製品については公式サイトを参照してほ
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