性感染症の梅毒の感染者数が急増しています。 ことし上半期に報告された感染者数は7448人と、去年の同じ時期を上回る速いペースで増加しています。 専門家は「梅毒はもはや身近な病気になったという実感だ。リスクのある性行動を取ったときなどには、積極的に検査を受けてほしい」と話しています。 ※記事の後半に梅毒の症状や注意点についてのQ&Aを掲載しています。 梅毒トレポネーマ 梅毒は主に性的な接触によって広がる細菌性の感染症で、治療せずに放置すると深刻な症状を引き起こすことがあります。また、妊婦が感染すると、死産や流産につながるリスクがあるほか、子どもが「先天梅毒」になり皮膚の異常や難聴といった症状が出るおそれもあります。 国立感染症研究所によりますと、7月2日までのことし上半期に報告された梅毒の感染者数は、全国で7448人と去年の同じ時期の1.3倍となっています。 梅毒の感染者はここ数年増加が続き