【読売新聞】1月下旬の未明。関西のある病院の救急外来には、患者が救急車で絶え間なく運ばれていた。 30歳代の男性専攻医は、もう1人の医師と治療に追われ、その間に入院患者への対応もこなす。 午後5時から約15時間、対応した患者は20人
今月3日、名古屋市内の路上で、「電動キックボード」に乗って男性と衝突し、鎖骨などを折る大けがをさせてそのまま逃げたとして、44歳の容疑者がひき逃げなどの疑いで逮捕されました。調べに対し、容疑者はぶつかって立ち去ったことを認める一方、容疑を一部否認しているということです。 逮捕されたのは名古屋市中区の無職、松崎和則容疑者(44)です。 警察によりますと、今月3日、名古屋市中区で、運転免許が必要なタイプの「電動キックボード」に無免許で乗って一方通行の道路を逆走し、40代の男性に衝突して鎖骨などを折る大けがをさせてそのまま逃げたなどとして、無免許危険運転傷害やひき逃げの疑いが持たれています。 調べに対し、松崎容疑者はぶつかって立ち去ったことを認める一方で、「自分が乗っていた電動キックボードに運転免許が必要だとは思っていなかった」などと容疑を一部否認しているということです。 電動キックボードは手軽
1日は「防災の日」。岸田文雄総理大臣も参加するなど、全国で救助訓練が行われました。 ■女性に“AED”…男性4割「ためらう」 なかでも、救命時に重要とされるのが、自動体外式除細動器「AED」。駅や学校、公共施設など人が多く集まるところに設置され、一般市民でも簡単に使える医療機器です。 ところが、ある民間企業の調査によると、男性のおよそ4割が「AED」を使うのに躊躇(ちゅうちょ)する状況があるといいます。 「目の前で知らない女性が倒れている時、AEDを使用することに抵抗を感じますか?」という問いに対して、およそ4割の男性が「できれば、女性には使いたくないと感じる」「女性であれば、AEDは使わない」と答えたということです。 AEDを使用するには、上半身を裸にして、素肌にパッドを貼る必要があると言われています。そのため、女性の服や下着を脱がせることに抵抗を感じる男性が多いというのです。 ■男性「
沖縄県の沖縄本島地域では新型コロナ用の病床使用率が100%を超えて、新型コロナ以外の病床もひっ迫し、けがや急病で入院することも難しくなっていて、医師は「私たちにとっては絶望的な状況だ」と惨状を訴えています。 NHKは、新型コロナの感染者の対応に当たっている沖縄県豊見城市の「友愛医療センター」が15日に撮影した映像の提供を受けました。 映像からは、救急患者の処置を最初に行う部屋が新型コロナの患者で埋まり、新型コロナ以外の患者を別のスペースに運ぶ様子や、医師らが対応を相談する様子が見て取れます。 このなかで、医師は救急隊からの電話に対し「ERがいっぱい。入院は約束できない」と本人に伝えるよう指示していました。 病院によりますと、新型コロナ患者向けに確保している病床は16日午後4時半の時点で、 ▽軽症と中等症の24床 ▽重症の4床の、 すべてが埋まっているということです。 コロナ以外の病床もひっ
第7波の流行により医療体制が逼迫する中、政府は7月29日に追加の対策を発表しました。 この中で、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人、その家族に行動の自粛を求めています。 果たしてこの対策は妥当なのでしょうか? 第7波の新規感染者数は引き続き増加している新型コロナ新規感染者数の推移(厚生労働省. データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-より) 新型コロナ新規感染者数はいまだ増加を続けています。 7月28日には1日に23万人が陽性となり過去最多を記録しています。 東京都や大阪府など都市部の検査陽性率は50%を超えており、もはや完全にコントロール不能といった状況です。 新規感染者数に遅れて、いよいよ死亡者数も増加してきました。 新型コロナ死亡者数の推移(厚生労働省. データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-より) 現在、1日100人以上の人が新型コロナによって亡くなってい
お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二さんが20日午前2時ごろに頭痛を訴え救急搬送され、入院したというニュースがありました。 結果としては、前大脳動脈の解離から、くも膜下出血と脳梗塞を起こしていたということで、早期の対応が功を成した例であったと考えます。救急医としては、深夜でもためらわずに救急要請してくれた山口もえさんの判断を称えたいと思います。今回は、脳卒中対応についてまとめてみます。脳卒中とは?どんな症状があったときに救急要請すれば良いでしょうか? 最初にポイントを書いておきます ●脳卒中には脳梗塞、脳出血、くも膜下出血がある ●動脈解離は動脈壁が裂けて血液が壁の中に入り込んでしまう疾患 ●「突然」の「頭痛」「麻痺」「意識障害」では救急要請を! 脳卒中とはまずは脳卒中という言葉について説明しておきます。卒中という言葉は、「卒:突然、にわかに」「中:あたる」ということで、突然具合が悪くなる様を
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