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短歌に関するwhite_cakeのブックマーク (1)

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    「平成万葉集」1000首作品(短歌) 年齢 【北海道】 ひっそりとオオウバユリの立ち枯れは林の中に群れて春待つ 耳遠く人の心も遠ざかり崩れゆくものの危うさにあり ことさらにかそけき音す氷室より少年のまま神は去りにき 盧溝橋は雪降る頃かと叔母の言ふその夫ねむる遥かな国を 前期とか後期と世間をにぎわせて主役の我等が晩年を生きる 寂しさとう水を湛えて生きおればときにひたひた揺れる音する 初春の光にむかひて静かなる鉢の八つ手の青き清けさ 風の声草の穂波の搖れる野に麦蕎帽子のわがひとり言 ラジオからの「末期高齢」の言葉聞きくすっと笑う病みたる夫は 狭き部屋行き交うごとに夫の背に少しふれたい寂しい日には 丹頂の舞い鳴き伴を呼ぶごとく競ふがごとく遊ぶがごとく ほの明る障子の部屋に緬羊の毛を紡ぎゐるまぼろしの母 一人落ち二人落ちして盛りあがる長縄飛びに燃ゆる歓声 幾千の雁飛び立ちぬ宮嶋の朝の湖面を捲

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