韓米FTA批准案が22日、韓国の国会本会議を通過した。この日、ハンナラ党の議員たちは、国会本会議場を奇襲占拠し、在籍議員295人中170人が出席する中、賛成151人、反対7人、棄権12人で批准案を通過させた。 これについて野党議員たちは「ごり押し処理」として強力に反発しており、批准案の効力の是非をめぐって衝突が避けられない見通しだ。 一方、民主労働党の金先東(キム・ソンドン)議員は、この日、ハンナラ党の批准案の強行処理を阻止するため、催涙弾を投げつけた。催涙弾が投げられると、本会議場の議長席周辺は修羅場となり、表決処理が遅延した。 【関連記事】 【社説】火がついたFTA戦争 「先に動いた者が勝者」 【社説】米中の角逐戦、目を閉じ耳をふさぐのか 李大統領「米国は最も重要な自由貿易相手」 根拠もなく自信に満ちたKDIの「韓米FTA報告書」 【社説】韓日中FTA、前向きに検討する